エレキギターの音のキャラクターを左右する要素はいろいろありますが、最も手軽?
にイジれるのがピックアップ。
弦の振動を電気の信号に変換するマイクです。
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種類としては大きく分けて2種類
ストラトなどにマウントされている「シングルコイル」とレスポールなどにマウントされている「ハムバッキング」。
この二つのキャラクターの比較はまた違うページで紹介するとしてお手持ちのギターのピックアップの高さを確認してみましょう。
低すぎると音の線が細くなりパワー感が無くなります。
高すぎると弦の振動が不規則になり、うねったようなキモチわるい音になります。
試しに一回やってみるとわかるかも。
なぜ高さの調整をするのか
さて本題に入る前に基本的な事柄をいくつか。
まず、弦振動を電気信号に変える時、出力に関わってくるのが弦の振れる幅。
これが大きいと出力が上がり、小さいと低くなります。
音はそもそも空気の振動なので、振幅が大きければ音はデカイのです。
そこでこの画像を見てください。
開放弦の振幅はサドル(支点)から遠い方が大きく、近い方が小さくなりますね。
ハイポジションにいくにつれて差は縮まっていきますが、低音弦はハイポジションなどほとんど使わないので常にフロントピックアップの方が振幅が大きい状態です。
このリアP.Uとフロントピックアップの出力差を整えるために、おのおのの高さを変えてやるのがピックアップの高さ調整です。
各ポジションごとに出力を変えてあるピックアップもありますが、それでも同じ高さにセットすれば良いという訳ではなく、やはりアンプを鳴らしながらピックアップを切り替えて、耳で音量差を確認して調整します。
各ピックアップの調整方法
初心者の方のためにまず用語や仕組みなどについて説明しておきます。
ピックアップはマウントされている位置によって呼び名があります。
ブリッジに近い方をリアピックアップ、ネックに近い方をフロントピックアップ、その間にあるのをセンターピックアップと呼びます。
高さ調整は左右にあるネジを回して行います。
ピックアップがピックガードやエスカッションにマウントされているモデルは時計回りで高さが上がります。
逆回しで下がりますが、緩めすぎるとピックアップがボコッと下に落ちてしまうので注意。
ピックアップがボディーに直接ネジ止めされているタイプをダイレクトマウントと呼び、ベースに多いです。
この場合は時計方向で高さが下がり、逆で上がります。
こちらも緩め過ぎるとピックアップが外れます。
ギターでダイレクトマウントの場合、一部のモデルではピックアップ自体の高さを変えられない造りになっていることもあるので、その時はポールピース(写真3参照)を動かして調整します。
写真1:フェンダータイプのシングルコイルピックアップはピックガードマウント。
大きめのプラスドライバーで。
写真2:ハムバッキングピックアップは小さめのドライバー。
モデルによってプラスとマイナスがあります。
画像はエスカッションマウント。
写真3:ポールピースが可動式のモデルはここでも調整が可能。
弦ごとに高さを変えられる。
ピックアップの高さの目安
高さの目安は、リアピックアップの場合弦との間隔がおおむね2mm前後位。
フロントピックアップは最終フレットを押弦した時に近くなり過ぎる傾向にあるので注意して下さい。
手順としてはまずリアを先に決めて、それを基準に他を決めていく事が多いですが、機種によってはフロントを基準にリアを合わせ直します
センターピックアップは単体での使用があまりないので、僕の場合リア、フロントそれぞれのハーフトーン時の音量バランスで決めています。
画像ではリアで2.5mmほど離れてますが、このギターでは音の感じはこれくらいがちょうどよかったです。
チェックポイントは音の輪郭やオーバードライブさせた時の歪み具合とかなので、できるなら練習スタジオなどで大きな音でチェックされることをお勧めします。
初心者の方にはどういうのがイイ感じか判りにくいでしょうから大雑把に説明すると、低すぎると音がカシャカシャというか痩せた頼りない感じになります。
近いとパワー感のある音になりますが、いやにギラギラした鋭い音に聞こえるようなら高過ぎです。
まずは今の高さを覚えておいてから、マウント方法によって外れてしまわない方向に動かしてみるのが賢明かと思います。
それでは健闘を祈る!
ライタープロフィール
ギター修理専門の個人工房
RUNE GUITAR MAINTENANCE 佐藤
埼玉県にあるギターの修理専門の個人工房です。
ウェブサイト:http://www.runeguitar.com