洋楽の人気ブルースバンドまとめ。ロック好きにもおすすめ!
ロックンロールの歴史をさかのぼっていくと、必ず行きつくのがブルースです。
深掘りすればするほど奥深い魅力に気付くブルース、当サイトでもブルースの名曲や名盤を取り扱っている記事を多く掲載していますが、基本的にブルースといえばギタリストも兼ねたソロアーティストたちが思い浮かびますよね。
こちらの記事では、あえて「ブルースバンド」をテーマとした内容でお届けしています。
バンド形態となると純然たるブルースというよりはブルースロックが中心のバンドたちがやはり多く選ばれていますが、あまり知られていないグループも挙げていますから興味のある方はぜひチェックしてみてください!
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洋楽の人気ブルースバンドまとめ。ロック好きにもおすすめ!
Couldn’t Get It RightClimax Blues Band

ブルースを基盤にしながらも、ロックやジャズ、ポップスの要素を取り入れた音楽性で知られるClimax Blues Bandは、1968年にイギリスのスタッフォードで結成されたブルースロックバンドです。
デビュー当初はブリティッシュ・ブルースを中心としていましたが、徐々にアメリカ市場を意識した音楽性へと進化。
1976年には『Couldn’t Get It Right』や『I Love You』といったヒット曲を生み出し、特にアメリカでの人気を獲得しました。
彼らの魅力は、コリン・クーパーさんの個性的なボーカルとサックス、そしてバンド全体の卓越した演奏力にあります。
ブルースファンはもちろんロック好きの方にもおすすめの、奥深い音楽性を持つバンドなのです。
ChevroletRobben Ford & The Blue Line

ブルース、ジャズ、ロックの要素を融合させた独自のサウンドで知られるアメリカのギタリスト、ロベン・フォードさんを中心に結成されたバンドです。
1992年にデビューアルバム『Robben Ford & The Blue Line』をリリースし、続く『Mystic Mile』はグラミー賞にノミネートされるなど高い評価を得ました。
フォードさんの卓越したギタープレイと歌唱、ベーシストのロスコー・ベックさんとドラマーのトム・ブレクトラインさんによる強力なリズム隊が特徴的で、1996年のヨシズでのライブは伝説的な演奏として知られています。
ブルースをベースにしながらも、ジャズやロックの要素を取り入れた幅広い音楽性は、純粋なブルース愛好家だけでなく、ロック好きの方にもおすすめの魅力的なバンドです。
Life is hardThe Twelve Bar Bluesband

オランダ出身のThe Twelve Bar Bluesbandは、伝統的な12小節ブルースに基づいた音楽スタイルで知られるブルースバンドです。
2005年に結成され、2015年までの10年間活動した後、2022年に再結成を果たしました。
バンドの代表作には2006年発表のアルバム『The Blues Has Got Me』や2012年の『Life Is Hard』があり、ブルースの伝統を踏まえつつ独自のスタイルで聴衆の心を掴んでいます。
2023年1月には再結成後初のライブアルバムをリリースし、同年にはオマハのPlaying With Fire Festivalに出演するなど、国際的な場でも活躍しています。
Come See About MeTedeschi Trucks Band

2010年に結成されたTedeschi Trucks Bandは、夫婦デュオのスーザン・テデスキさんとデレク・トラックスさんを中心とする11人編成のブルース・ロック・バンドです。
ブルース、ロック、ソウル、ジャズなど多彩なジャンルを融合させた独自のサウンドで、デビュー・アルバム『Revelator』でグラミー賞を受賞。
豊かな音色と圧倒的な演奏力で知られ、ライブ・パフォーマンスでも高い評価を得ています。
2011年6月にリリースされた『Revelator』以降、一貫して批評家からの賞賛を集め続けているTedeschi Trucks Band。
彼らの音楽は、ブルースの魂を大切にしながらも、現代的なアプローチで新たな地平を切り開いています。
LaylaDerek and the Dominos

1970年にエリック・クラプトンさんを中心に結成されたスーパーグループ、デレク・アンド・ザ・ドミノス。
ブルースロックを基調としながら、サザンロックの要素も取り入れた独自のサウンドで、短期間ながら音楽シーンに大きな影響を与えました。
デビューアルバム『Layla and Other Assorted Love Songs』に収録された代表曲は、クラプトンさんの切ない恋心を描いた名曲として知られています。
グラミー殿堂入りを果たしたこの楽曲は、クラプトンさんとデュアン・オールマンさんという2人の天才ギタリストの共演が実現した貴重な1曲。
ブルースの魂を感じさせるギターワークと情熱的な歌声に心を奪われる、奇跡のようなアンサンブルをぜひ聴いてみてください。
おわりに
冒頭でも述べたように、ブルースの名手たちは自身のバックバンドを率いることはあってもバンドとしてデビューしたというパターンはあまりないのですよね。
今回はロック色の強いバンドが多く選ばれていますから、ブルース初心者の方にも聴きやすいはず。
興味がわいたという方は、ぜひブルースそのものを深掘りしてみてくださいね!