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ギターのスケールはペンタトニック+1で覚えていこう

Cissy Stutって7th一発だから苦手……と思っている方、多いのではないでしょうか?

今回はペンタならなんとか弾けるけど、コードにあったフレーズって全然弾けないんだよね……という方に向け、セッションですぐに使える、7thコード上でのフレーズを5つ選びそれについて解説していきます。

Cissy Strutで使えるフレーズ解説

超基本の終止フレーズ1

ハンマリングによって、マイナーペンタの音を明るい3rdの音に変えてます。

これによって、いつものペンタとなんか違う!

という雰囲気が出てきます。

最後の音はルート音です。

はじめの導入フレーズではなく、どんなペンタフレーズでも最後にこれを弾けば7thの世界観になるという優れもの。

超基本の終止フレーズ2

先ほどのフレーズとの違いは、最後の音がオクターブ上になっているだけです。

たったこれだけの差ですが、終止しながらも問いかけているような響きに激変します!

普段弾いてるフレーズも、最後の音をオクターブで移動してみてください。

全然違う世界が広がりますよ。

おしゃれな和音フレーズ

都会的なブルースのフレーズです。

ソロのフレーズでも和音はすごく効果的ですし、派手で分かりやすいです。

3つ目の音は薬指でセーハーしましょうね。

クリーントーンで弾いたらおしゃれ度MAXです(笑)。

しかしリズムがヨレたら超カッコ悪いです(泣)。

少し歌い回しが難しいので、まずはゆっくりなテンポから正確に16分音符が刻めるように練習していきましょう。

コード感満載フレーズ

まるでサックスやピアノで弾くようなフレーズです。

このフレーズだけ3拍目の16分裏から入っているということもあり少し難易度は高いです。

2番目の音と最後の音が3rdで、短いフレーズに明るい要素を詰め込んでいます。

また16分裏から入ることで他にはない軽快さが生まれ、ソロの導入〜盛り上がりのどこで使ってもバッチリハマります!

まずはメトロノームでしっかり練習!

6連駆け上がりフレーズ

ギターのスケールはペンタトニック+1で覚えていこう

「もっと速く弾きてえよ!」というあなたには6連フレーズを。

やみくもに速く弾くのではなく、1,2,3,タカタタカタとしっかり歌えるように弾いてください。

最初の2音はここまで練習したみなさんならおなじみですよね。

4番目の音が7th、最後の音は13thとなってます。

今回の記事では13thについては触れませんが「あーここも使えるんだ」と思っておいてください。

理論は後付けでいいんです。

おまけ

今回もツイッターでアンケートとってみました。

みなさんのスケール練習へのリアクションは大体こんな感じ。

まとめ

7thコードで使えるフレーズ5パターンと、練習法に関するいろいろ、いかがでしたでしょうか?

理論を勉強しよう!

という勤勉な方ほど、スケール練習のスパイラルに陥ってしまいます。

そんな時まずはよくわからなくてもコピーしてみる!

ということを思い出してみてください。

今回ご紹介した5つのフレーズは、7thコードでは常に使うことができますが、単体で弾いてもあまり意味のないものが多いです。

つまり、はじめの導入フレーズや自分が今弾けるペンタフレーズに付け加えてこそ真価を発揮するのです。

新しいフレーズを練習する時は、今自分が弾けるフレーズとの連携も常に考えていきましょう!

ライタープロフィール

副島俊樹

ギタリスト

副島俊樹

ギタリスト・ライフベンドミュージックスクール代表・SLOTH MUSIC所属。

ブルースフィールで高らかに歌うギターと、情景が思い浮かぶソングライティング。

教室経営にも力を入れ、主にセッションに関するレッスン・ワークショップを多数行っている。

ライフベンドミュージックスクールのブログ

http://lifebendmusicschool.com/blog/

ウェブサイト:http://lifebendmusicschool.com

Twitter:toshiki_soejima

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