進化が止まらない!令和にリリースされたVOCALOIDの名曲
2007年にVOCALOIDの初音ミクが登場して以降、爆発的な広がりを見せてきたボカロ文化。
熱狂的なファンがいる反面、「機械が歌っているんでしょ?」という声もありますよね。
しかし、シンガーソングライターの米津玄師さんもボカロP出身ですし、シンガーのAdoさんもVOCALOID楽曲をカバーする歌い手出身であることを考えたら、現在のJ-POPシーンにおいて無視できない存在と言えるのではないでしょうか。
そこで今回は、令和の時代に進化したボカロ楽曲をご紹介します。
ファンの方はもちろん、今まで触れてこなかった方も要チェックですよ!
進化が止まらない!令和にリリースされたVOCALOIDの名曲(1〜10)
終焉逃避行柊マグネタイト

ボカロPとして注目を集める柊マグネタイトさんの楽曲。
都市的な風景と抽象的な概念を融合させた歌詞が印象的で、現実と理想の狭間で揺れ動く心情を巧みに表現しています。
2020年12月にリリースされたこの楽曲は、クラシックやロシア民謡、EDMの要素を取り入れた独特の世界観で、聴く人の心に深く響きます。
疾走感あふれるリズムと高揚感のあるメロディーは、日常から少し離れたい時や、自分自身と向き合いたい時におすすめです。
死ぬとき死ねばいいカンザキイオリ

カンザキイオリさんの楽曲は、深い哲学的な問いかけと生と死についての洞察に満ちています。
本作は、人生の意義や価値観を探求し、聴く者の心に強く響くナンバーとなっていますよね。
鏡音レンと鏡音リンのボーカロイドを起用し、エモーショナルなメロディーと力強いサウンドが融合した楽曲は、多くのリスナーの共感を呼んでいます。
2019年11月にYouTubeでMVが公開され、カラオケDAMでは同年12月から独占配信が開始されるなど、幅広い層に親しまれています。
人生の複雑さと美しさを感じたい方におすすめの一曲です。
自堕楽こめだわら

2020年5月にリリースされたこめだわらさんの楽曲は、音街ウナの独特な声質が引き立つナンバー。
現代社会の虚無感や自己嫌悪をテーマにした歌詞が、リスナーの心に深く響きます。
軽快なリズムと独特のサウンドが特徴的で、多くのカバーやアレンジが投稿されるなど、ファンの間で高い人気を誇っています。
本作は、現代の生活や人間関係の表面的な部分に焦点を当てた内容で、日々の繰り返しや人としての存在意義について深く考えさせられる一曲です。
自己矛盾や自己否定の感情が込められた歌詞は、現代社会を生きる人々の心の機微を見事に捉えていますよ。
進化が止まらない!令和にリリースされたVOCALOIDの名曲(11〜20)
霽れを待つOrangestar

Orangestarさんの楽曲は、繊細な感情表現と爽やかなメロディが特徴です。
本作は、スマートフォン向けリズムゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ!
feat. 初音ミク』のために書き下ろされ、2021年1月に発表されました。
失われた愛や過去の痛みと向き合う心情を描いた歌詞は、多くのリスナーの共感を呼んでいます。
Orangestarさんの3rdアルバム『And So Henceforth,』にも収録された本作は、ピアノを中心とした繊細なサウンドと初音ミクの透明感のある歌声が魅力的です。
青春の切ない想いに寄り添いたい時におすすめの一曲です。
「1」164

164さんの楽曲は、重厚なギターフレーズとタイトなリズム隊の一体感が特徴的。
本作はパワフルなロックサウンドが前面に押し出されており、エモーショナルなメロディと力強いギターリフが印象的です。
スマートフォン向けリズムゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ!
feat. 初音ミク』内のユニット「Leo/need」のために書き下ろされ、2021年4月にリリースされました。
未来への一歩を踏み出す勇気や、その過程での不安と希望を描いた歌詞は、夢を追う人の背中を押してくれるはずです。
自分の道を切り拓こうとしている人におすすめのナンバーですよ。
パメラバルーン

ボカコレ2021秋TOP100ランキングで1位を獲得した、バルーンさんの楽曲。
疾走感のあるメロディーと、失恋や孤独感を繊細に描写した歌詞が印象的なナンバーです。
2021年10月にリリースされ、日本テレビ系の音楽番組『バズリズム02』主催のオーディション課題曲にも選ばれるなど、話題を呼びました。
常に高い音程で複雑なメロディーラインが続くため、カラオケで挑戦するには難易度が高いかもしれませんが、あえて原曲キーで歌うことで、その難しさを楽しめるのではないでしょうか。
仲間内で誰が一番うまく歌えるか競っても面白い、ボカロ人気の勢いを象徴する作品です。
暇潰し、だれかの命卯花ロク

ダークでミステリアスな雰囲気が漂う楽曲。
初音ミクの透明感のあるボーカルと重厚なサウンドが融合し、匿名性や正義感の危うさを鋭く風刺しています。
イラストレーターの檀上大空さんがジャケットイラストを担当し、楽曲の世界観を視覚的にも表現。
2020年10月に発表された本作は、YouTube上で100万回以上の再生回数を記録。
現代社会における匿名性の問題や他者を裁くことの危険性について深く考えさせられる一曲です。
インターネット社会の闇や人間心理に興味がある方におすすめのナンバーですよ。