ソウルミュージックの偉大なシンガー・アーティストまとめ
ソウルミュージックはアメリカが生んだ素晴らしき音楽ジャンルであり、ブルースやゴスペルから発展したポピュラー音楽として音楽史に残るシンガーやアーティスト、そして多くの大ヒット曲が誕生しました。
90年代以降はネオソウルといったジャンルも登場し、ソウルミュージックの影響は20年代の現在も脈々と受け継がれているのですね。
そんなソウルミュージックに興味を持ったという特に初心者の方に向けて、代表的なシンガーやアーティストたちをまとめて紹介しています。
偉大な歌い手の「ソウル」を体験したい皆さま、ぜひチェックしてみてください!
ソウルミュージックの偉大なシンガー・アーティストまとめ(11〜20)
I Don’t Want To KnowGladys Knight

「ソウルの女帝」の異名を持つ、アメリカ出身の偉大なシンガー、グラディス・ナイトさん。
幼い頃から天性の才能を発揮し、7歳でアマチュアののど自慢大会で優勝を果たした天才シンガーなのです。
1958年、14歳の若さで親族と結成した「ザ・ピップス」の一員としてレコード・デビューを果たし、数々のヒット曲をR&Bチャートの上位にランクインさせました。
ソロとしても活動し、幅広い音楽ジャンルで才能を開花させたグラディスさん。
2021年には栄えある国家芸術勲章を受賞するなど、その功績は高く評価されています。
ソウルミュージックの歴史に輝く存在であり、ソウルを愛するすべての方に聴いてほしいアーティストですね。
Sweet LoveAnita Baker

80年代を代表するR&Bシンガーの1人であるアニタ・ベイカーさん。
アメリカのオハイオ州トレド出身で、ゴスペルやジャズ、ポップスの影響を受けた独自の音楽性を武器に、数々のヒット曲を生み出してきました。
音楽活動を本格的にスタートさせたのは1983年のデビュー・アルバム『The Songstress』からですが、ブレイクのきっかけとなったのは1986年の2ndアルバム『Rapture』でしょう。
『Sweet Love』や『Caught Up in the Rapture』などの大ヒット曲を収録したこの名盤は、全米でトップ10入りを果たし、グラミー賞も2部門で受賞。
上質なサウンドと洗練されたアニタさんの歌声は、大人のリスナーから圧倒的な支持を集めました。
その後も『Giving You the Best That I Got』など、80年代の音楽シーンに欠かせない名曲の数々をリリース。
これからR&Bを聴いてみたいという方にこそ、ぜひ彼女の作品をオススメしたいですね。
Through the FireChaka Khan

素晴らしきソウル・ミュージックを長きにわたり牽引し続けている伝説的シンガーのチャカ・カーンさん。
驚異の歌唱力を誇るチャカさんは、1970年代初頭からファンク・バンド「ルーファス」のボーカリストとして活動をスタートさせると、スティーヴィー・ワンダーさんが提供した『Tell Me Something Good』をヒットさせて一躍注目を集めます。
以降、ソロ転向した1978年にリリースした『Chaka』に収録された『I’m Every Woman』が大ヒットし、1984年のアルバム『I Feel for You』ではプリンスさんが提供したタイトル曲でグラミー賞を受賞。
類まれなパワフルなヴォーカルで聴く者を圧倒するチャカさんは、現在もなおファンを魅了し続けています。
Killing Me Softly With His SongRoberta Flack

1937年生まれ、ノースカロライナ州ブラックマウンテン出身のシンガー、ロバータ・フラックさん。
幼少期から音楽に囲まれて育ち、9歳でピアノを始め、コンサートピアニストを目指して音楽教育を学びました。
1969年のデビュー以来、ソウルミュージックを中心に活躍し、1972年のヒット曲『The First Time Ever I Saw Your Face』は映画「プレイ・ミスティ・フォー・ミー」の主題歌に抜擢。
1973年の『Killing Me Softly with His Song』は全米1位、グラミー賞最優秀レコード賞など2冠に輝きました。
「クイーン・オブ・ソウル」と称えられるアレサ・フランクリンさんやドニー・ハサウェイさんとのデュエットでも知られ、卓越した歌唱力とピアノ、クラシック音楽の素養を活かした洗練されたR&Bサウンドはジャンルを超えて愛され続けています。
音楽の神髄を感じたい全ての人に。
Being With YouSmokey Robinson

モータウンの顔とも言える人物であるスモーキー・ロビンソンさん。
アメリカ合衆国ミシガン州デトロイトで生まれたロビンソンさんは、R&Bとソウルの伝説的な歌手、ソングライター、レコードプロデューサーとして知られています。
彼は1960年代から1970年代にかけて、ミラクルズのリードシンガーとして『Shop Around』『You’ve Really Got a Hold on Me』『The Tears of a Clown』など、数多くのヒット曲を生み出しました。
ソロアーティストとしても『Being With You』『Cruisin’』などの曲で成功を収めています。
スモーキー・ロビンソンさんは1987年にグラミー賞を受賞し、同年にロックンロールの殿堂入りを果たしました。
2002年には国家芸術勲章も受章しています。
ソウルミュージックの歴史に興味がある全ての人にオススメしたいアーティストです。