「ウルトラマン」「太陽にほえろ」「8時だョ!
全員集合」―昭和のテレビ番組には、世代を超えて愛され続ける名作がたくさんありました。
白黒からカラーテレビへの移行期に生まれた懐かしの特撮ヒーロー、笑いと感動が詰まったドラマ、そして誰もが知っているバラエティ番組など、昭和という時代ならではの魅力的な作品が数多く残されています。
当時を知る方も、新しく発見する方も、心に残る珠玉の番組の数々をご紹介していきましょう。
【昭和テレビ特集】懐かしの名作番組&思い出のヒーロー(1〜5)
ウルトラQ

『ウルトラQ』は、1966年に放送が開始された円谷プロ制作の特撮テレビドラマ。
「ウルトラマンシリーズ」の原点とも言える作品です。
怪獣や宇宙人、超常現象などが毎回登場し、謎に満ちた事件に人々が立ち向かう姿を描いています。
SFとホラー、ミステリーが融合したような独特の世界観で、当時としては画期的な映像技術やストーリーが話題に。
白黒映像ならではのおどろおどろしい雰囲気も魅力で、今なお根強いファンを持っています。
3年B組金八先生
『3年B組金八先生』は、1979年にスタートした学園ドラマ。
教師・坂本金八先生と中学生たちとの日々を描いた作品です。
思春期特有の悩みや家庭問題、社会の問題にも真っ向から向き合い、生徒一人ひとりに寄り添う金八先生の姿は、多くの視聴者の心を動かしました。
「人という字は〜」の名セリフも有名で、涙あり笑いありの感動作。
世代をこえて語り継がれる、心に残る名作ドラマです。
関連作品が多いので続けてみても楽しめるでしょう。
サザエさん
『サザエさん』は、長谷川町子さん原作のアニメで、1969年の放送開始以来、日曜の夕方に家族団らんを届けてくれています。
ドジだけど明るく元気なサザエさんを中心に、カツオ、ワカメ、タラちゃんなどの日常を描いた物語は、笑いあり、ちょっぴり考えさせられる場面あり。
どの世代にも親しまれています。
全体的には素朴で温かい雰囲気が魅力ですね。
ちなみにラストのじゃんけんコーナーは1991年10月からスタートしたんですよ。
ザ・ベストテン
『ザ・ベストテン』は、1978年から1989年まで放送された伝説の音楽ランキング番組です。
視聴者のはがき投票などをもとにしたベストテン形式で、毎週人気歌手たちが生放送で登場しました。
また黒柳徹子さんと久米宏さんの軽妙な司会や、アーティストがどんな場所からでも中継で出演する“中継システム”も人気の理由でした。
それから「今週のスポットライト」など名物コーナーも印象深いですね。
昭和の音楽シーンを語るうえで欠かせない番組といえるでしょう。
太陽にほえろ
『太陽にほえろ!』は、1972年から1986年まで放送された刑事ドラマ。
警視庁七曲署を舞台に、個性豊かな刑事たちの活躍を描きました。
ボス役の石原裕次郎さんを中心に、「ジーパン」「マカロニ」「殿下」など愛称で呼ばれる若手刑事たちが次々と登場し、それぞれのエピソードが視聴者の心をつかみました。
熱い人間ドラマ、緊迫のアクション、そして涙を誘うラスト。
昭和を代表する刑事ドラマとして今も語り継がれています。
【昭和テレビ特集】懐かしの名作番組&思い出のヒーロー(6〜10)
森田一義アワー笑っていいとも!
『森田一義アワー 笑っていいとも!』は、1982年から2014年まで放送されたお昼のバラエティ番組です。
司会はタモリさんが務めています。
平日毎日、生放送でお送りするスタイルが新鮮で、曜日ごとのレギュラーや豪華ゲスト、名物コーナーが人気を博しました。
「テレフォンショッキング」や「友達の輪」などは誰もが目にしたことがあるのではないでしょうか。
ちなみに放送開始から最終回までは全8054回。
圧巻の数字ですよね。
水戸黄門
『水戸黄門』は、1969年から長年にわたり放送された時代劇の名作で、水戸光圀公とその一行が日本各地を旅しながら、悪を懲らし人々を救っていく物語です。
「この紋所が目に入らぬか!」の決めゼリフとともに、印籠を見せて悪人を成敗する展開は毎回の見どころ。
勧善懲悪のわかりやすいストーリーと、人情味あふれる登場人物たちのやり取りが、多くの世代に親しまれてきました。
これからも日本の王道時代劇として続いていってほしいですね。