紅の豚の歌。主題歌・挿入歌
「飛ばねぇ豚はただの豚だ」というあのフレーズ、マネしたことのある人は多いんじゃないでしょうか?
この記事では1992年公開のジブリ映画「紅の豚」の主題歌や挿入歌をまとめてあります。
聴いていると真っ赤な飛行機が空を飛ぶ光景が目に浮かぶものばかりです。
主人公ポルコの、ファンシーな見た目とは裏腹な渋い男な空気感、たまりませんよね。
観たことのある人も、曲を聴けばもう一回観たくなる!
そんな名曲揃いの特集です!
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紅の豚の歌。主題歌・挿入歌(21〜25)
Doom-雲の罠-久石譲

「紅の豚」は男の夢とロマンが詰まった大人向けのハードボイルド作品だと思っています。
主人公のポルコロッソは男の憧れなのではないでしょうか?
サントラもうんとアダルティ。
シャンソンやジャズなど、渋いナンバーがめじろ押しです。
「Doom-雲の罠-」は不協和音のピアノがおしゃれ。
そして不穏な空気を感じさせます。
Partner ship久石譲

主人公ポルコ・ロッソに無理やり同行することになった相棒、フィオ・ピッコロ2人のためのナンバー。
「パートナーシップ」とは直訳すると協力関係という意味になりますが、意訳すると相棒というような意味合いです。
2人がぶつかり合いながらも、信頼しあっていく過程を描いたような楽曲で、最初は不穏なムードなのに、だんだんとゆったりとやわらくて、こころ踊る楽しげな楽曲に変化していくのです。
セピア色の写真久石譲

「紅の豚」は情熱的で少しおバカな男たちの、仕事にかける情熱や負けられない戦いの面と、女心や恋心のドラマチックな面と二つ魅力があるかっこいい映画ですが、この楽曲はその後者である、ロマンチックな部分をより表現している楽曲です。
素晴らしいジブリ映画の楽曲の中でも情緒豊かな名曲ぞろいの今作の美しいナンバーです。
ピッコロの女たち久石譲

ポルコの乗る飛行艇を作る会社「ピッコロ社」には「フィオ」はじめかわいらしいおばあちゃんまで、女性が本当にたくさん働いています。
そんな働く女性たちのパワフルさを表現した1曲で、なんとも力強く楽しいシーンで使用された楽曲です。
素晴らしいポルコの飛行艇を力を合わせて作る彼女らのことを思い、聴いてほしい1曲です。
紅の豚の歌。主題歌・挿入歌(26〜30)
夏の終わりに久石譲

映画の後半で使用される楽曲。
マンドリンの哀愁漂うメロディーと、フルートの流麗な旋律が、タイトル通りの夏の終わりを予感させる美しいナンバーです。
イタリアの地中海の明るい空や、カラッとした風を感じさせますが、どこかしらはかないものがなしさも含んでいます。
カンツォーネのニュアンスをどことなく感じさせる仕上がりです。
戦争コ゛ッコ久石譲

イメージアルバムに収録された楽曲。
イメージアルバムは本編収録曲ではないものの、「紅の豚」をイメージして作曲されているので、自分で映画のシーンを思い浮かべながら聴いてください。
「戦争ゴッコ」は物騒なタイトルとはうらはら、ゆったりとした大空を連想させる壮大な仕上がりです。
私にはバッキングのリズムが飛行艇のエンジン音に聴こえますが、皆さんはいかがですか?
紅の豚 / Porco Rosso久石譲

「帰らざる日々」という曲を久石譲自ら編曲したものです。
映画本編では未使用ですが、情景がありありと浮かんできます。
この作品が好きな人は、これを聴いたら涙が出ますね。
「紅の豚」という作品は、一見ドタバタ活劇調で、子供でもテンポの良さで楽しめるという点がありながら、このようなBGMの雰囲気や、ストーリーや主人公の渋さ、随所に盛り込まれている大人になってからでないと共感しえない側面があるところが非常に素晴らしいですね。