【不朽の名作】サウンド・オブ・ミュージックの人気曲。おススメの曲
『サウンド・オブ・ミュージック』という名前自体は、実際に内容を知らない方も一度は耳にしたことがあるでしょう。
戦前から長きに渡って名作を撮り続けたロバート・ワイズ監督、イギリス出身にしてハリウッド・スターにまで上り詰めたジュリー・アンドリュースさんが主演した映画史に残る1965年作の傑作ミュージカル映画です。
ミュージカルということで、この作品には多くの名曲が歌われており、どの曲も世界中の人々に愛され続けています。
本稿では、そんな名曲の数々をまとめてご紹介しています!
前半は映画で使われた楽曲を、後半には舞台版だけで使用された曲もピックアップしていますから、作品をより深掘りしたい方も要チェックです!
【不朽の名作】サウンド・オブ・ミュージックの人気曲。おススメの曲(21〜30)
Entr’acteIrwin Kostal

誰もが一度は耳にしたことがある名作ミュージカル映画『The Sound of Music』の幕間音楽として印象的な一曲です。
名曲『Do-Re-Mi』や『My Favorite Things』『Edelweiss』といった作品を代表する楽曲のメロディを巧みに織り交ぜた壮大なオーケストラ・アレンジが特徴です。
アーウィン・コスタルさんの卓越した編曲技術により、原曲の魅力を最大限に引き出しながら、映画のスケール感を見事に表現しています。
本作は1965年3月にアルバム『The Sound of Music Original Motion Picture Soundtrack』に収録され公開されました。
コスタルさんの功績は高く評価され、1966年のアカデミー賞で編曲賞を受賞しています。
映画全体の世界観を堪能したい方や、オーケストラ音楽の壮大な響きを楽しみたい方にお勧めの一曲です。
Grand WaltzIrwin Kostal

映画『サウンド・オブ・ミュージック』の華麗な舞踏会シーンを彩る優美なワルツは、アーウィン・コスタルさんが手がけた見事なオーケストレーションが光る名曲です。
古き良きオーストリアの伝統と美しい旋律が織りなす3拍子のメロディーは、マリアとトラップ大佐の関係性の変化を巧みに表現しています。
1965年3月2日、RCAレコードからアルバム『The Sound of Music』のサウンドトラックの1曲として世に送り出された本作は、アカデミー賞作曲賞を含む数々の栄誉に輝きました。
ダンスパーティーなどで華やかな雰囲気を演出したい方や、クラシカルな音楽を好む方におすすめの珠玉の1曲です。
Nuns and NazisIrwin Kostal

映画『サウンド・オブ・ミュージック』のクライマックスを飾る印象的なインストゥルメンタル曲です。
修道女たちの祈りとナチスの脅威という、対照的な情景を巧みに描写した壮大なオーケストレーションが圧巻です。
静寂から緊張感へと変化する音楽の流れは、物語の展開に完璧に寄り添っています。
アーウィン・コスタルさんが音楽監督を務めた本作は、1965年の映画音楽として高い評価を受け、アカデミー賞の音楽賞を獲得しました。
2023年12月には名盤『The Sound of Music: Super Deluxe Edition』に収録され、映画ファンの間で改めて注目を集めています。
映画の世界観に浸りたい方や、クラシカルな映画音楽を楽しみたい方におすすめの一曲です。
重厚なオーケストラサウンドと緻密な音楽構成が、物語の感動をより一層引き立てています。
Processional and Maria (行列聖歌とマリア)The Cast Of The Sound Of Music

マリアがトラップ大佐と結婚する儀式のときに流れるのがこちらの曲です。
前半は式にふさわしい荘厳な曲で、その曲に乗ってマリアが堂々とした足取りで祭壇にのぼるのですが、徐々に以前修道女たちが歌っていた『マリア』という曲がその上にかぶってきて、歌が入り始めます。
歌詞の内容は最初に出てきた、困ったけど憎めないマリア、の歌詞のままなので、何とも面白く、笑いを誘います。
修道院のメンバーの温かいまなざしがいいですね。
How Can Love Survive (恋の行方は)Max and Elsa

こちらの曲は映画版では歌われていない曲の一つです。
その理由として、トラップ大佐の婚約者であったエルザの性格や好みが映画版では変えられていたことと、エルザを演じたエレノア・パーカーさんがそこまで歌うキャラクターではなかったことなどが伝えられています。
歌として使われない代わりに、パーティーのシーンでダンス音楽としてそのメロディーが演奏されているので、ミュージカル版を知っている人はアッと思うかもしれませんね。
おわりに
こうして改めて名曲の数々を聴いてみると、映画本編を見ていない方であっても何となく耳にしたことがあると感じられた人は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、何度も繰り返し見たという方にとっては少し聴いただけで名場面の一つ一つが思い浮かんでくることでしょう。
いつまでも人々の心に残る名曲に彩られた映画、そして舞台に興味を持たれたのであれば、ぜひ一度は鑑賞することをオススメしますよ!