【不朽の名作】サウンド・オブ・ミュージックの人気曲。おススメの曲
『サウンド・オブ・ミュージック』という名前自体は、実際に内容を知らない方も一度は耳にしたことがあるでしょう。
戦前から長きに渡って名作を撮り続けたロバート・ワイズ監督、イギリス出身にしてハリウッド・スターにまで上り詰めたジュリー・アンドリュースさんが主演した映画史に残る1965年作の傑作ミュージカル映画です。
ミュージカルということで、この作品には多くの名曲が歌われており、どの曲も世界中の人々に愛され続けています。
本稿では、そんな名曲の数々をまとめてご紹介しています!
前半は映画で使われた楽曲を、後半には舞台版だけで使用された曲もピックアップしていますから、作品をより深掘りしたい方も要チェックです!
【不朽の名作】サウンド・オブ・ミュージックの人気曲。おススメの曲(1〜10)
Edelweiss (エーデルワイス)The Captain and Liesl

こちらの曲は祖国オーストリアを思う気持ちが込められた曲で、このミュージカルの最後に作られた曲です。
音楽の教科書にも掲載されているので、このミュージカルの曲と知らずに歌っていた人もいらっしゃるかもしれません。
すべての曲はリチャード・ロジャースさんが作曲し、オスカー・ハマースタイン2世さんが作詞したのですが、オスカーさんが病気だったため、彼が作った最後の歌詞となりました。
亡命する前の音楽祭でトラップ大佐が弾き語りするシーンで使われています。
Goodbye Maria/ How Can Love Survive WaltzEvadne Baker, Anna Lee, Portia Nelson, Marni Nixon performing

愛らしさと優美さを兼ね備えたワルツ曲で、エヴァドネ・ベイカーさん、アンナ・リーさん、ポーシャ・ネルソンさん、マーニ・ニクソンさんによる透明感のある美しいハーモニーが印象的な作品です。
修道院のシスターたちの温かみのある歌声が溶け合い、軽やかでユーモアに満ちた雰囲気を醸し出しています。
本作は映画『The Sound of Music』のために書き下ろされ、1965年に公開された映画のサウンドトラックに収録された楽曲です。
2015年には50周年記念盤にも収録され、世代を超えて愛され続けています。
穏やかな気持ちになりたいときや、心を癒したいときにぴったりの一曲です。
LaendlerIrwin Kostal

オーストリアの伝統的なワルツをベースにした3拍子の優雅な舞曲が、映画『The Sound of Music』の中で重要なシーンを彩ります。
物語の転換点となる舞踏会で使用され、マリアさんとトラップ大佐さんの間に芽生える感情を象徴する印象的な一曲です。
アーウィン・コスタルさんによる繊細な編曲は、民族舞踊の素朴さとロマンティックな雰囲気を見事に融合させています。
1965年3月にRCAレコードから映画のサウンドトラックとして収録された本作は、その後も50周年記念盤やスーパーデラックスエディションなど、様々な形で音楽ファンに愛され続けています。
ゆったりとした優美な曲調は、心を落ち着かせたい時や、大切な人との優雅なひとときを過ごしたい時におすすめです。
【不朽の名作】サウンド・オブ・ミュージックの人気曲。おススメの曲(11〜20)
I Have Confidence (自信を持って)MARIA

修道院長にすすめられてトラップ家の家庭教師になることを心に決めたマリア。
とはいえ、不安は隠しきれないようです。
そんなマリアが修道院を出発し、トラップ家につくまでの間に歌われるのがこちらの曲です。
不安でいっぱいのヴァース部分から、吹っ切れたように自信を自分の中にたぎらせて突き進んでいくさまがかわいらしいです。
手に持っているギターケースが自分を守る武器のように見えたりもします。
これから、何かが起こる予感を感じさせる1曲です。
Edelweiss (reprise)The Captain, Maria, the Children and Chorus

映画版ではこちらの曲は2度登場しますが、2度目のシーンがこちらです。
アンコール曲のような扱いで、大衆の前でトラップ大佐によるギターの弾き語りで歌われます。
感極まって2回目を歌い続けることができなくなったトラップ大佐を手伝うようにマリアが歌い出し、子供たちもそれに続きます。
観客も続いて歌い出し、祖国への熱い思いが国民の中で盛り上がります。
それにいら立ちを感じるナチスの面々が印象的です。
愛していながら立ち去らねばならない、トラップ一家の気持ちを想像すると何とも言えない気持ちになりますね。
Something Good (何かよいこと)Maria and the Captain

こちらの曲は1965年の映画版のために作られた曲です。
当時オスカー・ハマースタイン二世さんはもうなき人となっていたため、リチャード・ロジャースさんが作詞も担当しました。
トラップ大佐と結婚することになったマリアが、自分が今までにした功徳のために、このような良いことが起こったのだ、と歌います。
夜のシーンで、マリアとトラップ大佐しか映っていないところがより繊細な効果を生み出しています。
後半ではトラップ大佐も歌います。
So Long, Farewell” (reprise)Maria, the Captain, and the children
トラップ家のパーティーで歌われた曲は、再び音楽祭の最後の曲として歌われます。
この曲が本当の亡命前のお別れの曲になること彼らトラップ一家は知っています。
出し物のようでありながら、強い覚悟が見える曲です。
一度目にこの曲が現れるときとは違い、マリアとトラップ大佐も何度もさようならと歌います。
その心中を考えるととても複雑ですよね。
見ている方も亡命がうまくいくのかどうか、ドキドキするシーンではないでしょうか。