幼いころから民謡教室に通い三味線も学び、事務所にスカウト後に演歌歌手としてデビューの準備を進めていた中で、路線変更でアイドルとして正式にデビュー。
10年近いアイドル活動ではヒット曲も生まれましたが、25歳で改めて演歌歌手として再デビューを果たしたという異色の経歴を持つ長山洋子さん。
民謡仕込みの歌唱力やアイドル歌手時代に培ったポップスでも柔軟に歌いこなせる幅広いスタイル、津軽三味線澤田流の名取として三味線を弾きながら歌うというスタイルを築き上げた長山さんの楽曲はカラオケでも人気ですが、こちらの記事では比較的歌いやすい曲を演歌歌手時代にしぼって紹介しています。
最近長山さんに興味を持った、という方もこの機会にぜひごらんください。
【演歌元年】長山洋子の歌いやすい曲まとめ【2025】(1〜10)
倖せにしてね長山洋子

第38回日本レコード大賞優秀作品賞を受賞した、演歌歌手としての長山さんのキャリアにおける初期名曲がこちらの『倖せにしてね』です。
1996年にリリースされ、作詞に大御所の荒木とよひささんを迎えた曲で銀座ジュエリー「耀」のイメージソングとして記憶している方も多いでしょう。
演歌というよりは歌謡曲色が強い曲で、長山さんの歌唱も演歌風のテクニックも盛り込みつつ、全体的にはナチュラルに歌い上げていることもあって、演歌初心者の方には非常に歌いやすいのではないでしょうか。
サビで登場する高音部分は音程を外しやすいポイントですから、意識して歌うといいですよ。
捨てられて長山洋子

長山洋子さんの代表曲の一つで、カラオケでも断トツの人気を誇る名曲ですね!
1995年にリリースされたこちらの『捨てられて』は、1993年以降アイドル歌手から演歌歌手へと転向した長山さんの演歌歌手としての地位を決定付けた楽曲で、長山さんによる「でもね」ポーズも当時話題を集めました。
演歌ではありますがやや歌謡曲的なテイストも感じさせるタイプの曲で、細かいこぶしやビブラートなどのテクニックは随所に登場するもののそこまで難易度が高いものではないですし、極端な高音も登場しないため全体的に歌いやすい曲と言えそうです。
長山さんの曲を初めて歌う、という初心者の方にもおすすめです!
夜桜ブルース長山洋子

タイトル通り、ブルージーな雰囲気を感じさせつつ「昭和」をテーマとした長山洋子さんが2019年という令和の時代にリリースしたシングル曲です。
恋の終わりから再び前を向いて歩きだす主人公の心情を描いた歌詞は、山さんがこれまでにリリースしてきた楽曲のタイトルがいくつか登場している、というのも心憎いですよね。
演歌らしいこぶしやビブラートといったテクニックはもちろん登場しますが、軽快な雰囲気で覚えやすいメロディは音域の幅もやや狭め、音程の上下の落差も激しいものではないとうことで、全体的に難易度は低めですからぜひカラオケで歌ってみてほしいですね。
蜩長山洋子

「演歌元年」と銘打って長山さんが演歌歌手として1993年に再デビューを果たした記念すべき楽曲が、こちらの『蜩』です。
長山さんにとっては最大のヒット曲であり、TBSドラマ『命の旅路』の主題歌としての起用、同年の紅白歌合戦への出場など知名度も抜群の名曲ですね。
ハチロクのリズムで構成されたマイナー調の王道演歌といった趣で、演歌の基本的なテクニックは随所に登場します。
演歌初心者の方にとってはハードルの高い楽曲ではありますが、メロディは覚えやすいですしある程度演歌を歌い慣れている方であれば十分歌いこなせるはず。
音程の上下がやや激しいため、メロディを外しやすいという点には注意して原曲をよく聴き込んだ上で歌ってみてください。
ヨコハマ・シルエット長山洋子

1996年にリリースされたこちらの『ヨコハマ・シルエット』は、演歌ながら歌謡曲テイストもふんだんに盛り込んだ長山洋子さんのシングル曲です。
恋愛とお酒、横浜の夜……まさに演歌やムード歌謡にぴったりのテーマを、演歌歌手としてのキャリアは当時まだ3年目だった20代後半の長山さんが色っぽく歌いこなしています。
低音から裏声を使った高音まで忙しく行き来するタイプの曲で、細かい面を見れば難易度は高めではありますが、最初に述べたように歌謡曲なテイストも強いためメロディ自体は覚えやすく、日ごろ昭和歌謡に親しんでいる方であれば割と歌いやすいですよ。
サビのラスト前で息継ぎなしで歌いきる部分は、リズムも乱れやすいですから特に注意してみてください。