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【変拍子の魅力】5拍子が使われている曲まとめ

日ごろ音楽を楽しんでいて「これは何拍子」と意識して聴いている方は、おそらく楽器経験者がほとんどでしょう。

とはいえ音楽理論的なことを知らずとも、この曲はどうにもリズムが取りにくいと感じたことは誰でも一度や二度はありますよね。

その曲、もしかしたら変拍子が使われている曲かもしれません。

そこで今回は一般的な4/4拍子やワルツでおなじみの3/4拍子、ハチロクとも言われる6/8拍子などポピュラー音楽でもよく使われる拍子と比べてなかなかお目にかかれない5拍子を使った楽曲をジャンルを問わず紹介しましょう。

実はあなたのお好きなあの曲も5拍子が使われていた、といった新しい発見があるかも?

変拍子の世界に興味のある方、ぜひご覧ください!

【変拍子の魅力】5拍子が使われている曲まとめ(11〜20)

灰色のサーガChouCho

ChouCho – 灰色のサーガ [Official MV]
灰色のサーガChouCho

魔女をテーマにした幻想的な世界観を歌った透明感あふれるバラードナンバーで、ChouChoさんが作詞作曲を手掛けた意欲作です。

異国情緒漂うシタールやマンドリンを効果的に配した編曲に加え、基本となる6/8拍子にイントロやBメロでは5/8拍子を巧みに織り交ぜることで、ミステリアスで不安定な浮遊感を演出しているのが印象的ですね。

2020年10月にリリースされたシングル楽曲で、テレビアニメ『魔女の旅々』のエンディングテーマとして起用されています。

拍子の変化が生み出す予測不能なリズム展開は、まさに魔法のような不思議さを感じさせるため、ファンタジー作品が好きな方や変拍子の魅力を体感してみたい方におすすめです。

closureTaylor Swift

Taylor Swift – closure (Official Lyric Video)
closureTaylor Swift

アルバム『evermore』の中でもひときわ異彩を放つ本作は、5/4拍子という変則的なリズムが織りなす不安定な美しさが印象的なインダストリアル・フォーク・ナンバーです。

過去の関係に対する「終わり」を求める相手からの申し出を拒否し、自分自身で感情を整理する強さを歌った歌詞は、テイラーさんの成熟した表現力を物語りますね。

機械的なパーカッションと柔らかなボーカルが対比を成しながら、最初から最後まで貫かれた変拍子が楽曲全体に緊張感を与えています。

2020年12月にアーロン・デスナーさんとの共同制作でリリースされた本作は、関係の終わりに向き合う全ての人におすすめしたい実験的な傑作です。

RememberDisturbed

Disturbed – Remember [Official Music Video]
RememberDisturbed

過去の記憶と現在の感情の狭間で揺れ動く心境を、複雑な変拍子によって見事に表現した名曲です。

Disturbedが2002年にリリースしたアルバム『Believe』に収録された本作は、4/4拍子から5/4拍子、6/4拍子へと不規則に変化するヴァース部分が印象的で、記憶の断片的な性質やどこか落ち着かない心理状態をリズムで巧みに演出しています。

デイヴィッド・ドレイマンさんの内省的なボーカルと変拍子が織りなす緊張感は、過去のトラウマから解放されたい気持ちを切実に伝えてくれますね。

全米ビルボード・メインストリーム・ロック・チャートで6位を記録した本作は、特別なタイアップはありませんが、バンドの音楽的成熟を象徴する重要な楽曲として位置づけられています。

変拍子の魅力を堪能したい音楽ファンや、複雑なリズムパターンに挑戦したいプレイヤーの皆さまにもおすすめです。

Morning BellRadiohead

5拍子という変拍子を用いた楽曲として知られるこの曲は、Radioheadのアルバム『Kid A』に収録された名曲です。

2000年10月にリリースされ、その独特なリズムと朝の情景を思わせるタイトルが印象的。

トム・ヨークさんの伸びやかな歌声と相まって、新しい一日の始まりを感じさせる一方で、どこか切なさも漂います。

歌詞には離婚や別れのテーマが込められているとも言われ、「Release me」というフレーズが繰り返されることで、何かからの解放を求める気持ちが表現されています。

朝のひとときに聴きたい、心に残る一曲として、多くの音楽ファンに愛され続けているのです。

おわりに

今回紹介した曲は誰もが知っている有名な曲も多いですが、実は5拍子だったということを知らずに聴いていた方も多いのではないでしょうか。

通常の4/4拍子ではないからこそ、独特のグルーヴが生まれますし楽曲の印象そのものを作り上げてしまうほどのインパクトがありますよね。

あなたもぜひ、めくるめく変拍子の世界に足を踏み入れてはいかがですか。