ボカロ最新リリース【2025年11月】
ボカロシーンは毎月たくさんの新曲が生まれ、聴いても聴いても追いきれないほど。
そんな中で「あの月はどんな曲があったっけ?」とふと振り返りたくなること、ありませんか?
この記事では2025年11月にリリースされたボカロ曲をピックアップしてお届けします。
エモーショナルなバラードから疾走感あふれるロック、クセになる電子音まで、バラエティ豊かな楽曲がそろっていますよ。
あなたのプレイリストに加えたくなる1曲が、きっと見つかるはずです!
ボカロ最新リリース【2025年11月】(51〜60)
アイトゥぐちり

芥川龍之介の名作『蜘蛛の糸』を題材にした、文学性の高いボカロ曲です。
本作は2025年10月に配信されたシングル『アイトゥ/歔欷と嘘』の表題曲で、コラボシリーズ「青息文庫」の一篇。
極楽と地獄を舞台に、救済と倫理というテーマを鮮やかに描き出しています。
KAITOの落ち着いた歌声が物語の語り手となり、主人公の葛藤や煩悩が浮き彫りにしていく展開です。
レトロな雰囲気を持ったギターロックサウンドも魅力。
『蜘蛛の糸』を読みながら聴くのがいいかもですね。
ブラックハロウィン2〜デス・オア・スマイル〜じょるじん

ハロウィンの夜にふさわしい、断罪と祝祭が交錯する物語音楽です。
じょるじんさんによる作品で、2025年10月に公開されました。
2020年の『ブラックハロウィン 〜デス・オア・ダンス〜』から5年ぶりとなる続編で、初音ミク、鏡音リン、IAの三声が織りなすかけ合いが圧巻。
そして「笑顔」という仮面の下に潜む皮肉と狂気が鮮明に浮かび上がります。
この暗黒で独特な世界観、一度ハマったら抜け出せません!
私はロボットではありませんぴーなた

「私はロボットではありません」というネットセキュリティチェックでおなじみのフレーズを使った、アイロニカルな世界観が光る1曲です。
ぴーなたさんによる楽曲で、2025年10月に公開されました。
EDMサウンドと重音テトの歌声でネット文化、機械的な認証システムへの皮肉を込めたメッセージを鮮やかに描き出しています。
デジタル社会を生きる私たちの本音と建前を映し出しているんですよね。
ぜひこの音の波をご自身で体感してみてください!
むちゃ子の歌むちゃたぬき

ゲーム実況者、ゆっくりむちゃたぬきさんが世に送り出した作品です。
2025年10月にリリースされました。
自身のキャラクター、むちゃ子を主人公に据えたキャラソンで、作詞作曲は万万万歳さん、ボーカルは初音ミクが担当しています。
暗い部屋でディスプレイと向き合う日常、三白眼やニーソの絶対領域といった細部まで、むちゃ子のビジュアルと性格が歌詞で丁寧に描かれているんです。
サビのフレーズは耳に残りやすく、思わず口ずさみたくなる中毒性があります!
アイ・メイカー!マキシウキョウ

MEIKO21周年を記念してKARENTから公開された本作は、ボカロ史の原点を祝福する曲です。
マキシウキョウさんが作詞作曲から映像、イラストまですべてを手がけた1曲で、2025年10月にリリースされました。
タイトルには「愛を作る人」「自分を作る人」そして「創作する人すべて」という多層的な意味が込められています。
年齢設定のない初代VOCALOIDだからこそ歌える普遍性を、ポップでコミカルなサウンドに乗せて表現。
MVも祝祭感あふれるキュートな演出で、観ているだけで創作の喜びが伝わってきます。
ボカロ文化のルーツに触れたい方や、ものづくりの原動力をもらいたい方にぴったりの作品です!
ボカロ最新リリース【2025年11月】(61〜70)
リビングデッドランカーメドミア

メドミアさんの楽曲で2023年11月、匿名投稿企画「無色透名祭II」で初公開され、2025年10月にMV版が公開されました。
跳ねるビート、切れ味鋭いシンセ、そしてミクと可不の声色コントラストがたまりません。
歌詞は、酒に酔いながら自己嫌悪と責任帰属をくり返すもので、タイトルの「生ける屍」というモチーフが象徴されています。
ダークでもポップな、矛盾した魅力がぎゅっと詰まった1曲です。
あなたの空が泣くのならユジー

ユジーさんによる楽曲で2025年10月にリリース、ゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ!
feat. 初音ミク』のMORE MORE JUMP!
へ書き下ろされました。
ユジーさんはイベントストーリーを何十時間も周回してキャラクターを深く理解し、言葉をつむいだそう。
大切な人の苦しみに手を差し伸べたい、という思いを感動的なサウンドに乗せて届けています。
孤独を抱えているとき、温もりを感じたいとき、この曲をぜひ聴いてみてください。
いきが詰まる佐藤ちなみに

息苦しさの中で溺れていく感覚を、BPM179の疾走感で描き出したデュエット曲です。
佐藤ちなみにさんが初音ミクと重音テトSVを起用したこの楽曲は2025年10月に公開されました。
四つ打ちサウンドに乗せて歌われるのは、外部からの視線や言葉が肉体を侵食していく圧迫感。
周囲が日常を生きる中、1人溺れ続ける主人公の姿が切実に描かれています。
自分の居場所を見失っている時、きっと共感出来ますよ。
洄游してる佐藤乃子

夜の都市を回遊魚のようにさまよい続ける。
佐藤乃子さんによる楽曲で、2025年11月に公開されました。
歌愛ユキとワカナの二重唱で、水面をたゆたうような音響設計が印象的。
ローファイな電子音や水音が織りなすダウナーポップな音像に「浮上することをやめてしまおうか」と自問する語り手の心情が重なります。
忘却と覚醒の境界をさまよう、そんな夜にぴったりの1曲です。
「世界よ、腐れ」と僕は言った八白嘘

2025年11月に八白嘘さんが重音テトSVを起用してリリースしたこの楽曲は、詞先で紡がれた言葉とAI補助を組み合わせた制作手法が特徴。
主旋律のMIDI化、編曲という工程をへて完成させています。
歌は世界への問いかけと、自己の存在証明が交錯する内容。
テトのクールな歌声が、諦念と反抗心が入り混じった感情を鮮やかに描き出しています。
制作工程について詳しく書かれたnoteが公開されていますので、気になる方はそちらもチェック。
秘匿、理科室にて卯花ロク

理科室という密室で芽生えた禁断の恋心を、ギターロックサウンドに乗せて描いた作品です。
卯花ロクさんが手がけたこの楽曲は2025年10月にMV公開。
もともとはアルバム『学級文集』に収録されていた作品です。
夕暮れの理科室を舞台に、白衣姿の教師に惹かれていく主人公の気持ちが表現されていきます。
背徳と憧憬が入り混じっている様子に心奪われるんですよね。
青春時代の恋を思い出したいときにぴったりです。
羨ましいな夜未アガリ

『羨ましいな』はボカロP、夜未アガリさんによる楽曲で、2025年10月に公開されました。
リリースカットピアノと小気味いいギターフレーズが印象的なオシャレなナンバー。
ゆったりとしたリズムなので自然と体が揺れてしまいます。
歌詞には、インスタントなエンタテイメントや二番煎じなアイデアに踊らされる人々に対するシニカルなメッセージが。
約1分30秒という短い時間でノれて、ハマれて、考えさせられる初音ミク曲です。
メロンソーダ有機酸

10年の歩みを祝う、神山羊さんの有機酸名義での楽曲。
2025年10月にリリースされた本作は、夏の残像と炭酸の泡をモチーフにした切ないポップチューンです。
透明感のあるシンセレイヤーにバンドサウンドが絡み合い、さわやかな空気感を演出。
歌詞では、メロンソーダの泡のように弾ける多幸感と、それがやがて消えていくはかなさが対比されています。
過ぎ去る季節の中で笑い合った瞬間を切り取った世界観が、かけがえんない今を大切にしたい方の心に響くはず。
Mirror Mirror沫尾

3つの異なる声が織りなす、自己と他者の境界を問いかける1曲です。
沫尾さんが2025年10月に公開した本作は、KAITO、重音テト、ずんだもんをボーカルに迎えたエレクトロニックチューン。
鏡という象徴的なモチーフを軸に、映し出される自分と向き合う心情が描かれています。
のくはしさんによるMVでは、暗いステージに配置された無数の鏡が印象的。
自分を見つめ直したいとき、ぜひ聴いてみてください。
アポフェニア黒うさぎ

ランダムな出来事に意味を見出してしまう心の癖を描いた、現代的な1曲です。
黒うさぎさんによる作品で、2025年10月に公開されました。
占いや流れ星、黒猫といったモチーフを通じて、無関係なものに因果関係を結びつけてしまう心理状態を歌っています。
本作の魅力は、過剰な意味づけに囚われて不安に支配される感覚と、そこから解放されたいという切実な願いのコントラスト。
重音テトSVによる精密な調声が、ためらいや逡巡といった心の揺れを見事に表現しているんです。
黒うさぎさん自身が歌っているバージョンもぜひ聴いてみてください!


