【スメタナのピアノ曲】名曲『モルダウ』の作曲家による珠玉の作品を厳選
チェコの作曲家べドルジハ・スメタナといえば、名曲『モルダウ』を含む『連作交響詩「わが祖国」』の作曲者としてご存じの方も多いはず。
管弦楽曲やオペラ作品が注目されがちなスメタナですが、実は彼自身優れたピアニストとしての一面を持っており、美しいメロディや技巧的なパッセージが特徴的なピアノ作品を数多く遺しているんです。
本記事ではそんなスメタナのピアノ曲のなかから、コンサートなどで演奏される機会の多い人気作品をご紹介します!
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もくじ
- 【スメタナのピアノ曲】名曲『モルダウ』の作曲家による珠玉の作品を厳選
- 連作交響詩「わが祖国」より第2曲「モルダウ」Bedřich Smetana
- ピアノソナタ ト短調Bedřich Smetana
- ロンドBedřich Smetana
- バガテルと即興曲 Op.6Bedřich Smetana
- アンダンテ 変ホ長調Bedřich Smetana
- 演奏会用練習曲 ハ長調 Op.12Bedřich Smetana
- 3つの詩的ポルカ Op.8Bedřich Smetana
- チェコ民謡による幻想曲Bedřich Smetana
- 「海辺にて」演奏会用エチュード 嬰ト短調 Op.17Bedřich Smetana
- ソナタBedřich Smetana
- 3つのサロン用ポルカ Op.7Bedřich Smetana
- 6つのアルバムの綴り Op.2Bedřich Smetana
- チェコ舞曲集 第2集Bedřich Smetana
- ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15Bedřich Smetana
- マクベスと魔女Bedřich Smetana
【スメタナのピアノ曲】名曲『モルダウ』の作曲家による珠玉の作品を厳選
3つの詩的ポルカ Op.8Bedřich Smetana

チェコの偉大な作曲家ベドルジハ・スメタナが、技巧と民族的要素を融合させ作り上げた『3つの詩的ポルカ Op.8』。
第1番は活発でリズミカル、第2番は短調による感慨深いムード、第3番は明るく躍動的と、3曲それぞれが異なる調性とキャラクターを持っており、若き日のスメタナの感性とチェコの民族性が色濃く反映されています。
独特の雰囲気とリズム、そしてスメタナの高い作曲技術に触れられる本作は、ピアノ愛好家はもちろん、軽快なリズムに乗ってみたい方にもオススメです。
チェコ民謡による幻想曲Bedřich Smetana

チェコ民族音楽の父とも称されるスメタナは、幼少期から音楽の才能を発揮し、チェコの文化や歴史をたたえる数々の作品を生み出しました。
『チェコ民謡による幻想曲』はチェコの民謡をもとに作曲されたピアノ独奏曲で、スメタナの愛国心と情熱が込められています。
民族的なメロディと洗練されたピアノ曲が見事に融合し、チェコの風土や人々の生活を感じさせる温かみのある楽曲に仕上がっています。
クラシック音楽ファンのみならず、民族音楽に興味がある方にもオススメの1曲です。
「海辺にて」演奏会用エチュード 嬰ト短調 Op.17Bedřich Smetana

チェコの国民的作曲家スメタナの珠玉のピアノ曲のなかでも、技巧的な美しさが際立つ『「海辺にて」演奏会用エチュード』。
本作は1861年にスウェーデン時代の経験をもとに作曲された曲で、崇拝していたフランツ・リストの影響を感じさせる超絶技巧のエチュードとなっています。
波の動きを思わせるダイナミックな音型が全編を通して繰り広げらる構成からは、スメタナの卓越したピアニストとしての才能と、祖国への深い愛情が感じられます。
特にチェコ民謡の要素を巧みに取り入れた旋律の美しさは格別。
情景を思い浮かべながら、スメタナの音楽世界に浸ってみましょう!
ソナタBedřich Smetana

チェコの偉大な作曲家、ベドルジハ・スメタナ。
オペラや交響詩で知られる一方、彼自身も優れたピアニストとして、美しい旋律と技巧的なパッセージが特徴のピアノ作品を遺しています。
若き日の1846年に作曲された『ソナタ』は、2台8手のための情熱的なピアノ作品。
ロマン派音楽の影響を色濃く感じさせながら、すでに独自の音楽性を発揮した意欲作です。
豊かな音色と繊細なタッチで、スメタナの音楽世界を存分に味わえる本作は、情熱的なロマン派音楽が好きな方、スメタナのピアノ作品の魅力を知りたい方にピッタリです!
3つのサロン用ポルカ Op.7Bedřich Smetana

チェコが生んだ偉大な作曲家、ベドルジハ・スメタナ。
彼はチェコ国民楽派の創始者とされ、母国の音楽や文化の発展に尽力しました。
『3つのサロン用ポルカ Op.7』は、スメタナが妻への思いを込めて作曲した初期のピアノ作品です。
3つのポルカはそれぞれ異なる調で書かれており、移り変わる調性はまるで、作曲当時のスメタナの複雑な心情を映し出しているかのよう。
技巧的な要素を含みつつも親しみやすいメロディが特徴的な、ピアノを学ぶ人にもオススメしたい作品です。
6つのアルバムの綴り Op.2Bedřich Smetana

『6つのアルバムの綴り Op.2』は、チェコの国民的作曲家ベドルジハ・スメタナが遺した珠玉のピアノ作品。
本作は、彼の音楽的才能と感性が詰め込まれた6つの小品から成り、それぞれが独自の表情を持ちながらも統一感のある楽曲に仕上がっています。
穏やかな歌心から生き生きとしたリズム、内省的な深みまで、多彩な感情が織り成す音楽の世界を堪能できるでしょう。
スメタナの作品を通して、19世紀のチェコの文化や精神性に触れてみてはいかがでしょうか。