【ロマン派のピアノ曲】発表会や演奏会の人気曲・定番曲を厳選
古典派音楽をロマン主義の精神によって発展させた、19世紀ヨーロッパを中心とする音楽「ロマン派」。
ロマン派の作品が生まれたこの時代には、フレデリック・ショパンやフランツ・リストをはじめとする多くの作曲家が、情感的かつ技巧的にも非常に難易度の高い作品を数多く残しました。
本記事では、そんなロマン派音楽のなかから、発表会や演奏会で親しまれている作品や、テレビCMや映画の挿入曲として広く知られている名曲をご紹介します!
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【ロマン派のピアノ曲】発表会や演奏会の人気曲・定番曲を厳選(1〜10)
子供の情景 Op.15 第7曲「トロイメライ」Robert Schumann

夢見心地な美しい旋律に思わずうっとりしてしまう、ロベルト・シューマンの『トロイメライ』。
子供心を描いた大人のためのピアノ作品として作曲された曲集『子供の情景 Op.15』の第7曲目に収録されている楽曲です。
曲集のなかでも特に有名なこの曲は、ピアノだけでなく、バイオリンやチェロ、フルートなど、さまざまな楽器で演奏されており、クラシックファンのみならず、多くの人の心をとらえています。
じっくり聴いて味わうもよし、ピアノで演奏してその旋律と和声の美しさにひたるもよし!
心地よいメロディとともに、穏やかなひとときを過ごしてみては?
ワルツ 第15番 Op.39-15「愛のワルツ」Johannes Brahms

ドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスは、ロマン派音楽の最高峰に位置する人物の一人。
彼の音楽は古典主義の形式美を尊重しつつ、ロマン主義的な表現力に富んでいます。
ブラームスが残した珠玉のピアノ小品集『16のワルツ』の中でも、イ長調のワルツは『愛のワルツ』という愛称で広く親しまれているピアノの名曲!
美しい旋律が印象的なこの曲は、穏やかな喜びと安らぎに満ちた雰囲気を醸し出しており、ピアノ学習者やピアニストらが好んで演奏しているだけでなく、CMや映画、ドラマなどでもたびたび使用され幅広く愛されています。
ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53 「英雄ポロネーズ」Frederic Chopin

19世紀ヨーロッパを代表する作曲家フレデリック・ショパンは、ポーランドの国民感情と結びつきの強い音楽を生み出しました。
彼の代表作『ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53』は、力強いリズムと半音階的な上昇進行、低音オクターヴによる音量効果が特徴的な傑作です。
高度な技術と詩的感性が要求されるこの曲には、ショパンの愛国心と、ポーランドの栄光への讃歌が込められているといわれています。
長きにわたり聴衆を魅了し続けている憧れのショパンの名曲に、挑戦してみては?
【ロマン派のピアノ曲】発表会や演奏会の人気曲・定番曲を厳選(11〜20)
幻想曲 ハ長調 Op.17Robert Schumann

ロマン派の巨匠、ロベルト・シューマンは、ピアノ音楽や歌曲で名高い作曲家です。
彼の代表作である『幻想曲 ハ長調 Op.17』は、クララ・ヴィークとの結婚前の複雑な感情が込められた、情熱的な愛の手紙のような役割を果たしています。
3つの楽章には、シューマンの抑制できない情感が表現され、特に第1楽章では、ベートーヴェンの『遠き恋人に寄せる歌』からの引用によって、クララへの深い慕情が感じられます。
本作は技術的にも非常に高度な作品ですが、シューマンとクララの愛を体現した美しく親密な音楽は、ロマンティックな雰囲気を楽しみたい人にオススメです。
幻想即興曲Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家、フレデリック・ショパンの4つの即興曲のうち、最初に作曲されたのがもっとも有名な『幻想即興曲』。
1音目のオクターブが鳴った瞬間、この曲だと気づく方も少なくないはずです。
左手は1拍を6等分、右手は8等分したリズムになっているため、練習し始めてしばらくは両手奏のコツをつかむのが難しいかもしれません。
しかし、練習を重ねることで、自然に拍頭を合わせられるようになるので、根気強く練習を続けてみてくださいね!
25の練習曲 Op.100 第2番「アラベスク」Johann Burgmüller

ドイツ出身のヨハン・ブルクミュラーは、子供向けのピアノ練習曲で知られる作曲家。
特に『25の練習曲 Op.100』は、今日でも愛され続けています。
そのなかでも発表会でも大人気なのが『アラベスク』。
右手の細かく速いパッセージが特徴的で、演奏者の技術的習熟度が問われます。
しかし、ただ指を動かすだけでなく、音楽的な表現力も養えるのがこの曲の魅力。
ピアノを学ぶ過程で、基礎力を定着させつつ感受性を育むのに最適な1曲です。
音楽の旅路を歩み始めたばかりの人にぜひ弾いてほしい名曲といえるでしょう。
幻想小曲集 op.12 飛翔Robert Schumann

ドイツロマン派の作曲家、ロベルト・シューマンの『幻想小曲集』の第2曲、5番目の『夜に』とともに高い人気を誇る作品です。
クラシックファンでなくとも、耳にしたことのある方の多い曲といえるのではないでしょうか。
8分の6拍子の曲でテンポも速いことから、中級の中でもハイレベルな曲といえます。
このような曲集の場合、自分が弾かない曲も通して聴いてみることで、この曲集の意図がつかみとりやすくなります。
ぜひ全曲通して聴きながら、イメージを膨らませてみてくださいね。





