進化が止まらない!令和にリリースされたVOCALOIDの名曲
2007年にVOCALOIDの初音ミクが登場して以降、爆発的な広がりを見せてきたボカロ文化。
熱狂的なファンがいる反面、「機械が歌っているんでしょ?」という声もありますよね。
しかし、シンガーソングライターの米津玄師さんもボカロP出身ですし、シンガーのAdoさんもVOCALOID楽曲をカバーする歌い手出身であることを考えたら、現在のJ-POPシーンにおいて無視できない存在と言えるのではないでしょうか。
そこで今回は、令和の時代に進化したボカロ楽曲をご紹介します。
ファンの方はもちろん、今まで触れてこなかった方も要チェックですよ!
もくじ
進化が止まらない!令和にリリースされたVOCALOIDの名曲
グッバイ宣言Chinozo

2020年4月にリリースされたボカロPのChinozoさんの楽曲。
v flowerの力強い歌声を用いたロックチューンで、YouTubeで1億回以上再生されるなど大ヒットを記録しています。
家に籠ることを肯定的に捉え、孤独感と向き合う姿勢を描いた歌詞が印象的。
軽快なシンセサウンドとギターリフが織りなす疾走感あふれる曲調は、何度も聴きたくなる中毒性を秘めていますよ。
『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』などのゲームにも採用され、小説化や漫画化もされた本作。
自粛生活を前向きに捉えたい人にぴったりのナンバーです。
強風オールバックゆこぴ

令和に入って一躍人気を博したゆこぴさんの、日常の一コマを題材にした軽快でポップなナンバーです。
歌愛ユキのボーカルと中毒性のあるリコーダーのメロディーが印象的で、ユーモアたっぷりの歌詞が共感を呼びます。
本作はSNSで爆発的に広がり、YouTubeでの再生回数が1億回を超える大ヒットを記録。
日清食品のカップヌードルのCMソングとしても採用されました。
風にあおられながら外出する時や、髪型が崩れてしまった時に聴けば、気分が晴れやかになること間違いなしですよ。
神っぽいなピノキオP

その歌詞の深さと中毒性のあるサウンドで、リスナーを魅了するピノキオピーさんの楽曲。
現代社会の矛盾や人々の行動を鋭く風刺しながら、キャッチーなメロディーで包み込んでいますよね。
2021年9月に配信限定シングルとしてリリースされ、自身17曲目となるミリオン達成を果たした人気曲です。
初音ミクの透明感のある歌声と、複数の音源を組み合わせた緻密なサウンドメイキングが印象的。
SNSの影響力や自己顕示欲といった現代的なテーマを扱いつつ、多様な視点を描き出す歌詞は、深く考えさせられる内容となっています。
現代社会に疑問を感じている人や、ボカロ音楽の新たな魅力を発見したい人にぜひ聴いてほしい一曲です。
ヴァンパイアDECO*27

キャッチーなメロディーとポップなサウンドが印象的な本作は、愛に飢えた女の子の心情を巧みに表現しています。
DECO*27さんの独特な言葉遊びと感情表現が光る一曲で、愛と依存、自己犠牲といったテーマが深く掘り下げられていますね。
2021年3月にデジタルリリースされ、同日にMVも公開されました。
愛情に溺れることの危うさや心の葛藤を描いた歌詞は、恋愛に悩む人の共感を呼びそう。
強烈な感情表現が好きな方にぴったりの楽曲ではないでしょうか。
KINGKanaria

進化するボカロシーンに革命を起こしたKanariaさんの楽曲。
YouTubeで8000万回以上の再生を記録し、2021年にはBillboard JAPAN Top User Generated Songsで1位を獲得しました。
自由への願望や、恐れを忘れて王としての責任を取ることを歌った歌詞は、リスナーに強烈なエンパワーメントを与えてくれますよね。
コーラス部分で聞こえる主人公の声は、まるで自分の決断を下す勇気を与えてくれているかのよう。
自分の人生をコントロールしたい、新しいことを始めたいと思っている人に聴いてほしい、パワフルな1曲です。
死ぬとき死ねばいいカンザキイオリ

カンザキイオリさんの楽曲は、深い哲学的な問いかけと生と死についての洞察に満ちています。
本作は、人生の意義や価値観を探求し、聴く者の心に強く響くナンバーとなっていますよね。
鏡音レンと鏡音リンのボーカロイドを起用し、エモーショナルなメロディーと力強いサウンドが融合した楽曲は、多くのリスナーの共感を呼んでいます。
2019年11月にYouTubeでMVが公開され、カラオケDAMでは同年12月から独占配信が開始されるなど、幅広い層に親しまれています。
人生の複雑さと美しさを感じたい方におすすめの一曲です。