吹奏楽コンクールにおすすめの曲
全国の吹奏楽人が目指すコンクール。
1年間そのコンクールに向けてたくさんの練習をしていますよね。
そんなコンクールで演奏するのは、部門にもよりますが、課題曲と自由曲の2曲。
課題曲は毎年発表される数曲の中から選びますが、自由曲はどのように決めていますか?
長年演奏してきた演奏し慣れた曲で挑むバンドもあれば、新しい曲で勝負するバンドもあると思いますが、どちらにせよ非常に悩みますよね。
そこで、この記事では、コンクールの自由曲にオススメの曲を厳選して紹介します。
定番の名曲、最近の人気曲などを紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
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吹奏楽コンクールにおすすめの曲(1〜10)
吹奏楽のための協奏曲高昌帥

力強く、祝祭のようなファンファーレがある「マエストーソ」。
呪術的・東洋的な冒頭のアルトフルートのソロと、禁欲的・西洋的なホルンのソロで奏でられる2つのモティーフが対比されている「プレガンド」朝鮮半島の伝統音楽で用いられるリズムを用いたユーモラスな「スケルツォーソ」。
木管楽器が愛情を込めてたっぷりと歌う「アフェットゥオーソ」。
他の楽章で用いられた音楽を織り込んだ総合的な楽章である「フェスティーヴォ」。
この5つの楽章が複雑に関連を持って分かちがたく結びついています。
交響曲第2番「キリストの受難」Ferrer Ferran

キリストの誕生から十字架に架けられ死刑となり、やがて彼の死から新たな希望が生まれるまでを壮大に描いている曲で、『キリストの受難』という曲名ではあるが、「キリストの生涯」と呼んでもいい曲です。
第1楽章「誕生~幼児虐殺~洗礼」、第2楽章「三つの誘惑」、第3楽章「聖堂到着~最後の晩餐~逮捕~判決~磔刑~希望」とそれぞれの楽章に副題が付けられています。
曲全体が、具体的な場面描写によって出来上がっており、決して抽象的な音楽ではなく、まるで映画音楽のように分りやすい作りになっています。
祝典序曲Dmitrii Dmitrievich Shostakovich

数あるショスタコーヴィチの作品の中でも人気の高い、疾走感のあふれる名曲です。
第37回ロシア革命記念日の祝典のために、ソヴィエト共産党中央委員会からの委嘱によって1954年に作曲されましたが、演奏会当日のわずか数日前になって委嘱されたため3日で作曲したと言われています。
この曲には、ショスタコーヴィチの他の作品から引用された旋律が多く見受けられ、たとえば冒頭のファンファーレは、7つのピアノ小品曲『子供のノート』の第7曲『誕生日』の冒頭から引用されています。
吹奏楽コンクールにおすすめの曲(11〜20)
民衆を導く自由の女神樽屋雅徳

フランスの有名な革命絵画を題材にした、樽屋雅徳さん作曲のドラマティックな吹奏楽曲。
抑圧からの解放を求める民衆の姿と、革命の壮大な物語が目に浮かぶような音楽です。
この楽曲では、「Liberty」と名付けられたテーマが自由の女神の象徴として何度も登場し、聴く人の心を奮い立たせます。
2000年代前半から親しまれている作品で、アルバム『樽屋雅徳作品集II~ラザロの復活』でもその感動的な演奏を聴くことが可能です。
本作はコンクールの自由曲としても人気が高く、演奏する学生たちの熱い想いを乗せて、会場を感動の渦に巻き込んできたのかもしれませんね。
何かに挑戦するあなたの背中を、力強く押してくれる一曲です。
レッドライン・タンゴJohn Mackey

強烈なドライビング・リズムで幕を開け、聴く者を一気にその世界へ引き込む「レッド・ライン・タンゴ」は、アメリカの作曲家ジョン・マッキーさんの代表作品です。
この楽曲は、もともと2003年にオーケストラのために書かれましたが、作曲者自らの手で吹奏楽版として編曲されました。
爆発的なエネルギーを放つ疾走感と、妖しく官能的なタンゴの旋律が織りなすスリリングな対比は、まるで危険な情熱そのものを音で表現しているかのようです。
2005年には権威があるSousa/Ostwald Awardを受賞し、マッキーさんの名を世界に知らしめた出世作で、アルバム『Redline Tango』に収録されています。
難易度の高さは演奏者の挑戦心をくすぐり、コンサートで披露すれば会場を熱狂させること間違いなしの1曲です。
マードックからの最後の手紙樽屋雅徳

この曲は、20世紀初頭に建造された豪華客船タイタニック号の一等航海士であったマードックにスポットが当てられています。
マードックは、船が沈む最後の瞬間まで勇敢に乗客の救出にあたった乗組員の1人です。
彼は航海中、家族に手紙を書くのが日課であり、そこには自分の近況はもちろん、家族を気遣う思いが必ずつづられていました。
そんなマードックからの「最後の手紙」に書かれていたであろう、乗客達でにぎわう船上の様子や大西洋からの美しい眺め、事故を予感させるアクシデント、彼の思いをアイリッシュ調のメロディーで描いています。
スク―ティン・オン・ハードロック~3つの即興的ジャズ風舞曲~David R. Holsinger

スウィング感があふれるジャジーなサウンドがたまらない、吹奏楽の名曲です。
アメリカの著名な作曲家David R. Holsingerさんの作品で、3つの短いスキャット風ダンスからなるエネルギッシュな組曲となっています。
寂れてしまった故郷の道を「素早く駆け抜ける」というユーモアを込めた逸話が、本作の軽快で即興的な雰囲気の源泉。
聴いているだけで体が動き出しそうです。
アルバム『The Music of Holsinger, Vol. 8』に収録されており、2012年にはドラムコーの競技会で取り上げられ、そのかっこよさで観客を魅了しました。
木管と金管がスリリングに掛け合う場面は、演奏者も聴衆も一気にテンションが上がるはず!
演奏会で目立ちたい、テクニカルな曲で沸かせたいという方にぴったりの一曲です。