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歌手は「歌の上手さ」で勝負しない

歌手は「歌の上手さ」で勝負しない
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歌手は「歌の上手さ」で勝負しない

歌手を目指している人は、周りの人から「歌がうまい」と言われてあたり前のレベルである必要があります。

でも、歌手で成功するには、「うまさ」だけに固執して、それだけを求め続けていてはいけません。

ではなにを成長させるべきなのかを説明したいと思います。

うまさだけを求め続けない

歌手

http://o-dan.net/ja/

プロに必要な歌唱レベル、または、自分の歌を表現するのに必要な歌唱レベルが身に付いたら、視点を、別の部分に向けていくべきです。

なぜかと言いますと、お客さんは「うまい歌」を聞きたいわけではないからです。

また、歌唱力は上には上がいるので、目標の対象としてはとても曖昧なものになっていってしまうからです。

ファンになってくれるお客さんが求めているものは、うまい歌ではなく「感動する歌」です。

心を動かされる歌です。

そのためには、何をするべきかという視点に目を向けると、1人の歌手として、オンリーワンの個性を伸ばしていくことができます。

具体的に、何を成長させるべきか?

マイク

http://o-dan.net/ja/

「うまく歌おう」の意識を手放したら、次のことについて、整理をしてみましょう!

自分の得意な歌の曲調を知る(声質、外見、好みを踏まえて)

ノリのある曲、切ない曲、パワーのある曲、癒やし系の曲など、自分が表現できて、かつ、似合う曲の雰囲気を知っておくこと。

どんな人に聞いてほしいかを想像する

年代、性別、性格、その人のライフスタイルまで想像して、その人たちに共感してもらえるような曲を選択して、パフォーマンスをしていくこと。

自分の個性や強みとなる部分を磨く

声質、歌唱スタイル、演奏形態、衣装、宣伝など、自分の個性がキラリと輝くように、それぞれを磨き、考え、行動をとっていきます。

歌唱部分だけでいうのであれば、あなただけにできる、その曲の伝え方を研究しましょう。

そこには、うまさは関係ないです。

ファンになる人は、あなたをいろんな角度から見ています。

そして、何に惹かれてファンになってくれるかは分かりません。

ファンになってくれる要素の中で、もちろん「歌がうまい」という部分もあると思いますが、それ以外にも、あなたの魅力は、いくつもあるはずです。

ぜひ、歌手としてだけではなく、1人の人間としていろんな輝きを育てていってみてください。

歌は、うまさではなく、伝え方を大切に。

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