【2025】美しきアンビエントの世界。一度は聴きたいおすすめの名盤まとめ
皆さんは「アンビエントミュージック」と言われてどのような音楽をイメージされますでしょうか。
日本では環境音楽、とも呼ばれるアンビエントミュージックは派生ジャンルも多くさまざまなアーティストやバンドに影響を与えているジャンルですが、その実態は浮遊するサウンドそのもののように掴みづらいですよね。
こちらの記事では、アンビエントミュージックが生まれたとされる1960年代や70年代のクラシックなアルバムはもちろん、近年高い評価を受けている作品まで広義の意味での「アンビエントミュージック」の名盤を紹介しています。
初心者の方も、すでにアンビエントミュージックの奥深い魅力にとりつかれているという方もぜひチェックしてみてください!
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【2025】美しきアンビエントの世界。一度は聴きたいおすすめの名盤まとめ(1〜20)
Bismillahi ‘Rrahman ‘RrahimHarold Budd

アメリカ出身の作曲家、ハロルド・バッドさんが1978年にリリースした『The Pavilion of Dreams』は、ブライアン・イーノさんのプロデュースによる重要なアンビエント・ミュージックの作品です。
1976年にロンドンで録音された4つの楽曲からなるこのアルバムは、バッドさんの特徴的なミニマリズムとアンビエントの要素が融合した、壮大で夢幻的な音楽が展開されています。
マリオン・ブラウンのサックスやマイケル・ナイマンのマリンバが彩りを加え、贅沢な音のテクスチャーを形成しているのも魅力的。
静寂とメランコリックな美しさを湛えたこの作品は、アンビエント音楽の進化に多大な影響を与えました。
夢の世界に浸りたい方におすすめの一枚です。
An empty bliss beyond this WorldThe Caretaker

イギリスのアンビエント・ミュージシャン、ザ・ケアテイカーこと、ジェームズ・レイランド・カービーさんが2011年6月にリリースしたアルバム『An Empty Bliss Beyond This World』。
1920年代の古いレコードをサンプリングし、ノイズを重ねた独特のサウンドが特徴的です。
過去の作品『Persistent Repetition of Phrases』から一転、より繊細で不安を呼び起こすトーンに仕上げられており、Metacriticでは82/100点という高評価を獲得。
記憶や時間の感覚を探求する楽曲群は、ノスタルジックでありながら現代的な感覚とのミスマッチを感じさせます。
暗く、不安を煽るような雰囲気の中に美しさを見出す、独特な音楽体験を求める方におすすめの一枚です。
Endless SummerFennesz

オーストリアを拠点に活動するギタリスト、作曲家、電子音楽家のクリスチャン・フェネスさん。
ギターとコンピューターを巧みに操り、複雑な音楽性と広範囲にわたる電子音の渦を生み出しています。
2001年にリリースされた『Endless Summer』は、エレクトロニカの名盤として高く評価されている作品です。
グリッチ・ノイズやアコースティックサウンドを融合させた音楽性に、メロディックな要素とノスタルジックな雰囲気が特徴的。
エレクトロニカのフォークトロニカにおける金字塔と称されるこのアルバムは、メランコリックな美しさと深い感情表現が魅力です。
アナログとデジタルの技術を巧みに組み合わせた独特の音像は、ブライアン・ウィルソンさんの影響も感じさせます。
エレクトロニカファンはもちろん、新しい音楽体験を求める方にもおすすめの一枚です。
Jai RamachandraAlice Coltrane

アメリカのジャズミュージシャン、アリス・コルトレーンさんが遺した『Turiya Sings』。
1982年に録音されたこの作品は、2021年に『Kirtan: Turiya Sings』として再リリースされ、音楽ファンを魅了しました。
アリスさんの瞑想的な歌声とオルガンのみで構成された本作は、ジャズの枠を超えた深いスピリチュアリティを感じさせます。
サンスクリット語の歌詞とインド古典音楽の影響が色濃く、聴く者の心に静かな波紋を広げていくのです。
神秘的で魅惑的と評される『Turiya Sings』は、アンビエントミュージックの中でも特に変わり種かつ個性的な、瞑想や内省の時間に寄り添う音楽として、静寂の中に美しさを求める方にぴったりの一枚です。
Oxbow LakesThe Orb

ザ・オーブは、1988年にイギリス・ロンドンで結成されたエレクトロニック・ミュージック・グループです。
アレックス・パターソンさんを中心に、さまざまなメンバーが参加してきました。
1995年3月20日にリリースされた『Orbus Terrarum』は、より地球的で有機的なサウンドが特徴的なアルバムです。
アンビエント・ダブやアンビエント・テクノを基調としながら、自然や環境を意識した音作りがされています。
「Valley」や「Plateau」など、長尺の楽曲が多く収録されているのも魅力的ですね。
批評家からの評価は分かれましたが、Rolling Stone誌では「今月のアルバム」として高く評価されました。
アンビエントミュージックの魅力に惹かれている方にぜひ聴いてほしい一枚です。