『サウンド・オブ・ミュージック』という名前自体は、実際に内容を知らない方も一度は耳にしたことがあるでしょう。
戦前から長きに渡って名作を撮り続けたロバート・ワイズ監督、イギリス出身にしてハリウッド・スターにまで上り詰めたジュリー・アンドリュースさんが主演した映画史に残る1965年作の傑作ミュージカル映画です。
ミュージカルということで、この作品には多くの名曲が歌われており、どの曲も世界中の人々に愛され続けています。
本稿では、そんな名曲の数々をまとめてご紹介しています!
前半は映画で使われた楽曲を、後半には舞台版だけで使用された曲もピックアップしていますから、作品をより深掘りしたい方も要チェックです!
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もくじ
- 【不朽の名作】サウンド・オブ・ミュージックの人気曲。おススメの曲
- My Favorite Things (私のお気に入り)MARIA
- The Sound of Music (サウンド・オブ・ミュージック)MARIA
- Goodbye Maria/ How Can Love Survive WaltzEvadne Baker, Anna Lee, Portia Nelson, Marni Nixon performing
- LaendlerIrwin Kostal
- Climb Ev’ry Mountain (すべての山に登れ)Mother Abbess
- Sixteen Going on Seventeen (もうすぐ17才)Rolfe and Liesl
- Edelweiss (エーデルワイス)The Captain and Liesl
- The Lonely Goatherd (ひとりぼっちの山羊飼い)Maria and the Children
- Do-Re-Mi (ド・レ・ミの歌)Maria and the Children
- So Long, Farewell (さようなら、ごきげんよう)The Children
- I Have Confidence (自信を持って)MARIA
- Edelweiss (reprise)The Captain, Maria, the Children and Chorus
- No Way To Stop It (誰も止められない)Elsa, Max and the Captain
- Something Good (何かよいこと)Maria and the Captain
- So Long, Farewell” (reprise)Maria, the Captain, and the children
- Maria (マリア)Nuns Chorus
- Do-Re-Mi” (reprise)Maria, the Captain, and the children
- Morning Hymn & Alleluia (朝の讃美歌~ハレルヤ)Nuns Chorus
- Grand WaltzIrwin Kostal
- Sixteen Going on Seventeen (reprise)Maria and Liesl
- An Ordinary Couple (普通の夫婦)Maria and the Captain
- Entr’acteIrwin Kostal
- End TitlesIrwin Kostal
- Nuns and NazisIrwin Kostal
- Processional and Maria (行列聖歌とマリア)The Cast Of The Sound Of Music
- How Can Love Survive (恋の行方は)Max and Elsa
【不朽の名作】サウンド・オブ・ミュージックの人気曲。おススメの曲(1〜20)
My Favorite Things (私のお気に入り)MARIA
トラップ大佐によって厳しくしつけられていたトラップ家の子供たち。
そんな彼らに家庭教師となったマリアはやさしく寄り添います。
ある日、雷が鳴って怖がる子供たちに歌って聴かせたのがこちらの曲です。
気分がよくないときは、自分の好きなものを思いだして楽しい気分になろう、といった内容の歌です。
JR東海のテレビCM『そうだ 京都、行こう。』でも長い期間使われていたので、日本では知名度の高い曲です。
ジャズでは、ジョン・コルトレーンがソプラノサックスで演奏するこちらの曲も人気です。
The Sound of Music (サウンド・オブ・ミュージック)MARIA
ミュージカルや映画として長い間人々に愛されているサウンド・オブ・ミュージック。
そのタイトルチューンであるこちらの曲は、物語の初めにマリアがザルツブルグの山並みを背景に歌うシーンで使われています。
山並みの風景の美しさと、マリアの自然な美しさが重なり、雄大な景色とこの曲がぴったりと合ってとても印象的です。
曲は全体を通してルバートといわれる自由で一定のテンポを持たない歌い方で、それがこの自然の中を吹き抜ける風のように聴こえます。
Goodbye Maria/ How Can Love Survive WaltzEvadne Baker, Anna Lee, Portia Nelson, Marni Nixon performing

愛らしさと優美さを兼ね備えたワルツ曲で、エヴァドネ・ベイカーさん、アンナ・リーさん、ポーシャ・ネルソンさん、マーニ・ニクソンさんによる透明感のある美しいハーモニーが印象的な作品です。
修道院のシスターたちの温かみのある歌声が溶け合い、軽やかでユーモアに満ちた雰囲気を醸し出しています。
本作は映画『The Sound of Music』のために書き下ろされ、1965年に公開された映画のサウンドトラックに収録された楽曲です。
2015年には50周年記念盤にも収録され、世代を超えて愛され続けています。
穏やかな気持ちになりたいときや、心を癒したいときにぴったりの一曲です。
LaendlerIrwin Kostal

オーストリアの伝統的なワルツをベースにした3拍子の優雅な舞曲が、映画『The Sound of Music』の中で重要なシーンを彩ります。
物語の転換点となる舞踏会で使用され、マリアさんとトラップ大佐さんの間に芽生える感情を象徴する印象的な一曲です。
アーウィン・コスタルさんによる繊細な編曲は、民族舞踊の素朴さとロマンティックな雰囲気を見事に融合させています。
1965年3月にRCAレコードから映画のサウンドトラックとして収録された本作は、その後も50周年記念盤やスーパーデラックスエディションなど、様々な形で音楽ファンに愛され続けています。
ゆったりとした優美な曲調は、心を落ち着かせたい時や、大切な人との優雅なひとときを過ごしたい時におすすめです。
Climb Ev’ry Mountain (すべての山に登れ)Mother Abbess

トラップ大佐にひかれていることに気づいたマリアが屋敷を抜け出し、修道院に戻ってきたときに修道院長が歌う曲がこちらです。
修道院長はマリアに戻るようにさとして、この曲を歌います。
すべての山に登れというのは比喩ですが、最終的に山を登って亡命することを暗示している曲で、本当にうまくできているミュージカルだなと感動します。
メロディーや雰囲気がミュージカルの最初の曲、『サウンド・オブ・ミュージック』のおもかげを宿している感じがします。
Sixteen Going on Seventeen (もうすぐ17才)Rolfe and Liesl

トラップ家の長女リーズルはもう少しで17歳になる16歳。
1歳年上の電報配達人のロルフとこっそり付き合っています。
庭で二人で会っているときに歌われるのがこちらの曲です。
まだ世間での経験が少ない16歳のリーズルに対し、たった1歳年上なのに経験が豊富と語るロルフが面倒を見るよ、という歌詞はほほえましくもありかわいらしくもあります。
17歳といえば、この曲のほかにも、大人と子供の境目の年齢として歌われることが多いですよね。