【武満徹のピアノ曲】世界のタケミツが遺した珠玉の名作を厳選
1930年に生まれ、戦争に翻ろうされながらも作曲活動を続け、日本を代表する現代音楽家として歴史に名を刻んだ作曲家、武満徹さん。
不安が渦巻く世の中を象徴するかのような彼の前衛的な音楽は、難解でありながらも心をわしづかみにする不思議な魅力にあふれています。
本記事ではそんな”世界のタケミツ”が手掛けた作品のなかから、ピアノ独奏曲やピアノ用に編曲され親しまれている名曲をピックアップ!
作曲の背景や作品の特徴とともにご紹介していきます。
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【武満徹のピアノ曲】世界のタケミツが遺した珠玉の名作を厳選(11〜20)
閉じた眼 -瀧口修造の追憶に-武満徹

日本の作曲家・武満徹さんの生涯は、戦争の影に翻ろうされながらも、東洋と西洋の音楽を融合させた独自の世界を切り開いていった軌跡といえるでしょう。
彼のピアノ曲『閉じた眼』は、詩人・瀧口修造への追悼の思いを込めて書かれた静ひつでめい想的な作品。
繊細なタッチと和音の響きが生み出す幻想的な音色は、まるで絵画のようです。
武満さんの音楽を通して内省の時を過ごしたい方にぜひオススメしたい、珠玉の1曲です。
アステリズム武満徹

20世紀を代表する現代音楽の作曲家、武満徹さん。
『アステリズム』は、彼の代表作の一つに数えられるピアノ協奏曲で、オーケストラの強烈なクレッシェンドに対し、ピアノは断片的なモチーフを奏でながら全曲を締めくくります。
武満独自の手法で、西洋音楽と日本の伝統音楽が絶妙に融合された芸術性の高い作品。
静寂を重んじ、素材本来の響きを生かした音楽は、聴く者の心に深く染み入ります。
現代音楽に親しみのある方はもちろん、初めて武満作品に触れる方にもオススメしたい珠玉の1曲です。
リタニ -マイケル・ヴァイナーの追憶に-武満徹

日本を代表する作曲家、武満徹さん。
彼の作品は、日本の伝統楽器と西洋楽器を融合させた独自の音楽性で知られています。
『リタニ -マイケル・ヴァイナーの追憶に-』は、武満さんの親友であったマイケル・ヴァイナーへの追悼の意を込めて書かれたピアノ曲。
失われた楽譜を記憶をたどって再構築し、新たな命を吹き込んだ渾身の1曲です。
静ひつでありながら、温かみのある和音が印象的。
武満さんの音楽に触れたことのある方はもちろん、現代音楽に興味のある方にもオススメの作品です。
夢の引用 -Say sea, take me!-武満徹

静かな夜の空を思わせる穏やかで繊細なメロディが印象的な、武満徹さんの『夢の引用 -Say sea, take me!-』。
「ジャパン・フェスティバル 1991」委嘱作品として制作された、2台のピアノとオーケストラのための幻想的な作品です。
アメリカの詩人エミリー・ディキンスンの詩からの引用を含む副題からも、武満が想像した「夢」の世界が表現されています。
12の断片的なエピソードから成る曲は、記憶のなかに現れては消える音楽のよう。
武満らしい独特の音響と美意識を堪能できる、神秘的で美しい作品といえるでしょう。
現代音楽に興味のある方はもちろん、ピアノの音色が好きな方にもオススメです!
遮られない休息武満徹

日本を代表する現代音楽家、武満徹さん。
彼は戦争という苦難の時代を生き抜き、独自の音楽性を追求し続けました。
武満が遺した珠玉のピアノ曲のなかでも、『遮られない休息』は静寂と余韻を生かした表現が印象的。
3つの楽章からなるこの作品には、武満ならではの美意識と哲学が込められています。
静けさのなかに潜む深い感情を描き出すその音色は、聴く者の心を揺さぶります。
現代音楽に興味がある方はもちろん、日本の伝統美を感じたい方にもぜひオススメしたい作品です。
おわりに
不思議な魅力にあふれた武満徹さんのピアノ作品たち。
弾きこなすのには相当な技術と曲への理解力が必要ですが、なかには子供向けの比較的取り組みやすい作品もあります。
ピアノ演奏をとおして「武満ワールド」に浸ってみたい方は、親しみやすい小品から挑戦してみてはいかがでしょうか?


