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【変拍子の魅力】5拍子が使われている曲まとめ

日ごろ音楽を楽しんでいて「これは何拍子」と意識して聴いている方は、おそらく楽器経験者がほとんどでしょう。

とはいえ音楽理論的なことを知らずとも、この曲はどうにもリズムが取りにくいと感じたことは誰でも一度や二度はありますよね。

その曲、もしかしたら変拍子が使われている曲かもしれません。

そこで今回は一般的な4/4拍子やワルツでおなじみの3/4拍子、ハチロクとも言われる6/8拍子などポピュラー音楽でもよく使われる拍子と比べてなかなかお目にかかれない5拍子を使った楽曲をジャンルを問わず紹介しましょう。

実はあなたのお好きなあの曲も5拍子が使われていた、といった新しい発見があるかも?

変拍子の世界に興味のある方、ぜひご覧ください!

【変拍子の魅力】5拍子が使われている曲まとめ(11〜15)

RA-SE-NLUNA SEA

1990年代にJ-POPシーンにおいて全盛期を誇ったビジュアル系バンドの代表格として、現在も精力的に活動している5人組ロックバンド、LUNA SEA。

2023年にセルフカバーアルバムがリリースされることも話題となった5thアルバム『STYLE』に収録されている楽曲『RA-SE-N』は、一聴して不規則と分かるリズムと奥行きを感じさせるアンサンブルが印象的ですよね。

イントロから5拍子で進行していくアレンジは、4拍子に戻る大サビを効果的に盛り上げる役割を果たしています。

LUNA SEAというバンドのポテンシャルが感じられる、クールなロックチューンです。

closureTaylor Swift

Taylor Swift – closure (Official Lyric Video)
closureTaylor Swift

アルバム『evermore』の中でもひときわ異彩を放つ本作は、5/4拍子という変則的なリズムが織りなす不安定な美しさが印象的なインダストリアル・フォーク・ナンバーです。

過去の関係に対する「終わり」を求める相手からの申し出を拒否し、自分自身で感情を整理する強さを歌った歌詞は、テイラーさんの成熟した表現力を物語りますね。

機械的なパーカッションと柔らかなボーカルが対比を成しながら、最初から最後まで貫かれた変拍子が楽曲全体に緊張感を与えています。

2020年12月にアーロン・デスナーさんとの共同制作でリリースされた本作は、関係の終わりに向き合う全ての人におすすめしたい実験的な傑作です。

灰色のサーガChouCho

ChouCho – 灰色のサーガ [Official MV]
灰色のサーガChouCho

魔女をテーマにした幻想的な世界観を歌った透明感あふれるバラードナンバーで、ChouChoさんが作詞作曲を手掛けた意欲作です。

異国情緒漂うシタールやマンドリンを効果的に配した編曲に加え、基本となる6/8拍子にイントロやBメロでは5/8拍子を巧みに織り交ぜることで、ミステリアスで不安定な浮遊感を演出しているのが印象的ですね。

2020年10月にリリースされたシングル楽曲で、テレビアニメ『魔女の旅々』のエンディングテーマとして起用されています。

拍子の変化が生み出す予測不能なリズム展開は、まさに魔法のような不思議さを感じさせるため、ファンタジー作品が好きな方や変拍子の魅力を体感してみたい方におすすめです。

River ManNick Drake

5拍子の魅力が存分に詰め込まれた印象的な楽曲です。

ニック・ドレイクさんの繊細なボーカルと、アコースティックギターの温かみある旋律が心を捉えて離しません。

1969年7月にリリースされたデビューアルバム『Five Leaves Left』に収録された本作は、時の流れを象徴する川のイメージと、人生の意味を探求する歌詞が特徴的。

ゆったりとした雰囲気の中に哀愁が漂い、聴く者を深い内省へと誘います。

音楽に癒されたい方や、変拍子の世界に興味がある方にぴったりの1曲。

耳を傾ければ、美しい風景を眺めているかのような感覚に浸れるでしょう。

Halloween ThemeJohn Carpenter

ホラー映画の歴史に残る印象的な楽曲がこちらです。

ジョン・カーペンターさんが自ら作曲を手掛けた本作は、映画『ハロウィン』のサウンドトラックとして1978年に制作されました。

わずか1時間で作曲されたという驚きのエピソードを持つこの曲は、5拍子という変則的なリズムを採用し、シンセサイザーを巧みに使用しています。

ピアノの繰り返されるメロディーが不穏な空気を作り出し、映画の恐怖感を見事に表現しているのです。

2018年10月には40周年を記念したサウンドトラックも発売され、今なお多くの人々に愛され続けていますね。

映画音楽の魅力に触れたい方にぜひおすすめの一曲です。