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洋楽の人気ブルースバンドまとめ。ロック好きにもおすすめ!

ロックンロールの歴史をさかのぼっていくと、必ず行きつくのがブルースです。

深掘りすればするほど奥深い魅力に気付くブルース、当サイトでもブルースの名曲や名盤を取り扱っている記事を多く掲載していますが、基本的にブルースといえばギタリストも兼ねたソロアーティストたちが思い浮かびますよね。

こちらの記事では、あえて「ブルースバンド」をテーマとした内容でお届けしています。

バンド形態となると純然たるブルースというよりはブルースロックが中心のバンドたちがやはり多く選ばれていますが、あまり知られていないグループも挙げていますから興味のある方はぜひチェックしてみてください!

洋楽の人気ブルースバンドまとめ。ロック好きにもおすすめ!(11〜20)

The Hunter (Albert King Cover)Free

ブルースロックの先駆者として知られるFreeは、1968年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンドです。

パウル・ロジャースさんのパワフルなボーカルと、ポール・コソフさんの鋭いギターリフが特徴的で、ハードロックやブルースロックの分野で大きな影響を与えました。

1970年にリリースされたアルバム『Fire and Water』に収録された楽曲は、世界的なヒットとなり、バンドの代表曲として今でも多くのラジオで放送されています。

ローリング・ストーン誌では、ロジャースさんを「史上最高のシンガー100人」の55位に、コソフさんを「史上最高のギタリスト100人」の51位に選出。

わずか5年の活動期間でしたが、彼らがブルースロックならびにロックの歴史に残した功績は計り知れませんね。

Life is hardThe Twelve Bar Bluesband

The Twelve Bar Bluesband – Life is Hard (when you play the blues) – live at bluesmoose Radio
Life is hardThe Twelve Bar Bluesband

オランダ出身のThe Twelve Bar Bluesbandは、伝統的な12小節ブルースに基づいた音楽スタイルで知られるブルースバンドです。

2005年に結成され、2015年までの10年間活動した後、2022年に再結成を果たしました。

バンドの代表作には2006年発表のアルバム『The Blues Has Got Me』や2012年の『Life Is Hard』があり、ブルースの伝統を踏まえつつ独自のスタイルで聴衆の心を掴んでいます。

2023年1月には再結成後初のライブアルバムをリリースし、同年にはオマハのPlaying With Fire Festivalに出演するなど、国際的な場でも活躍しています。

Cold ShotStevie Ray Vaughan and Double Trouble

Stevie Ray Vaughan & Double Trouble – Cold Shot (Official Video)
Cold ShotStevie Ray Vaughan and Double Trouble

テキサス州出身のブルースロックの王者、Stevie Ray Vaughan and Double Troubleは、1984年にデビューアルバム『Texas Flood』でシーンに登場しました。

ジミ・ヘンドリックスから影響を受けた圧倒的なギターテクニックと、魂を揺さぶるボーカルで、瞬く間にブルースファンの心を掴みました。

グラミー賞を6度受賞し、ロックの殿堂入りも果たしています。

1990年8月に悲劇的な事故で35歳の若さで亡くなりましたが、その短い活動期間でブルースロックの歴史に大きな足跡を残しました。

Come See About MeTedeschi Trucks Band

Tedeschi Trucks Band – Come See About Me – Live from Atlanta
Come See About MeTedeschi Trucks Band

2010年に結成されたTedeschi Trucks Bandは、夫婦デュオのスーザン・テデスキさんとデレク・トラックスさんを中心とする11人編成のブルース・ロック・バンドです。

ブルース、ロック、ソウル、ジャズなど多彩なジャンルを融合させた独自のサウンドで、デビュー・アルバム『Revelator』でグラミー賞を受賞。

豊かな音色と圧倒的な演奏力で知られ、ライブ・パフォーマンスでも高い評価を得ています。

2011年6月にリリースされた『Revelator』以降、一貫して批評家からの賞賛を集め続けているTedeschi Trucks Band。

彼らの音楽は、ブルースの魂を大切にしながらも、現代的なアプローチで新たな地平を切り開いています。

LaylaDerek and the Dominos

1970年にエリック・クラプトンさんを中心に結成されたスーパーグループ、デレク・アンド・ザ・ドミノス。

ブルースロックを基調としながら、サザンロックの要素も取り入れた独自のサウンドで、短期間ながら音楽シーンに大きな影響を与えました。

デビューアルバム『Layla and Other Assorted Love Songs』に収録された代表曲は、クラプトンさんの切ない恋心を描いた名曲として知られています。

グラミー殿堂入りを果たしたこの楽曲は、クラプトンさんとデュアン・オールマンさんという2人の天才ギタリストの共演が実現した貴重な1曲。

ブルースの魂を感じさせるギターワークと情熱的な歌声に心を奪われる、奇跡のようなアンサンブルをぜひ聴いてみてください。

おわりに

冒頭でも述べたように、ブルースの名手たちは自身のバックバンドを率いることはあってもバンドとしてデビューしたというパターンはあまりないのですよね。

今回はロック色の強いバンドが多く選ばれていますから、ブルース初心者の方にも聴きやすいはず。

興味がわいたという方は、ぜひブルースそのものを深掘りしてみてくださいね!