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【坂本龍一】ピアノ作品|感動&癒やしの名作をピックアップ

映画音楽から実験的なサウンドまで、ジャンルの垣根を軽やかに越え続けた「世界のサカモト」にして「教授」こと坂本龍一さん。

その膨大な作品群のなかでも、ピアノを中心に据えた楽曲は特別な輝きを放っています。

一音一音が静かに胸へ染みわたるような旋律は、日常の喧騒をふっと忘れさせてくれる力を持っているのではないでしょうか?

この記事では、多くの人に愛されている人気曲はもちろん、知る人ぞ知る隠れた名曲まで幅広くピックアップしました。

聴くたびに新しい感情と出会えるピアノ作品の数々を、ぜひじっくり味わってみてください!

【坂本龍一】ピアノ作品|感動&癒やしの名作をピックアップ(21〜30)

Ieta坂本龍一

川口春奈さん出演のコンタクトレンズのCMのために書き下ろされ、2022年にデジタルリリースされた『Ieta』。

病気療養中の坂本龍一さんが「作曲はできる」と手がけた作品です。

透明感あふれるサウンドの中に垣間見える、切なさや寂しさ、虚しさからは、病気と懸命に戦い不安を感じながらも、最後まで表現者として生き続けた坂本さんの強さを感じられます。

CM曲としてなんとなく耳にしていたという方は、これを機にじっくりこの曲の奥深さを味わってみてはいかがでしょうか。

Before Long坂本龍一

坂本龍一さんによるピアノ曲『Before Long』は、穏やかで繊細な雰囲気が魅力的な1曲。

1996年にリリースされた名盤『NEO GEO』の冒頭に収録された本作は、アメリカの音楽プロデューサー、ビル・ラズウェルさんから「前奏曲のようなものを」との依頼を受けて作られました。

優美なピアノの旋律と心地よいシンセサイザーのサウンドが織りなすメロディは、静かな時の流れを感じさせる余韻を兼ね備え、聴く者の心に深く染みわたります。

シンプルながらも、坂本龍一さん独自の音世界を存分に堪能できる1曲といえるでしょう。

Solitude坂本龍一

『Solitude』は2004年に公開された映画『トニー滝谷』のオリジナルサウンドトラックに収録された作品。

『トニー滝谷』は、村上春樹さんの短編小説を映画化した作品で、すべての作曲と演奏を坂本さんご本人が担当しています。

当初CD化の予定はありませんでしたが、映画上映後からサウンドトラックリリースへの期待が高まったことから発売が決定。

スタジオにスクリーンを持ち込み、映像を観ながら即興で収録する独特な手法で生まれた本曲からは、坂本さんの心の叫びのようなものが生き生きと感じられます。

Aqua坂本龍一

『Aqua』は、2001年11月にリリースされた坂本龍一さんのニューエイジアルバム『BTTB』に収録された美しいピアノソロ曲です。

当初は娘の坂本美雨さんのアルバムに収録する予定でしたが、カバーバージョンのほうが先に世に出たという珍しい作品です。

シンプルなコード進行で構成されたメロディは心に染みわたり、静けさに満ちた優雅な世界観を醸し出します。

2023年公開の映画『怪物』ではサウンドトラックとしても活躍し、心を大きく揺さぶる1曲となっています。

穏やかで繊細な曲想が特徴なので、ゆったりと落ち着いた空間で演奏するのがオススメです。

Mizu no Naka no Bagatelle坂本龍一

日本が世界に誇る作曲家、坂本龍一さん。

『Mizu no Naka no Bagatelle』は、2020年12月12日のオンラインピアノソロライブで演奏された楽曲で、同ライブの音源をアルバム化した『Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020』にも収録されています。

坂本さんによるベスト選曲の一部とされる本作は、歌詞がないインストゥルメンタル曲。

情景を想像する中で、坂本さんの繊細かつ豊かな感性が音楽を通して伝わってくるのを感じられるでしょう。

ピアノでも弾くことのできる本作の美しさをぜひとも体感してみてください。

The Sheltering Sky坂本龍一

坂本龍一さんのピアノ作品の中でも高い人気を誇るのが、映画『砂の惑星』のテーマ曲として制作された『The Sheltering Sky』。

繊細で感情的なピアノの旋律とアンビエントなサウンドスケープが印象的で、坂本さん独特の音楽性が色濃く反映された1曲です。

広大な砂漠の景観や登場人物たちの孤独を見事に表現しており、聴く者の心に残る名曲として今なお愛され続けています。

切ないメロディに思わず涙してしまいそうになる……そんなロマンチックな曲調は、ピアノを弾きながら自分だけの世界観に浸るのにぴったり。

ゆったりとしたテンポで音数も多くないので、初心者でも気軽に挑戦できるのが嬉しいポイントです。

映画のワンシーンを思い浮かべながら、あなただけの『The Sheltering Sky』を奏でてみませんか?

a flower is not a flower坂本龍一

坂本龍一さんが1997年に発表した『A Flower Is Not A Flower』は、彼の豊かなディスコグラフィーの中でも特別な作品の一つといえるでしょう。

この曲は台北生まれの二胡奏者ケニー・ウェンさんのアルバムに提供されたもので、後に坂本さんの代表作を集めたアルバム『ベリー・ベスト・オブ・グート』にも収録されています。

坂本さんの音楽性は多岐にわたり、『A Flower Is Not A Flower』もまた彼の実験的なアプローチを反映した作品。

「花は花ではない」という中国のことわざから生まれたタイトルが示すように、この曲は物事の本質を探求し、聴く人それぞれに異なる感情や考えを喚起するでしょう。

Amore坂本龍一

1989年にリリースされた坂本龍一さんのオリジナルアルバム『ビューティー』の収録曲『Amore』は、もともと『アンドゥ』のタイトルで発表されていたトラックに、ボーカルやエレクトリック・ギターを加えた作品。

映画『ラストエンペラー』を手掛けたことで知られるイギリスの映画監督、ジェレミー・トーマスに聴かせたところ「アモーレ、アモーレ」と歌詞をつけて歌い出したことから「絶対に歌詞付きの方がいい!」とボーカルが追加されたのだそうです。

切なさが心に染みるピアノソロバージョンもすてきですので、ぜひ聴いてみてくださいね!

Intermezzo坂本龍一

クラシック、民俗音楽、テクノポップなど、多岐にわたるジャンルで独創的な作品を生み出し続けた坂本龍一さん。

アルバム『BTTB』に収録されている『Intermezzo』は、ロマン派の作曲家ヨハネス・ブラームスの『インテルメッツォ』をイメージさせる曲想で知られる、坂本さんならではの解釈と工夫が随所に光る1曲です。

子供の頃からブラームスの音楽性が好きだったという坂本さん。

テクノポップでも世界的ヒット曲を生み出してきた彼ですが、こういったクラシック音楽をルーツに持つ名曲も必聴ですよ。

andante坂本龍一

作曲家・坂本龍一さんの最晩年のアルバム『12』に収録された『andante』は、生の鼓動を感じさせるようなシンプルで美しいピアノ作品です。

「andante」は「ゆっくりと、穏やかに」という意味を持つ言葉で、この曲の世界観を的確に表現しています。

寂しげなメロディからは、坂本さんの闘病生活に向き合う姿勢が垣間見え、まるでその心の機微を音で表したかのよう。

一貫したテンポと余韻の残るタッチにより、曲の持つ優雅な気品が際立っています。

生命力あふれる旋律と静寂が同居し、聴く人をめい想的な世界へと導く、生と死について考えさせられる作品といえるでしょう。

おわりに

坂本さんのピアノ曲には、誰もが口ずさめる人気曲から、ふとした瞬間に心をつかむ隠れた名曲まで、奥深い世界が広がっています。

一つひとつの旋律に宿る繊細な感情は、聴くたびに異なる表情を見せてくれるものです。

気になる作品があれば、ぜひ静かな時間にじっくり耳を傾けてみてください。

きっと新たなお気に入りの一曲に出会えるはずです。