世界に衝撃を与えた、アメリカの歌手
日本では洋楽というとまずアメリカの音楽のことを指すと思います。
事実、アメリカの音楽シーンは商業的な観点において、世界で最も大きいシーンです。
今回はそんなアメリカの歌手を紹介します。
単純に大きなヒットを記録したアーティストを紹介するのではなく、音楽シーンに大きな影響を与えたアーティストをピックアップしました。
そのため、アメリカ音楽の歴史も同時に知れると思います。
ソウル、ジャズ、R&B、ヒップホップ、ハードロックなど、さまざまなジャンルから楽曲をセレクトしましたので、ぜひごゆっくりとお楽しみください。
世界に衝撃を与えた、アメリカの歌手(1〜10)
Billie JeanMichael Jackson

日本でも多くの方が知っているアーティスト、マイケル・ジャクソンさん。
キング・オブ・ポップとして世界中でいくつものヒット記録を作ったアーティストです。
10代の方でも名前くらいなら知っているのではないでしょうか?
そんなマイケル・ジャクソンの魅力はなんといっても、キャッチーなパフォーマンスにあると思います。
ノリの良い音楽性とダンス・パフォーマンスはリスナーの興味をいっきに引き付けますよね。
楽曲の数も多いので、ぜひアルバムのマイナーな作品も聴いてみてはいかがでしょうか?
Can’t Help Falling In LoveElvis Presley

キング・オブ・ロックンロールと称された、偉大なアメリカの歌手、エルヴィス・プレスリーさん。
日本でも多くの方がご存じだと思います。
彼は歴史上、最も売れたソロアーティストとして知られており、レコードの売上は全世界で5億枚にのぼります。
音楽性はそういったヒットを裏付けるような非常にキャッチーなものに仕上げられており、子供から大人まで楽しめるスタイルが特徴です。
彼の音楽性を味わいたい方は、彼が最も得意としていたロカビリーというジャンルを聴いてみると良いでしょう。
A Song For YouDonny Hathaway

ブラック・ミュージックを語る上で、ダニー・ハサウェイさんの存在は欠かせません。
彼は1970年代のニュー・ソウル・ブームを支えた1人で、他の黒人アーティストとは違い、裕福な家庭に生まれたため、クラシックを幼い頃から学んでいました。
そのため、彼のソウル・ミュージックにはクラシックの要素が多く含まれており、聴いていると異質な音楽性ということが分かると思います。
ブラック・ミュージックのルーツを知るには、さけては通れない1人なので、ぜひチェックしてみてください。
Straight Outta ComptonN.W.A

アメリカの音楽シーンを語る上で、ヒップホップの存在は欠かせません。
そしてヒップホップを語る上で、エヌ・ダヴリュー・エーの存在は欠かせません。
西海岸のヒップホップ、通称・ウェッサイでは伝説的なグループとして知られており、現在のギャングスタ・ラップの礎を築きました。
年代が年代ということもあり、現在のトラップに慣れた若いヘッズには違和感を感じるかもしれませんが、熱いバイブスは胸に刺さるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
Fly Me To The MoonNat King Cole

アメリカのスタンダード・ジャズで最も有名なシンガーの1人、ナット・キング・コールさん。
他にもジャズ・シーンには偉大なアーティストが何人もいますが、彼は特異な強みを持っていました。
その強みというのが、声質です。
彼の声質は長い歴史を見ても唯一無二で、非常に低い声をしています。
シンプルに低いだけではなく、それに加えて温かみや深みといった部分もすさまじく、誰が聴いてもうっとりするような声を持っていました。
その声を維持するために、喫煙をしすぎて肺がんで亡くなってしまいましたが、命と引き換えに歌をとった彼の魂は現在もジャズ・シーンで輝き続けています。
Feeling GoodNina Simone

「USが逃した最大のシンガー」として有名なアメリカ出身の女性シンガー、ニーナ・シモンさん。
長年にわたって活躍してきたアーティストで、晩年はフランスを中心に世界を転々としながら活動を行っていました。
そのため、前述した「USが逃した最大のシンガー」と言われているんですよね。
そんな彼女の魅力はなんといっても、高い表現力。
アメリカのシンガーのなかでも、ダントツの深さを持っており、ローリン・ヒルさんを始めとした多くのアーティストに影響を与えています。
Purple RainPrince

マイケル・ジャクソンさんと対を成す存在として、1980年代に大活躍したシンガー・ソングライター、プリンスさん。
非常に高い実力をほこるアーティストとして知られており、ディアンジェロさんやアンディー・アローさんといった実力派のアーティストたちに、大きな影響を与えました。
そんなプリンスさんの魅力はなんといっても、作曲のうまさ。
作曲の能力がすさまじく、曲のストックは非常に多いようで晩年は世に出していない作品をアレンジしてリリースすることが多かったようです。