フォークデュオのグレープでメジャーデビューしたさだまさし。
「関白宣言」「防人の歌」など数々のヒット曲を生み出してきました。
日本で最も多くのソロ・コンサートを行った歌手でもあり、トークの軽妙さがテレビ・ラジオ・コンサートなどで注目されています。
そんな彼の人気曲をまとめました。
さだまさしの人気曲ランキング【2025】(1〜10)
精霊流しさだまさし1位

親しい人を失うという喪失の痛みを、優しく切ない旋律に包み込んだ音楽の祈り。
さだまさしさんが描いた哀愁漂う物語は、長崎の伝統行事をテーマに、遺された者の思いを繊細に紡ぎ出しています。
生きていた頃の大切な約束や、ともに作った思い出の品、変わりゆく家族の姿を通して、深い愛情と寂しさが胸に迫ります。
グレープが1974年4月にリリースした本作は、中京地区を中心にじわじわと広がり、オリコン2位、130万枚のヒットを記録。
2003年にはNHKドラマの主題歌として再び輝きを放ちました。
大事な人との別れを経験した方の心に、そっと寄り添う珠玉のバラードです。
親父の一番長い日さだまさし2位

他に類を見ない物語性にあふれた作詞で多くの名曲を残してきたシンガーソングライター、さだまさしさん。
こちらの『親父の一番長い日』は、さだまさしさんの楽曲のなかでも傑作と言われているものの1つで、嫁ぐ娘に対する温かい父親心を描いています。
感動的な楽曲ですが、ボーカルラインは意外にも淡々としており、複雑な音程の上下を要するようなパートは登場しません。
音域も狭い部類なので、ぜひレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?
道化師のソネットさだまさし3位

映画『翔べイカロスの翼』の主題歌として生まれた、さだまさしさんの代表作。
ピエロの笑顔の裏に隠された哀しみや、人々を笑顔にすることで自分も救われるという想いが、優しくも切ない歌声とメロディーに乗せて表現されています。
1980年2月にリリースされ、オリコンチャートで2位を記録した本作は、後にゆうちょ銀行やユーキャン通信講座のCMソングとしても起用されました。
さだまさしさんのコンサートでも欠かせないレパートリーとなっており、多くの人々の心に寄り添い続けています。
人生に悩んだ時や、誰かを励ましたい時に聴いてほしい、心温まる1曲ですよ。
いのちの理由さだまさし4位

生きる意味とその尊さ、人が存在する理由を歌った『いのちの理由』。
2009年に発表されアルバム『美しい朝』に収録された、心に染みる感動的な楽曲です。
命の大切さについて歌った作品は数多くありますが、これほど誰もが納得できる言葉でストレートに表現された歌は珍しいのではないでしょうか?
伸びやかなサビの高音は要練習ですが、この曲で大切なのは音程やリズムより、意味をかみしめながら情感豊かに歌うこと。
さだまさしさんが伝える「誰もが幸せのために生きているんだ」というメッセージを心に深く刻みながら歌ってみてくださいね。
関白宣言さだまさし5位

結婚を控えた男性の複雑な心情を、ユーモアを交えて巧みに描いた楽曲。
歌詞の中で、亭主関白を宣言しながらも、実は妻への深い愛情と尊重の念が込められています。
1979年7月にリリースされたこの曲は、TBS『ザ・ベストテン』で最高2位を記録するなど、多くの人々の心を捉えました。
コンサートでは、エンディング部分を観客と共に歌うのが恒例となっているそうですよ。
不器用な愛の形を描いた、心温まるナンバーとして、カラオケで歌うのもおすすめです。
さだまさしさんの魅力が詰まった、弾き語りにぴったりの一曲です。
遥かなるクリスマスさだまさし6位

さだまさしさんが歌うクリスマスソング、と思いきや、本当に心から考えさせられる、重いメッセージの込められた1曲です。
遠い国で起きている戦争や紛争、どうしても目をそらしてしまうようなことでも無関係ではないんだよと歌ってくれているような楽曲です。
関白失脚さだまさし7位

誰もが知る大御所アーティストであり、2020年には東京藝術大学の客員教授に就任したシンガーソングライター、さだまさしさん。
代表曲の一つである『関白宣言』の続編でありパロディとして制作された楽曲『関白失脚』は、20thアルバム『おもひで泥棒』に収録されています。
今ある幸せを守るために戦う姿を描いたリリックは、不格好でも自分の仕事をやり遂げるための勇気をくれますよね。
やわらかい歌声と哀愁のあるメロディが心を癒やしてくれる、つらいときに聴いてほしいナンバーです。