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Bartók Bélaの人気曲ランキング【2025】

東ヨーロッパからアフリカのアルジェリアまで、その地に根付く民俗音楽を研究するなど精力的な活動をおこなったクラシック音楽家、バルトーク・ベーラさん。

ドイツやオーストリアといった音楽の伝統を受け継ぐピアノ教師としての顔と、学問分野としての民俗音楽学を収集・分析したことでも知られています。

今回は、そんなバルトーク・ベーラさんの人気曲ランキングをご紹介しますので、西洋的でありながらもトラディショナルな音楽に身を委ねてみてはいかがでしょうか。

Bartók Bélaの人気曲ランキング【2025】(11〜20)

ピアノ・ソナタBartók Béla11

バルトーク/ピアノ・ソナタ 全楽章 ,2009コンペティション特級銀賞
ピアノ・ソナタBartók Béla

バルトークは地域の民謡を深く研究し、それを音楽に反映させて新たな音楽書法を開拓した作曲家でした。

「ピアノ・ソナタ」は、彼の書いたピアノ曲では比較的クラシックの伝統に基づいた曲です。

それでもホール・トーンなどの独特の音階が登場し、いかにもバルトーク的な音楽です。

ピアノ・ソナタ Sz.80Bartók Béla12

2023特級二次予選/バルトーク:ピアノ・ソナタ,BB88,Sz80 神原 雅治:Kanbara, Masaharu
ピアノ・ソナタ Sz.80Bartók Béla

ハンガリー出身のクラシック音楽の天才ベーラ・バルトーク。

彼は20世紀前半を代表する作曲家でありピアニスト、そして民俗音楽研究者という多彩な顔を持っていました。

彼の音楽家としての個性は、幼少期からの天賦の才に加え、20代から始めたハンガリー民謡の研究によって確立されていきました。

そんなバルトークが1926年、彼の創作活動における重要な時期「ピアノの年」に生み出したのが『ピアノ・ソナタ Sz.80』です。

この作品ではモダニズムの革新性と民俗音楽のリズムや旋律が融合し、バルトークならではのラジカルで独創的なスタイルが反映されています。

3つの楽章それぞれに、ユーモラスな歌のようなメロディや厳格な合唱のような書法、村の情景を思わせる賑やかな音楽が展開され、ピアノの可能性を追求した意欲作となっています。

クラシック音楽の新たな地平を切り開いたバルトークの真髄を、ぜひこの作品で味わってみてください。

ミクロコスモスより153番「ブルガリアのリズムによる6つの舞曲」Bartók Béla13

Béla Bartók – Mikrokosmos #153 “Six Dances in Bulgarian Rhythm (VI)” – Michel Béroff
ミクロコスモスより153番「ブルガリアのリズムによる6つの舞曲」Bartók Béla

ピアノ1つで1分半強の間に3拍+3拍+2拍構造のリズムと印象的なメロディーがつめ込まれた、それでいてシンプルで謎の高揚感に満ちたアップテンポで格好いい曲。

「ミクロコスモス」という練習曲集の1番最後にある曲です。

ルーマニア民俗舞曲Bartók Béla14

Béla Bartók: Romanian Folk Dances (from Hungary) Sz. 56 / BB 68 (audio + sheet music) [Thurzó]
ルーマニア民俗舞曲Bartók Béla

20世紀を代表するハンガリー人作曲家バルトーク。

彼は幼少期からピアニストとしての才能を発揮し、やがては民俗音楽の研究にも没頭するようになります。

そんなバルトークが1915年に作曲した『ルーマニア民俗舞曲』は、トランシルヴァニア地方のルーマニア民謡をもとにした6曲から成るピアノ組曲。

民俗舞踊の特徴を鮮やかに描写したこの作品は、西洋音楽の枠組みの中にルーマニアの民俗的要素を溶け込ませた意欲作です。

不規則なリズムやモード、極めてシンプルなメロディーなどが印象的。

民族音楽に興味のある方はもちろん、学習曲としても人気が高いのでピアノ学習者にもおすすめですよ。

子供のために 第1巻 第1番「遊んでいる子供たち」Bartók Béla15

ABRSM Piano 2015-2016 Grade 1 C:4 C4 Bartok Children at Play For Children No.1 Sheet Music
子供のために 第1巻 第1番「遊んでいる子供たち」Bartók Béla

バルトークが1908年から1909年にかけて作曲したピアノ曲集『子供のために』の中の1曲『遊んでいる子供たち』は、ハンガリー民謡に基づく軽快で楽しいメロディが特徴。

子どもたちの無邪気で活発な様子を表現しており、演奏者は民族音楽の要素と技術を学べる教育的な作品です。

芸術性と親しみやすさを兼ね備えた本作は、ピアノを学ぶ子どもたちにぴったりの1曲と言えるでしょう。