ソウルミュージックはアメリカが生んだ素晴らしき音楽ジャンルであり、ブルースやゴスペルから発展したポピュラー音楽として音楽史に残るシンガーやアーティスト、そして多くの大ヒット曲が誕生しました。
90年代以降はネオソウルといったジャンルも登場し、ソウルミュージックの影響は20年代の現在も脈々と受け継がれているのですね。
そんなソウルミュージックに興味を持ったという特に初心者の方に向けて、代表的なシンガーやアーティストたちをまとめて紹介しています。
偉大な歌い手の「ソウル」を体験したい皆さま、ぜひチェックしてみてください!
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ソウルミュージックの偉大なシンガー・アーティストまとめ(1〜10)
Sexual HealingMarvin Gaye

ソウル・ミュージックの歴史に残る重要人物の一人であるマーヴィン・ゲイさん。
1939年にワシントンD.C.で生まれたゲイさんは、1960年代にモータウンのセッション・ドラマーとして活動を始め、後に「モータウンのプリンス」とも称された存在です。
1962年にソロ・デビューを果たすと、『Ain’t That Peculiar』や『How Sweet It Is (To Be Loved by You)』、『I Heard It Through the Grapevine』など数々の名曲を世に送り出しました。
タミー・テレルさんとのデュエット曲も大ヒットを記録。
1971年の名盤『What’s Going On』では社会問題に言及するなど、音楽性の幅を広げていきます。
生涯にわたって音楽シーンに多大な影響を与え続けたゲイさん。
その功績は今なお色あせることはありません。
I Say A Little PrayerAretha Franklin

「ソウルの女王」の異名を持つアメリカが生んだ偉大なシンガー、アレサ・フランクリンさん。
彼女の音楽性はゴスペルやブルースなどに深く根差しながらも、ソウル、R&B、ポップスまで幅広いジャンルに及びます。
1956年、18歳でレコード・デビューを果たすと、1960年代半ばからアトランティック・レコードに移籍して『I Never Loved a Man (The Way I Love You)』などの代表作を発表。
『Respect』や『(You Make Me Feel Like) A Natural Woman』といったヒット曲の数々は、今なお色あせることのない不朽の名曲として愛され続けています。
パワフルかつ情感豊かな歌声と卓越したピアノ演奏で、グラミー賞を18回受賞。
1987年にはロックの殿堂入りを果たした初の女性アーティストにもなりました。
ソウルミュージックの金字塔であり、音楽ファンなら絶対に聴いておきたい、20世紀のポピュラー音楽史に輝く歌姫です。
I Will Always Love YouWhitney Houston

「ザ・ヴォイス」と称され、音楽史に残る歌姫であるホイットニー・ヒューストンさん。
1963年、アメリカのニュージャージー州に生まれ、ゴスペル・シンガーの母親のもとで育ちます。
1985年にデビュー・アルバム『Whitney Houston』で鮮烈なデビューを飾ると、続く1987年の『Whitney』も大ヒットを記録。
1992年の映画『ボディガード』の主題歌『I Will Always Love You』は、サウンドトラックが4,200万枚を売り上げる大記録を打ち立てました。
圧倒的な歌唱力とゴスペル、ソウルを基調としたサウンドで世界中のリスナーを魅了し続けたホイットニーさん。
永遠のディーヴァとして、その歌声は色褪せることなく輝き続けるでしょう。
A Change Is Gonna ComeSam Cooke

ソウルミュージックの父と称される偉大なシンガー、サム・クックさん。
都会的で洗練されたボーカルスタイルと端正なルックスも相まって、当時から絶大な人気を誇った伝説的なソウルシンガーです。
1931年にミシシッピ州で生まれたクックさんは、もともとはゴスペルシンガーとして活躍していたのですが、1956年に「Lovable」でポップ/ソウルシンガーとして本格的なデビューを飾ります。
翌年リリースされた「You Send Me」は全米チャートの1位を獲得する大ヒットとなり、一躍スターダムに躍り出ました。
「A Change Is Gonna Come」や「Wonderful World」など数々の名曲も生み出しています。
音楽活動だけでなく、自身のレコード会社を設立するなど、アーティストの地位向上のために尽力したことでも知られています。
tragicに早すぎる死を迎えましたが、後世のミュージシャンに多大なる影響を与えた不朽の存在です。
多感な10代の頃から聴き始めると、きっと音楽の深淵を感じることができるはずです。
SuperstitionStevie Wonder

盲目というハンデを背負いながらも、幼い頃からマルチ・プレイヤーとしての才能を開花させたスティーヴィー・ワンダーさん。
シンガーソングライターとしても長きに渡って歴史に残る名曲の数々を生み出してきました。
まさに天才と呼ぶにふさわしい彼が、1963年にわずか13歳でデビューを飾って以来、『Uptight』や『Superstition』など数々のヒット曲を世に送り出してきたのです。
音楽性の幅広さゆえに、ポップスやロック、ジャズなど多岐に渡るジャンルに影響を与えてきたスティーヴィーさん。
これまでに25もの栄えあるグラミー賞を受賞するなど、輝かしい功績を残しています。
音楽を愛するすべての人に、ぜひ一度は彼の作品に触れていただきたい稀代の天才アーティストです。
(Sittin’ On) The Dock Of The BayOtis Redding

ジョージア州出身、ソウルミュージックというジャンルを確立するのにかかせない歌手の一人であるオーティス・レディングさん。
グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアさんも「オーティスのようになりたい」と公言したほどの影響力を持つ彼は、ゴスペルやブルースに影響を受けたその類まれな歌声で1960年代前半から中盤にかけて数多くのヒット曲を世に送り出しました。
1962年のデビュー曲『These Arms of Mine』で頭角を現し、『Respect』や『I’ve Been Loving You Too Long』などは今なお愛され続ける不朽の名曲となっています。
モントレー・ポップ・フェスティバルでの熱演など伝説のライブの数々は、彼の音楽性の高さを物語っているでしょう。
26歳の若さでこの世を去ってしまったのは本当に残念ですが、その音楽と歌声は永遠に色褪せることはありません。
ソウルを感じたいあなたに、ぜひオーティスさんの作品をお勧めします。
Never Too MuchLuther Vandross

ニューヨーク市マンハッタンのキップス・ベイ出身のルーサー・ヴァンドロスさん。
彼はソウルとポップ音楽界で高い評価を得た熟練したスタイリストであり、まさに「ソウル」を体現するシンガーとして知られています。
1981年のデビュー・アルバム『Never Too Much』から、その後1990年代にかけて数多くのヒット曲を生み出しましたが、中でも『Dance with My Father』は父親追悼の名曲として圧倒的な支持を集めています。
ソウル、R&B、ポップを自在に行き来するその音楽性は多彩であり、女性ボーカリストから学んだ情熱的なアプローチと優れたソングライティング能力によって生み出される楽曲は、グラミー賞を含む数々の賞に輝いてきました。
ルーサー・ヴァンドロスさんの音楽は、ソウルミュージックの真髄を知りたいすべての人々に勧められる傑作揃いです。