サイケデリズム 抹茶ドライブ。ハンドメイドのギター・オーバードライブ・エフェクター
今回はギタリスト界隈で今話題の楽器メーカー、サイケデリズムのエフェクター「抹茶ドライブ」のレビューをしたいと思います。
もくじ
楽器メーカー Psychederhythm(サイケデリズム)とは?

http://www.psychederhythm.com/1.htm
東京の渋谷区恵比寿にあるギターショップPsychederhythmでは、プロミュージシャンからの熱い要望で、オーダーメイドギター制作、エフェクターなども行っておられます。
プロミュージシャンから絶大な支持を受け続け、新しいアイデアを詰め込んだプロ使用クラスの機種が今も登場しています。
抹茶ドライブ(MATCHA DRIVE)エフェクターの魅力
見た目がレトロでとてもキュートなデザインが特徴のPsychederhythmの代表機種の抹茶ドライブは、2チャンネルのオーバードライブで2way使用になります。
2010年ぐらいから製作が始まり、徐々にプロギタリストの中で話題になっていきました。
過激に激しく歪むギターエフェクターではないですが、温かい音でなおかつサスティンがあるオーバードライブサウンド、そして扱いやすい操作性が特徴的です。
2チャンネルそれぞれ独立にON/OFFできる他、両方のチャンネルをONにしてブレンドして使用することも可能で、1台で3台分の音が作れます。
ちなみに抹茶ドライブの名付け親はギタリスト、音楽プロデューサーの佐橋佳幸さんのようです。
様々な大御所ギタリストからスタジオミュージシャンに愛用され続けている名機です。
使用ギタリスト佐橋佳幸 / 小倉博和 / 古澤衛 / 石成正人 / 高野寛 / 新井健 …など
抹茶ドライブ(MATCHA DRIVE)はこんなギタリストにおすすめです!
ギターやアンプの本来の個性を生かしたい
弾いてみてまず感じたのが、すごく低音からキメ細かい高音までしっかり出力してくれるクセのない「ワイドレンジ」サウンドに感じました。
エフェクターをたくさん繋げたりすると、音色によってはギターそのもののレンジ感が損なわれてしまうこともあるのですが、この抹茶ドライブはノイズも少なく、ギターやアンプの本来の特性を損なう事なく生かしてくれると思います。
歪みのバリエーションを増やしたい
左チャンネルは(抹茶ドライブチャンネル)はゲインが少々高めの粘り歪みサウンドで、右チャンネルは(MATCHA DRIVEチャンネル)でゲインが低めに設定されておりブースターとしても使用可能なクランチサウンドが特徴です。
この2ch使用で、これ1台でも歪みのバリエーションは増えるのですが、他のエフェクターと組み合わすことで、新たな歪みサウンドを構築することも可能です。
ソロ時のブースターはもちろん、クリーントーンでのレスポンスの強化や盛り上がるところ箇所でのONには最適です。
「LEVEL」「GAIN」「TONE」「PRESENCE」4つのシンプルなツマミで音色は状況に応じて変幻自在で、ライブ会場やセッションの場でも、操作や設定がしやすいです。
コードを弾いた時の分離感が欲しい
これはワイドレンジ感にも関係してくると思いますが、余分なもやっとした低音がなく、サウンドがすっきりしています。
ギターを歪ませていくとどうしても音の倍音が増える分、音が団子になりやすいですが、マーシャルなどの大型真空管で使用しても迫力はそのままで抜けの良いサウンドが実現できます。
スペック
バイパス方法 | トゥルーバイパス |
接続端子 | INPUT端子、OUTPUT端子、ACアダプター端子 |
電源 | ACアダプター(DC9V センターマイナス)9V電池駆動 |
縦 | 11.9cm |
横 | 11.9cm |
高さ | 3.4cm |
最後に
ハンドメイドエフェクターなので、なかなか数多く出回っていないので、楽器店などで見つけたらまず試してみることをオススメします。
完全プロ仕様なサウンドを是非体感してみてください。

http://www.psychederhythm.com
ライタープロフィール
スタジオラグ スタッフ
きんや
京都河原町三条に位置する、リハスタのスタッフです。
バンド練習に適したデッドな音響のリハーサルスタジオ。
プロによる音楽教室。
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あなたの一番店になるために「スタジオラグらしさ」を追求してまいります。
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