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【90年代の洋画】主題歌・挿入歌。懐かしの名曲たち

90年代の洋画はメジャーの大作が爆発的なヒットを記録するのと同時進行で、いわゆるミニシアター系の映画が人気を集めていたことが特徴の1つです。

ハリウッドの大作映画であれば、サブカルチャー的な観点で愛されたインディーズの作品であれば、そこには素晴らしい音楽がセットとなっていましたよね。

本稿では、そんな90年代の洋画で使われた主題歌や挿入歌に注目、大御所のミュージシャンが手掛けて大ヒットした楽曲から、インディーズ・シーンのアーティストによる根強い人気を誇る名曲まで、バラエティに富んだラインアップでお届けします。

90年代カルチャーを知る上でも役立つ内容となっていますから、若い映画・音楽ファンも要チェックです!

【90年代の洋画】主題歌・挿入歌。懐かしの名曲たち(21〜25)

シングルス

BreathPearl Jam

1990年代の洋楽といえば、オルタナティブロックやグランジと呼ばれたバンドやアーティストたちの登場でロック・シーンが塗り替えられたという重要なトピックが思い出されますよね。

そういったムーブメントを音楽と密接な関係にある映画という芸術が見逃すはずもなく、その象徴的とも言える映画作品が、グランジの発祥の地であるシアトルを舞台として同地ゆかりのバンドたちの音楽がサウンドトラックに大々的にフィーチャーされた『シングルス』です。

『あの頃ペニー・レインと』などの作品で知られるキャメロン・クロウさんが監督を務め、1992年というグランジ全盛期に公開された『シングルス』のサウンドトラックは、そのまま当時のシアトルの音楽シーンをパッケージしたものとして楽しめるのですが、そのトップを飾る楽曲がパール・ジャムの『Breath』です。

初期の彼ららしい、ダイナミックな往年のハードロックをオルタナティブロック~グランジ世代流儀のヘビーなサウンドとして表現した名曲であり、オリジナル・アルバムには収録されていないことでも知られています。

先述したサウンドトラック、もしくはパール・ジャムのベスト・アルバムで聴けますからぜひチェックしてみてください!

IrisGoo Goo Dolls

Goo Goo Dolls – Iris [Official Music Video] [4K Remaster]
IrisGoo Goo Dolls

永遠の命を持つ天使が人間の女性への愛のために不死を捨てるという壮大なテーマを描いた珠玉のラブソング。

グー・グー・ドールズが映画『シティ・オブ・エンジェル』のために書き下ろした本作は、人間らしさへの憧れと切なる思いを優しく力強いメロディに乗せて表現しています。

1998年4月にリリースされ、Billboard Hot 100 Airplayチャートで18週連続1位を記録。

グラミー賞3部門にノミネートされ、アメリカレコード協会から8×プラチナ認定を受けるなど、世界的な支持を集めました。

アルバム『Dizzy Up the Girl』に収録され、バンドの代表曲として不動の地位を確立。

恋する気持ちや大切な人への想いを深く考えたいときに、心に響く一曲です。

おわりに

90年代の洋画に的を絞った形で選曲してみると、冒頭でも述べましたように、大御所からインディーズ系を問わずさまざまなアーティストやバンドが起用されていることが分かりますね。

メジャー、マイナーどちらの作品も入り乱れた90年代ならではのごった煮カルチャーが持つ、独特の空気感が伝わったのであれば幸いです!