RAG MusicWindMusic
素敵な吹奏楽
search

吹奏楽コンクールにおすすめの曲

全国の吹奏楽人が目指すコンクール。

1年間そのコンクールに向けてたくさんの練習をしていますよね。

そんなコンクールで演奏するのは、部門にもよりますが、課題曲と自由曲の2曲。

課題曲は毎年発表される数曲の中から選びますが、自由曲はどのように決めていますか?

長年演奏してきた演奏し慣れた曲で挑むバンドもあれば、新しい曲で勝負するバンドもあると思いますが、どちらにせよ非常に悩みますよね。

そこで、この記事では、コンクールの自由曲にオススメの曲を厳選して紹介します。

定番の名曲、最近の人気曲などを紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

吹奏楽コンクールにおすすめの曲(21〜30)

三つのジャポニスム真島俊夫

【吹奏楽】三つのジャポニスム〔05年:春日部共栄〕Les Trois Notes du Japon
三つのジャポニスム真島俊夫

この曲は非常に日本らしさが出ている曲で、日本的題材を西洋技法で表現した作品です。

この曲は3つの楽章で構成されており、それぞれに副題がつけられています。

丹頂鶴の求愛ダンスを吹奏楽でかれんに表現している「鶴が舞う」冬の渓谷を静かに流れる川に、雪がしんしんと降り続ける墨絵のような光景を描写している「雪の川」。

日本の夏に行われる情熱的な踊りや祭を表現している「祭り」。

どの曲にもソロがあり、さまざまな音色で多種多様な風景を描いている作品です。

ロマネスクJames Swearingen

穏やかで感動的なメロディーが心にグッとくる、吹奏楽曲の名曲『ロマネスク』。

吹奏楽曲を数多く手がけ、吹奏楽ファンから多くの支持を得ているアメリカの作曲家、ジェイムズ・スウェアリンジェンさんの作品です。

「吹奏楽部に入ってはじめて練習したのがこの曲だった」「毎年卒業式で演奏するお決まりの曲だった」など、吹奏楽を経験した人なら一度は演奏したことがあるといっても過言ではない有名曲です。

演奏しながら、ゆったり流れるメロディーが心の奥深くにじんわりと染みてくる心地良さを感じられるでしょう。

ミュージカル「ミスサイゴン」よりClaude-Michel Schönberg

ミュージカル「ミス・サイゴン」より/C.M.シェーンベルク (宍倉 晃)(大編成/グレード5) /Miss Saigon COMS-85004
ミュージカル「ミスサイゴン」よりClaude-Michel Schönberg

吹奏楽の演奏曲として人気のある楽曲『ミュージカル「ミスサイゴン」より』。

ジャコモ・プッチーニのオペラ『蝶々夫人』をもとにして作られたミュージカルの曲をもとにしています。

なめらかなメロディのパートが続くかと思いきや、一転し、荘厳で恐ろしさすらも感じさせるようなメロディに移り変わっていきます。

そして最後は感動的で豪華なフィナーレへ続いていく……。

こうした曲調の移り変わりはミュージカル曲の醍醐味でもありますね!

華麗なる舞曲Claude Thomas Smith

【音楽】華麗なる舞曲/C.T.スミス -Dance Folâtre/Claude T.Smith-
華麗なる舞曲Claude Thomas Smith

技術的に最も難しい曲とも評される吹奏楽の名曲、クロード・トーマス・スミスさんの『華麗なる舞曲』は、その華やかさと音の厚みが魅力的な人気曲です。

重なる金管の音色と目まぐるしく連なる木管の連符が、技術的な難易度を示しますが、楽曲のイメージは難解というより非常にキャッチーで親しみやすいものです。

パワフルな曲調は、もともと最高実力と言われるアメリカ空軍軍楽隊のために作曲されたものだからでしょうか。

吹奏楽の王道をいくようなストレートで力強いナンバーです。

バレエ音楽《中国の不思議な役人》Bartók Béla

「中国の不思議な役人」組曲/バルトーク(森田一浩)/The Miraculous Mandarin – Concert Version by Béla Bartók (arr. Morita)
バレエ音楽《中国の不思議な役人》Bartók Béla

3人のチンピラが女をおとりに強盗をたくらむという現実的な犯罪に始まるが、被害者のはずだった役人が思いもかけない異常な怪物だとわかってくるに従って、攻守が逆転し非現実的な世界に入りこんでゆく物語。

3という数字がキーワードになっており、登場人物の人数、モティーフや重要な音型が3回繰り返されるところにそれが見受けられます。

曲名にもある通り「中国」らしい音型や不協和音をどのように聴かせるかがポイントとなってきます。

大阪俗謡による幻想曲大栗裕

大阪俗謡による幻想曲 / 大栗 裕 演奏:大阪府立淀川工科高等学校
大阪俗謡による幻想曲大栗裕

「東洋のバルトーク」などと称されている日本を代表する作曲家、大栗裕の人気作品です。

1955年に指揮者である朝比奈隆のために作曲され、1956年に朝比奈隆が率いる関西交響楽団によって初演されました。

神道の神楽のような序奏の雰囲気、天神祭のだんじりはやしのリズム、都節音階、生國魂神社の夏祭りにおける獅子舞といった大阪の俗謡と西洋音楽を融合させ昇華させた1曲です。

多岐にわたる曲調でさまざまな大阪の顔を表している作品です。

序曲「祝典」Frank Erickson

高らかなファンファーレのような響きが、演奏会を華々しくいろどる、演奏会のオープニングにふさわしい序曲『祝典』。

作曲者のフランク・エリクソンさんはアメリカの作曲家で、吹奏楽向けの楽曲を多く作曲しており、この序曲『祝典』も代表的な作品のひとつです。

軽やかな導入部と、ミドルテンポのゆったりと伸びやかな中間部、そして中間部を経て、再び華やかなメロディーとテンポに戻ります。

動きのあるスリリングなエンディングが印象的。

小編成のバンドでも演奏可能なので、コンクールやコンサートなどでも広く選曲される人気楽曲です。