【大人のロック】AORを代表するアーティスト・バンドまとめ
職人的なプレイヤーたちによる都会的で洗練されたアンサンブルと心地良いメロディ、大人の雰囲気を漂わせるサウンド……AORという音楽ジャンルにはそんなイメージがありますよね。
1970年代後半から1980年代にかけて全盛期を迎えたAORサウンドですが、実は「Adult-Oriented Rock」の略称で和製英語なのです。
ロックやフュージョンにソウルミュージックなど、さまざまなジャンルのアーティストやバンドのアルバムや曲が日本では「AOR」として人気だったりするのがおもしろいですね。
こちらの記事では、そんなAORを代表するアーティストならびにバンドをまとめてご紹介!
初心者の方もぜひチェックしてみてください。
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【大人のロック】AORを代表するアーティスト・バンドまとめ(1〜10)
AjaSteely Dan

クールな都会的サウンドと洗練されたポップ感覚、そして卓越した演奏テクニックでAORを牽引するスティーリー・ダンは、アメリカ出身のロック・バンド。
1971年にニューヨークで結成され、ロックにジャズ、ラテン音楽などさまざまなジャンルを融合した独自のサウンドを確立。
アルバム『Aja』などのヒット作を連発し、グラミー賞も獲得。
バンド名の由来となったウィリアム・バロウズの小説のタイトルのように、洒落たユーモアと皮肉に富んだ歌詞も特徴。
フェイゲンさんとベッカーさんという2人の盟友が紡ぎ出す音楽は、AORはもちろん、ロック全般が好きな方におすすめです!
Hard To Say I’m SorryCHICAGO

シカゴというバンド名を聞いて、真っ先に多くのヒット曲のメロディが浮かんでくる人も多いでしょう。
アメリカ・イリノイ州シカゴで1967年に結成された彼らは、ブラス・セクションを大胆に取り入れたサウンドで他のロック・バンドとは一線を画していました。
ジャズやソウル、R&Bなどの要素も感じさせる音楽性は、1970年代を中心に数多くの名曲を生み出しました。
代表曲『If You Leave Me Now』など、日本でもAORの金字塔的な作品を残したシカゴ。
通算100万枚以上のセールスを記録し、数々の記録と共にロックの殿堂入りも果たしているのです。
洗練された音づくりとキャッチーなメロディで、大人のリスナーの心をつかんで離さないバンドと言えるでしょう。
Heart to HeartKenny Loggins

アメリカのシンガーソングライター、ケニー・ロギンスさんは、ソフトロックのジャンルで特に有名です。
1970年代初頭にジム・メッシーナさんとのデュオ「ロギンス&メッシーナ」として音楽界にデビュー。
7枚のアルバムをリリースし、特にアメリカのカレッジキャンパスでのライブ活動で人気を博しました。
1977年にソロデビューを果たし、アルバム『Celebrate Me Home』でプラチナディスクを獲得。
続く1980年代には『Footloose』や『トップガン』の主題歌などで大ヒットを連発し「映画のサウンドトラックの王様」と称されるようになりました。
マイケル・マクドナルドさんとのコラボ曲『What a Fool Believes』ではグラミー賞も受賞。
シティポップやAORが好きな方におすすめのアーティストです。
【大人のロック】AORを代表するアーティスト・バンドまとめ(11〜20)
On And OnStephen Bishop

スティーヴン・ビショップさんは、アメリカ出身の実力派シンガーソングライター。
彼の音楽ジャンルはポップ/ロック、AORなどに分類され、1970年代後半からキャリアをスタートさせました。
代表曲の『On and On』『Save It for a Rainy Day』などのヒット曲で知られ、ロマンティックなサウンドはまさにカリフォルニアのポップシーンを象徴する存在と言えるでしょう。
『Separate Lives』は映画のために書き下ろされ、アカデミー賞にノミネートされるなど高い評価を得ています。
650曲以上の作品を生み出し、著名アーティストにもカバーされてきた実績は圧巻。
都会的でスタイリッシュ、でいてどこか郷愁を感じさせる彼の音楽性は、大人のAORファンにこそ聴いていただきたい逸品です。
Gotta Get Back To LoveBill Champlin

シンガー、キーボーディスト、ギタリストの才能を併せ持つ、幅広い音楽ジャンルで活躍するアメリカの実力派ミュージシャン、ビル・チャンプリンさん。
ポップ、ロック、R&B、ジャズ、ブルースにまたがる多彩な音楽性は、1965年に結成したサンズ・オブ・チャンプリンでのキャリア、1981年から2009年までのロックバンド、シカゴでの活動、さらにソロ活動でも遺憾なく発揮されています。
1978年の『Single』を皮切りに、1990年代の『No Wasted Moments』『Burn Down the Night』など意欲的なソロアルバムの数々や2曲のグラミー賞受賞曲の共作など、ソングライターとしての実力も光る大人のAORファンにこそおすすめしたい名シンガーです。
After The Love Is GoneAIRPLAY

エアプレイは、デイヴィッド・フォスターさんとジェイ・グレイドンさんによって1980年に結成されたアメリカのAORユニット。
ロック、AOR、フュージョンのジャンルに分類され、リード・ボーカルにトミー・ファンダーバークさんが加わり、同年にユニット名を冠した唯一のアルバム『ロマンティック』をリリースしました。
フォスターさんとグレイドンさんはスタジオ・ミュージシャンおよびプロデューサーとして既に実績を積んでおり、レコーディングにはTOTOのメンバーやその他西海岸の著名ミュージシャンが参加。
アメリカ国内では大きな注目を集めることはありませんでしたが、日本では1980年代のウェストコースト・ロック、AORの名盤として高い評価を受け、人気を博しました。
職人的なプレイヤーたちによる都会的で洗練されたアンサンブルと心地良いメロディ、大人の雰囲気が漂うサウンドは、AORやウェストコースト・ロックのファンにとって、今なお聴き応えのある作品です。
Escape (The Pina Colada Song)Rupert Holmes

イギリス出身のシンガーソングライター、ルパート・ホームズさんは、1970年代後半から活躍を開始し、知的な歌詞と物語性のある楽曲で人気を集めています。
代表曲『Escape (The Piña Colada Song)』や『Him』などのヒット曲で知られ、ロマンティックなオーケストレーションが特徴的です。
バーブラ・ストライサンドさんに才能を見出され、彼女のアルバムにも楽曲を提供。
トニー賞やエドガー賞など、音楽のみならず劇作家としても高い評価を受けています。
洗練されたAORサウンドとユーモアあふれる歌詞をお楽しみください。