みんなで楽しく、お口の運動!
小学生にぜひチャレンジしてほしい早口言葉をまとめてみました。
文章で見ると「全然難しくないじゃん」と思ってしまうのに、いざ言うとカミカミ……早口言葉って不思議な遊びですよね!
どっちがちゃんと言えるか友だちと対決したり、自分の限界を知るために難しいものに挑戦したり、さまざまな遊び方があります!
最初はスムーズに言えなくても、がんばっているうちどんどん滑舌がよくなってくるかも?
【レク】挑戦!小学生にオススメな早口言葉まとめ(1〜10)
ブタがブタをぶったら

何かをたたくことを「ぶつ」といいますよね。
それと動物の「ブタ」をかけた早口言葉が、「ブタがブタをぶったら」です。
ぶたれるのはかわいそうですが、ブタがブタをたたいている様子を想像すると、少しかわいい感じもします。
それはさておき、「ぶ」と「た」が合わせて29回も登場するので、いいにくさ満点。
途中で自分が何をいっているのか、わからなくなってしまうこと間違いなしです。
紙に書く際は、ブタのカ所にマーカーをひくなど、工夫してみましょう。
僕ボブ

早口言葉というと、複雑な文章を読むイメージが強いですよね。
しかし、中にはシンプルな早口言葉もあるんです。
それが「僕ボブ」。
ボブが人の名前なのか、髪形のことなのかはわかりませんが、とにかくシンプルです。
これを三回いうだけなのですが、意外に難しいんですよ。
「ぼ」と「ぶ」がこんがらがってしまうんです。
また、簡単そうなので、より早く読もうとしてしまうのも、なかなかいえない一因でしょう。
まずは落ち着いて挑戦してみましょう。
新進シャンソン歌手総出演新春シャンソンショー

ききなれないフレーズが入っているのも、難しい早口言葉の特徴です。
ということで紹介したいのが「新進シャンソン歌手総出演新春シャンソンショー」。
とくに聴きなれないのは、シャンソンという言葉ですよね。
シャンソンとは、フランスにルーツを持つ音楽のことで、ジャズに近い雰囲気なんです。
この機に、シャンソンに興味を持ってみるのもいかがでしょうか。
それから、「しゃ」、「しゅ」、「しょ」とあまり使わない発音が多いのも難易度が高いといわれる一因ですね。
すもももももももものうち

同じ音が連続する珍しい早口言葉です。
そのため「すもももももももものうち」と、字で見ても何のことだかさっぱりわかりません。
実は果物の「すもも」と「もも」が同じ種類の果物だということをいっているんです。
それを踏まえると、少しだけいいやすくもなりますね。
ちなみに、すももとももはバラ科に属しているんですよ。
とすると、すもももももも、バラ科のうちというのが正しい気もします。
ぜひ、この豆知識も披露してみてくださいね。
竹薮に竹立てかけたのは

とくに難しい早口言葉としてよくあげられるのが「竹薮に竹立てかけたのは」です。
難しいポイントは大きく2つあります。
一つ目はその長さ。
かなりの長文なので、そもそも覚えるのが大変なんですよね。
2つ目は、「竹」と「たてかけた」が連発されること。
それぞれ単体だと難なくいえるのですが、交互に登場すると頭が混乱してしまいます。
まずは紙に書いたものを用意して、くり返し発声してみましょう。
ちなみに、高竹がきとは、竹で作った柵のことなんですよ。
坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた

人によってかなり得意不得意が分かれるのが「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた」です。
いってみるとわかると思うのですが、「ぼ」や「び」「ず」など濁音が多く登場します。
この濁音が苦手ではない方は、なんなくいえてしまいます。
コツは、濁音に力を入れて発音することです。
まずは一節ごとに区切って練習してみてはいかがでしょうか。
そもそもですが、この早口言葉は、折り目がある屏風に絵をうまく描いた凄さを表しているんですよ。
親亀、子亀、孫亀

親と子と孫という三代の亀を表現しただけの早口言葉、それぞれの言葉も短いので言いやすそうなイメージですよね。
複雑な情景描写はありませんが、三代の亀ということで年齢の違いは伝わるので、サイズの違う亀がならんでいる姿が思い浮かびますよね。
早口言葉としては最後の「孫亀」が重要なポイント、「孫」と「亀」のつながりで濁音が連続するので、ここが言いにくいですよね。
口の形は母音に合わせてはっきりと、そして濁音に力を込めることも大切かもしれませんね。