自分のお葬式で流す曲|お別れのときを自分らしく彩る珠玉の名曲
「自分のお葬式で流すならこの曲がいいな」と考えたことがありますか?
「大切な人の最期をこの曲で見送ってあげたい」という思いを抱いたことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
本記事では、自身の葬儀で流す曲や、これまで支えてきてくれた人へ感謝の思いを伝えたいときに最適な楽曲を集めました。
大ヒット曲から知られざる名曲まで幅広く選曲しましたので、お別れのときを彩る音楽をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自分のお葬式で流す曲|お別れのときを自分らしく彩る珠玉の名曲(31〜40)
涙そうそう夏川りみ

中学生時代に出場した『長崎歌謡祭』において史上最年少でグランプリを獲得し、人を癒やす力があると称される歌声で数々の名曲を歌ってきたシンガー・夏川りみさんの3作目のシングル曲。
もともとは森山良子さんの楽曲で、夏川りみさんがカバーして以降さまざまなアーティストによるカバーが発表されました。
大切な人との記憶を振り返る歌詞は、旅立つ人も残された人も涙なしでは聴けないですよね。
悲しさや寂しさも含めて個人との思い出を胸に焼き付けてくれる、お葬式をしっとりと彩ってくれるナンバーです。
交響曲 第9番 ニ短調 Op.125「合唱付き」第4楽章より「歓喜の歌」Ludwig van Beethoven

壮大なオーケストラと合唱が織りなす不朽の名作。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが、失われた聴力と闘いながら約9年の歳月をかけて完成させました。
1824年5月の初演では、聴衆から熱狂的な拍手が送られたものの、すでに耳の聴こえないベートーヴェンには気づかず、歌手に振り向かされて初めて観客の歓声を知ったという感動的なエピソードが残されています。
日本では年末に全国各地で演奏されることでも知られる本作は、人生の別れを悲しみだけでなく、それまでの道のりへの感謝と希望を込めて送り出したい、そんな心に響く1曲です。
ひこうき雲荒井由実

ユーミンの愛称で知られ、現在は松任谷由実名義で活動しているシンガーソングライター・荒井由実さんの楽曲。
1stアルバム『ひこうき雲』の表題曲となっている楽曲で、2013年にジブリ映画『風立ちぬ』の主題歌となったことから40年の時をへて再び脚光を浴びました。
空を鮮やかに彩りながらも必ず消えてしまう飛行機雲と命をリンクさせた歌詞からは、そこに確かに生きていた人の存在を改めて実感させられるのではないでしょうか。
優しいメロディーとやわらかいアレンジがお葬式の空間を包み込んでくれる、心地いいナンバーです。
川の流れのように美空ひばり

昭和の歌謡界において女王として活躍し、女優や実業家としても活躍したシンガー・美空ひばりさんの304作目のシングル曲。
美空ひばりさんの生前最後に発表されたシングル曲で、日本の歌百選にも選定されていることから世代を越えて愛されている楽曲です。
大きく流れていく人生を描いたメッセージは、その終着点となるお葬式という場所で完結することをイメージさせますよね。
残された人たちが自分との思い出を振り返りながら送り出してくれる、人生の最後を飾るにふさわしいナンバーです。
いい日旅立ち山口百恵

1970年代の歌謡曲シーンにおいてもっともレコードを売り上げた歌手でありながら、人気絶頂期に引退してしまった伝説的なシンガー・山口百恵さんの24作目のシングル曲。
日本国有鉄道による旅行誘致キャンペーンのために制作された楽曲で、累計売り上げでミリオンセラーを達成している、山口百恵さん最大のヒット曲です。
哀愁を感じさせる歌詞やメロディーは、お葬式という特別な空間でより涙を誘うかもしれませんね。
残された人たちとの思い出を胸に旅立つ日を彩ってくれる、誰もが知る往年の名曲です。
自分のお葬式で流す曲|お別れのときを自分らしく彩る珠玉の名曲(41〜50)
いつも何度でも木村弓

ライアーと呼ばれる竪琴に乗せたやわらかい歌声の弾き語りでファンの心を癒やしている大阪出身のシンガー・木村弓さんの1作目のシングル曲。
ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の主題歌に起用された楽曲で、独特の音色をフィーチャーした浮遊感のあるアレンジが心地いいですよね。
今は悲しいけれどいつかはまた会えるというメッセージは、残された人の悲しみを拭い、背中を押してくれるのではないでしょうか。
故人からの願いや残された人の決意をイメージさせる、お葬式の空間を優しく包んでくれる楽曲です。
One more time,One more chance山崎まさよし

特徴的でエモーショナルな歌声と、あらゆる楽器を演奏するマルチプレイヤーぶりでファンを魅了し続けているシンガーソングライター・山崎まさよしさんの通算4作目のシングル曲。
自身の初主演映画である『月とキャベツ』の主題歌として起用された楽曲で、山崎まさよしさんの代表曲としても知られていますよね。
ラブソングのイメージが強いですが、歌詞からはもう会えなくなってしまった大切な人への気持ちとリンクする部分も多分に感じられるのではないでしょうか。
故人へのとめどない愛情とリンクする、哀愁を感じさせるナンバーです。
おわりに
自身のお葬式を想像するのは決して楽しいものではありません。
ですが、もしも感謝やさまざまな思いをBGMでも表現したいという思いがあるのなら、ぜひ本記事を参考に、「この曲ならありがとうの思いが伝わるな」「あの曲を流してもらえたら、自分らしい最期を迎えられるな」と少しずつ選曲を進めてみてくださいね。