ロックンロールの歴史をさかのぼっていくと、必ず行きつくのがブルースです。
深掘りすればするほど奥深い魅力に気付くブルース、当サイトでもブルースの名曲や名盤を取り扱っている記事を多く掲載していますが、基本的にブルースといえばギタリストも兼ねたソロアーティストたちが思い浮かびますよね。
こちらの記事では、あえて「ブルースバンド」をテーマとした内容でお届けしています。
バンド形態となると純然たるブルースというよりはブルースロックが中心のバンドたちがやはり多く選ばれていますが、あまり知られていないグループも挙げていますから興味のある方はぜひチェックしてみてください!
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洋楽の人気ブルースバンドまとめ。ロック好きにもおすすめ!(1〜10)
Driftin’ BluesPaul Butterfield Blues Band

シカゴブルースの発展に大きな役割を果たしたバンド、それがPaul Butterfield Blues Bandです。
1963年にイリノイ州シカゴで結成されたこのグループは、ブルースとロックを融合させた独特のサウンドで注目を集めました。
1965年にデビュー・アルバム『Paul Butterfield Blues Band』をリリースし、ブルースファンだけでなくロック好きにも熱狂的に支持されたのです。
1969年のウッドストック・フェスティバルへの出演は、彼らの人気と影響力を示す出来事でした。
ハーモニカの名手Paul Butterfieldさんを中心に、Mike Bloomfieldさんらの名ギタリストを擁し、白人と黒人の混合バンドとして人種の壁を越えた音楽を奏でたのが特徴です。
ブルースの伝統を守りつつ、新しい音楽の可能性を追求した彼らの姿勢は、現代のブルースロックファンにも強く訴えかけるものがありますよ。
Whipping PostThe Allman Brothers Band

南部ロックの代表格として、ブルースやカントリーの要素を取り入れた独自の音楽性で知られるThe Allman Brothers Band。
1969年の結成以来、『At Fillmore East』や『Brothers and Sisters』といった名盤を世に送り出し、ロックの殿堂入りも果たしています。
悲劇を乗り越え、熱狂的なファンを獲得した彼らの音楽は、ブルースロックやサザンロックが好きな方はもちろん、即興演奏を楽しみたい方にもおすすめです。
1995年のロックの殿堂入りや、1996年のグラミー賞受賞など、その功績は音楽界でも高く評価されているのですよ。
All Your LoveJohn Mayall and the Bluesbreakers

ブリティッシュ・ブルースの重要人物であるジョン・メイオールさんが率いるJohn Mayall and the Blues Breakersは、1960年代のイギリスのブルース音楽シーンに大きな影響を与えたバンドです。
1963年に結成され、エリック・クラプトンやピーター・グリーンといった後に有名になるミュージシャンを輩出したことで知られています。
1966年に発表されたアルバム『Blues Breakers with Eric Clapton』は、バンドの代表作として高く評価されています。
2005年には、メイオールさんの音楽業界での長年の功績が認められ、大英帝国勲章を受勲。
約70年にわたるキャリアを通じ、ブルース音楽の発展に大きく貢献してきました。
On The Road AgainCanned Heat
1965年にロサンゼルスで結成された、ブルース・ロックの代表格と呼べるバンドです。
ブルースへの深い造詣を持つアラン・ウィルソンさんとボブ・ハイトさんが中心となって結成されました。
60年代後半には、モントレー・ポップ・フェスティバルやウッドストック・フェスティバルへの出演で一気に注目を集めます。
ブギ・ロックやモダン・エレクトリックブルースといった要素を取り入れた彼らの音楽は、後のZZ Topなどにも影響を与えたとされています。
1967年にリリースされたデビュー・アルバム『Canned Heat』以降、メンバーチェンジを繰り返しながらも長いキャリアを積み上げてきた伝説のバンドですよ。
Stop Messin’ RoundFleetwood Mac

ブリティッシュ・ブルースの流れを汲むFleetwood Macは、1967年にロンドンで結成された英米混成のロックバンドです。
当初はブルースに根ざした音楽性で人気を博し、1968年には『Albatross』でUKシングルチャート1位を獲得。
その後、リンジー・バッキンガムさんとスティーヴィー・ニックスさんの加入により、ポップロックへと転身しました。
1977年にリリースされた名盤『Rumours』は、全米チャートで31週にわたり1位を記録し、世界中で4,000万枚以上を売り上げる大ヒットに。
グラミー賞アルバム・オブ・ザ・イヤーも受賞しました。
ブルースという観点であれば、初期の作品群をぜひチェックしてみてください!
Life is hardThe Twelve Bar Bluesband

オランダ出身のThe Twelve Bar Bluesbandは、伝統的な12小節ブルースに基づいた音楽スタイルで知られるブルースバンドです。
2005年に結成され、2015年までの10年間活動した後、2022年に再結成を果たしました。
バンドの代表作には2006年発表のアルバム『The Blues Has Got Me』や2012年の『Life Is Hard』があり、ブルースの伝統を踏まえつつ独自のスタイルで聴衆の心を掴んでいます。
2023年1月には再結成後初のライブアルバムをリリースし、同年にはオマハのPlaying With Fire Festivalに出演するなど、国際的な場でも活躍しています。
CrossroadsCream

ブルース・ロックの先駆者として知られるスーパー・グループ、Creamの魅力をお伝えします。
1966年に結成された彼らは、エリック・クラプトンさん、ジャック・ブルースさん、ジンジャー・ベイカーさんという3人の名プレイヤーで構成されていました。
1968年7月にリリースされた2枚組アルバム『クリームの素晴らしき世界』は、彼らの代表作の一つとして知られています。
Creamの音楽は、ブルースをベースにしながらも、ハードなエッセンスを加えた独自のサウンドが特徴的です。
3人のメンバーが互いに一歩も引かない迫力あるアンサンブルは、多くの後続バンドに影響を与えました。
ブルースのみならずロックの歴史に興味がある方にぜひおすすめしたいバンドです。






