【2025】カラオケでおすすめの簡単な演歌~男性歌手編
日本のふるさとのような音楽ジャンルといえば、やはり演歌が筆頭に挙げられますよね。
昭和の時代から令和の現代も歌い継がれる演歌の名曲たちは、カラオケでも根強いに人気を誇ります。
とはいえ演歌を歌うとなれば水準以上の歌唱力が求められますし、うまく歌えない……または歌ってみたいけどハードルが高そう……そんな風に感じている方も多いでしょう。
こちらの記事では、技術的に難しい曲も多い演歌の中でも比較的簡単で歌いやすい男性歌手による演歌の定番の人気曲、そして近年の楽曲も含めて紹介しています。
女性歌手のカラオケにおすすめの簡単な演歌は他の記事で紹介していますから、そちらも要チェックです!
【2025】カラオケでおすすめの簡単な演歌~男性歌手編(21〜30)
酒と泪と男と女河島英五

男女のすれ違いと感情表現の機微を、深い洞察力で描き出した社会派の名曲です。
男性は飲酒で、女性は涙で、それぞれが心の内を吐露する姿を温かな目線で見つめています。
河島英五さんが18歳の時、親戚が集まる法事の席で受けた印象から生まれた本作は、1975年11月にアルバム『人類』に収録され、1976年6月にシングルとしてリリースされました。
清酒『黄桜』のCMソングとしても知られ、オリコン週間チャートで9位を記録する大ヒットとなりました。
人生の悲しみや切なさに直面したとき、自分の心に正直に向き合いたい人にオススメしたい珠玉の名作です。
まつり北島三郎

北島三郎さんの楽曲といえば、まずこちらの『まつり』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
本作はそのタイトルが示す通り、祭りをテーマにした非常に華やかなメロディーが特徴です。
力強い演奏のため、ボーカルラインにもそういった印象を持たれやすいのですが、実は本作……。
演歌のなかでも特に音域が狭い作品なのです。
特に男性であれば、誰でも問題なく発声できるでしょう。
こぶしの登場回数も意外に少ないので、間違いなく初心者向けの演歌と言えます。
北の漁場北島三郎

強風の音を取り入れた勇ましいイントロが印象的な作品『北の漁場』。
本作は北島三郎さんが最も得意としている男歌に分類される作品です。
男歌というとシャウトを取り入れた荒々しい歌い方が一般的で、本作でもそういった要素が登場します。
ただ、本作はサビ以外ではシャウトが登場しないので、彼の作品のなかでは歌いやすい部類の男歌と言えるでしょう。
伸びやかなサビですが、意外にもロングトーンは少ないため、基礎歌唱力がなくても十分に歌えます。
こぶしも北島三郎さんの作品として控えめなので、練習曲にはもってこいの作品です。
薔薇のオルゴール前川清

1997年度の紅白歌合戦でも披露された、前川清さんのソロシンガーとしての代表曲の一つがこちらの『薔薇のオルゴール』です。
ムーディーなギターのフレーズ、聴けばすぐに覚えてしまうサビ、痛切な女心を歌う前川さんの男の色気満載な歌唱……これはもうカラオケで歌いたくなってしまうタイプの名曲ですよね。
演歌とムード歌謡の間をいくような音作りで、全体的には歌いやすいメロディラインですからど演歌が苦手という初心者の方でも取り組みやすいでしょう。
前川さんのように低音部分をはっきりと発声してかつビブラートをかけて歌うというのは意外と難しいため、低音が苦手な人には良い練習曲と言えそうですね!
ありがとうの唄吉幾三

吉幾三さんの楽曲のなかでも、特に渋いメロディーとして人気を集める名曲『ありがとうの唄』。
本作はフォークミュージックとブルースの特色が非常に強い作品で、ギターによるブルージーなチョーキングが魅力です。
もちろん、吉幾三さんの楽曲なので、ところどころに演歌の要素が登場するのですが、こぶしは1バースにつき1回ほどしか登場しません。
さらに音域も狭いため、高い声が出ない方でも問題なく歌えます。
同じボーカルラインで演奏の展開で変化を見せる楽曲なので、序盤はやや抑え気味に歌い、そこからボルテージを上げるようにして、曲全体に抑揚をつけるようにしましょう。
人は旅人山本譲二

2019年に発表されたこちらの『人は旅人』は、山本譲二さんの盟友である吉幾三さんが作詞作曲を担当した力強い「人生の応援歌」ですね。
いかにも吉幾三節といった趣のメロディを、人生の酸いも甘いも嚙み分ける歌唱で力強く歌い上げる山本さんの叱咤激励に、特に人生の中盤戦から後半戦に差し掛かった男性諸氏には突き刺さるものがあるでしょう。
一人称が省かれた歌詞であればこそ、世の男性が「自分のこと」として共感できるというのもさすがですよね。
演歌ではありますが歌謡曲的でもあり、音域の幅も平均的ですし演歌の基本的なテクニックが身に付いている方であれば難なく歌いこなせるはず。
いわゆるハチロクのリズムを意識しながら、堂々としながらも男の優しさを感じさせるように歌ってみてほしいですね。
凪か嵐か一条貫太

海洋をテーマに描かれた作品の第三弾となる本作は、波風の穏やかな時も激しい時も、たゆまぬ覚悟を持って前に進み続ける漁師の姿を力強く表現しています。
万城たかしさんの手による歌詞と、宮下健治さんが紡ぎ出すメロディが見事に調和し、一条貫太さんの伸びやかな歌声が心に響きます。
疾走感と躍動感にあふれた本作は、人生の岐路に立ったとき、新たな一歩を踏み出す勇気が必要な方に寄り添う一曲となることでしょう。