【グラトリ】スノボーの技紹介と教則動画まとめ【スノーボード】
ゲレンデに行ったとき、スノーボードで雪の上を滑り降りてくるだけでなく、その途中でジャンプをしたり回っていたりと、さまざまな技を披露している方を見かけたことはありますか?
あれは平地でおこなうトリックという意味でグラウンドトリックと呼ばれており、グラトリの略称が定着しています。
この記事では、初心者からでも練習して挑戦できるグラトリの基本動作からトリックまでを一挙に紹介していきますね。
さまざまなライダーさんがアップロードしている解説動画とともに紹介していきますので、ぜひじっくりご覧になって練習してみてください。
トリック(1〜10)
トライポッド

つま先のエッジをあえて斜面にひっかけ、全体を回転させながら手をついて元のポジションへ戻すというトリックです。
エッジのひっかけ方が重要なポイントで、完全に止まってしまわない程度のひっかけ方をしっかりと意識しましょう。
トリックの名前が三脚を意味していることから、両手を斜面につけられるような体のひねり方も大切ですね。
回転のスピードがしっかりと保たれていないと転びかけのように見えてしまうので、スムーズな回転や元のポジションへのスムーズな復帰が美しさのポイントですよ。
バックサイド180

進行方向に対して後ろ向きの回転を加えて飛び上がり、板を180度回転させて着地するトリックです。
つま先ターンの姿勢を作り、そこからターンの流れへと展開、オーリーのはじき方で飛び上がって体の向きを変えます。
回転に向けて力を加えるためには目線の位置も重要で、怖がらずに目線を移動させることが体の回転力にもつながりますよ。
オーリーのはじき方だと引っ掛かってしまうという場合には両足ジャンプから徐々に体の動きを慣れていくパターンもオススメです。
バックサイドノーズプレス

ノーズを軸にして板の後ろを進行方向に90度回転させ、板を横にしたままで滑っていくというトリックです。
このまま長く滑っているとスピードも落ちて引っ掛かりやすいため、同じくノーズプレスで元の位置に戻す動きもセットでおこなうのがオススメです。
上半身をひねって板を持ち上げつつ回転させる動き、横向きになった際の角度などをしっかりと意識しましょう。
板を戻すという前提で考えると、軸足の曲げ方や角度などもつかみやすいのではないでしょうか。
ピボットフロントサイドスピン180

板の前側、ノーズを雪面につけたまま板を180度回転させて体の向きを変えるテクニックです。
ノーズにブレーキをかけ、体が前に進もうとする慣性の法則を利用して、テールを回転させています。
板を浮かせる際の方向が重要で、外側に力を加えつつブレーキをかけることでテールに回転力が加わるという手順ですね。
体をひねって反転させるというよりは、板を浮かせる足の引き上げや肩の力が大切で、反転させやすい板の角度を見つけていきましょう。
フロントサイド180

飛び上がりつつ板を180度回転させて、体の向きを反転させるテクニックです。
回転方向とは逆の方向に両肩を閉じながらしゃがみ、両肩を開きながらのオーリーで板を回転させるという手順ですね。
前足を引き上げて後ろ足を使って蹴るようにして飛び上がるイメージ、飛び上がる際のボードの向きや体のひねり方を意識しましょう。
バランスをしっかりと意識することが重要で、体をどの角度に動かしていくのか、どのタイミングで力を込めるのかがポイントですね。
フロントサイドノーズプレス

背中を進行方向に向けた状態で、ノーズを軸にして板を持ち上げて動かすというトリックです。
前に向かう力で引っ掛かってしまわないような軸への力の入れ方、板を持ち上げる際の体重移動などが重要なポイントですね。
徐々に軸へと力を加えて進行方向に背中を向けていく流れを先行動作として、そこから逆方向に体をひねって板を持ち上げて元の位置へと戻します。
軸が崩れてしまわないような肩の位置、しっかりと力が伝えられるように進行方向に目線を向けておくことも大切ですね。
リワインド

ノーズを持ち上げつつ先行方向に背中が向くように回転、板を元の位置に戻しながら着地するというトリックです。
板を90度回転させて元の位置に戻すという動きを練習してから、ノーズのかち上げを加えていくという流れがオススメですよ。
上半身をひねってそこに板を合わせていくようなイメージで、上半身から下半身への力を伝えるスピードを意識していきましょう。
あとはそこにノーズを持ち上げる力を加えれば完成、後ろ足への力の加え方、軸が崩れないような角度も重要なポイントですね。
おわりに
グラトリの基本的な動作から初級から中級程度のトリックを一挙に紹介しました。
ライダーさんたちによってYouTubeにアップロードされている解説動画とともに紹介しましたのでぜひじっくりとご覧いただき、ゲレンデで挑戦してみてくださいね!