ホーホケキョ となりの山田くんの歌。主題歌・挿入歌
いしいひさいちによる4コマ漫画を原作に、監督高畑勲が作り上げたのが映画「ホーホケキョ となりの山田くん」です。
やわらかい線で描かれたキャラクターたち、また日本人なら懐かしく思ってしまうような楽曲が数多く使用されているのが特徴。
そんな「ジブリ映画」というイメージとは少し違った作風が、公開当時話題になりました。
観ていると心が温かくなり「家族を大切にしよう」と思える、すてきな映画「ホーホケキョ となりの山田くん」。
今回は主題歌、挿入歌をまとめてご紹介します。
ぜひとも映画とともに楽しんで欲しい、名曲ばかり登場しますよ。
ホーホケキョ となりの山田くんの歌。主題歌・挿入歌
愉快な音楽I 猪突猛進矢野顕子
リズムがウラでハネているのが、とても心地よい曲。
矢野顕子のメロディの軽やかさも健在。
外でスキップしてるときに流れてそうな曲ですね。
劇中場面でも流れていたのが記憶にあります。
日常にすんなり溶け込む、透明感ある雰囲気が素敵です。
僕はカーテンに明るい光が差し込んでいるような情景が浮かびますが、あなたはどのように聞こえましたか?
ケ・セラ・セラ山田家の人々 & 藤原先生とクラスメート
「ホーホケキョ となりの山田くん」挿入歌です。
カバー曲になりますが、作品の終盤で使われていたこともあり、イメージは強い曲ですね。
出演声優総動員での歌唱、作品のお気楽な雰囲気とマッチした曲で本作品を象徴するような1曲です。
だまって俺についてこい山田家の人々
劇中の山田家がアカペラで大合唱している曲。
元ネタは、植木等が歌った脳天気な歌唱曲。
作詞はなんと青島幸男。
日本が元気になろうとしていた戦後の昭和時代の雰囲気を存分に感じます。
「元気に明るく生きていく」そんなメッセージが混もった応援歌みたいなものですね。
銭湯で湯船につかりながら大声で歌いたいですね(笑)。
ひとりぼっちはやめた矢野顕子

新聞連載の4コマ漫画が原作の長編映画というおもしろい経歴で誕生した「ホーホケキョ となりの山田くん」主題歌です。
歌詞だけを読むと恋の歌なのですが、作品のイメージとあたたかい歌声からかどこか家庭を連想させるような1曲です。
カッコウI らしくないメインタイトル矢野顕子

シンプルなピアノからはじまる曲。
優しいメロディと軽やかなリズムからは、休日の木漏れ日の景色がイメージされます。
淡々と描かれている作品にたいへんマッチしており、何気ない日常のバックで流れていても溶け込むサウンド。
刺激的な音ばかりが多い現代で、ここまで空気のようになじんでしまう楽曲は逆に新鮮に感じてしまいますね。
愉快な音楽V 学園は楽し矢野顕子

まるで絵本から飛び出したかのような独自のリズムやメロディ。
こんなピアノ弾き語りができれば楽しいだろうなと思います!
50秒ぐらいしかない間で、ワンパターンかと思いきや、スピード感ありつつもどんどん展開していくのが、何度聴いても飽きません。
劇中のどこのシーンで流れても違和感ありませんね。
サントラを続けて聴いてみたくなります。
陽気な音楽III 我が道を行く矢野顕子

ピアノの音と声の分離感が絶妙な矢野顕子の楽曲。
メロディとピアノのリズムが、同期しているので余計顕著に分離して聴こえますね。
矢野顕子の特有の声で、歌詞がないのにメロディが全然埋もれていません。
タイトルには「陽気な音楽」とありますが、ケンカをしたシーンで挿入されてそうな雰囲気を出しています。
短いサウンドの中にもストーリーを感じさせる聴いていて飽きない曲です。