コクリコ坂からの歌。主題歌・挿入歌
宮崎駿の息子、宮崎吾朗監督によって作られたのが2011年公開の「コクリコ坂から」。
昭和の日本を舞台にした、ロマン、レトロが感じられる青春ストーリーです。
時代背景には考えさせられるものがありますが、しかし肩肘の張ってない雰囲気で、その頃の日本を目で耳で味わえます。
今回この記事では「コクリコ坂から」の主題歌、挿入歌をまとめてみました。
ぜひとも、曲だけじゃなく、映画自体も観てみてください。
その方がこの記事、音楽をより楽しめますよ。
コクリコ坂からの歌。主題歌・挿入歌(21〜40)
旗手嶌 葵
「コクリコ坂から歌集」に収録されている楽曲「旗」です。
旗といえば、朝鮮戦争で機雷に触れて亡くなった船乗りの父を偲んで、毎朝海が庭に上げていましたよね。
物語を見た上でこの曲の歌詞を読んでみると、実際に旗をあげる少女の詩を書いた風間の気持ちを描いた歌のように感じます。
お父さんがやさしく見守っているようにも思えますが、それは深読みしすぎでしょうか……。
とても心に深くしみる、やさしい曲です。
春の風手嶌 葵
「コクリコ坂から歌集」より、手嶌葵の「春の風」です。
作品の中で海と俊が恋心を芽生えさせたころ、二人が兄妹ではないかというエピソードがありました。
俊は海と友達でいようとし、海もそれに従う形となりましたね。
結局俊の出生を知ることで誤解と気づいた海ですが、この曲はその際の彼女の決意を歌った曲なのかもしれません。
とても静かで、物悲しいメロディーが印象的なバラードソングですが、歌詞からはとても強い決意を感じます。
雨手嶌 葵
「コクリコ坂から歌集」に収録されている楽曲の一つ、手嶌葵の「雨」です。
歌詞もメロディーも、とても深い悲しみを感じさせる曲ですね……。
劇中で、実の兄妹だと知って呆然としている海と風間の姿が思い出されます。
「雨」は、どうにもならない事実に打ちのめされた海の叫びのような、願いのような1曲ではないでしょうか。
聴いているとかなり切ないです。
朝の通学路武部聡志
こちら、優しい気持ちになるイチオシの1曲。
コクリコ坂では、主人公たちの過去がとても大切なポイントなのですが、その大切な記憶をテーマにしています。
全体的にまったりとしたピアノバラードです。
終盤、高い音の和音がゆっくりと響くのですが、これが本当に奇麗。
聴けば聴くほどすてきな記憶を思い出しているような気がしませんか?
パーティー武部聡志

コクリコ坂では、主人公である海の家に下宿していた北斗の送迎パーティーが開催されます。
そんなパーティーに流れるのがこちらの1曲。
誰かを送り出すときって、少し切ない気持ちになりますよね。
なので、パーティーのわりにはどこか寂しさが終始ただよっています。
ミドルテンポで少し控えめのリズムが心地よい1曲。
このパーティーでの出来事もとても重要なので、ぜひ映画でチェックしてみてくださいね。