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【バラキレフのピアノ曲】ロシア五人組のまとめ役が遺した珠玉の名作

19世紀後半のロシア音楽界において民族主義的を掲げ、多くの名作を世に送り出した「ロシア五人組」。

そのまとめ役であったミリイ・バラキレフは、彼が理想としていたショパンやシューマン、リストの影響を受けつつも、ロシア民謡の要素を取り入れた親しみやすい作品を遺しました。

本記事では、バラキレフの作品のなかから、ピアノ独奏やピアノを含む編成で演奏される作品を厳選!

世界最高の難易度を誇ることで知られるあの曲も……ぜひ最後までお楽しみください。

【バラキレフのピアノ曲】ロシア五人組のまとめ役が遺した珠玉の名作(11〜20)

ヴォルガ川に沿ってMily Balakirev

19世紀後半のロシア音楽界をけん引した「ロシア五人組」のまとめ役として知られるミリイ・バラキレフ。

彼が収集、編曲した『ヴォルガ川に沿って』は、ヴォルガ川の舟ひき人夫たちの労働歌をもとにした親しみやすい民謡調の作品。

重々しく力強いリズムと繰り返されるコーラスによって、舟曳きたちの過酷な重労働の様子が生き生きと描写されており、当時のロシアの労働者階級の厳しい現実が垣間見えます。

ロシアの歴史や文化、そして民衆の生活に興味のある方にぜひオススメしたい1曲です。

園にて(牧歌的練習曲)Mily Balakirev

ロシア五人組の中心人物であり、作品の完成に時間をかけることで知られるミリイ・バラキレフ。

『園にて』は、ロシアの美しい自然を思わせる情景を音楽で見事に表現した作品です。

変ニ長調の心地よいメロディは、まるで庭園を散策しているような平和な気分にさせてくれます。

ロマン派の影響を受けつつ、ロシア民謡の要素も感じられる本作は、静かな時間を過ごしたいときにピッタリ。

ピアノを楽しむすべての人にオススメしたい、バラキレフの代表的な1曲です。

トッカータ 嬰ハ短調Mily Balakirev

Mily Balakirev – Toccata in C-sharp minor (NEW YEAR TRIBUTE)
トッカータ 嬰ハ短調Mily Balakirev

ロシア五人組のまとめ役として活躍したミリイ・バラキレフが残した『トッカータ 嬰ハ短調』。

1902年に発表されたこの曲は、ロマン派音楽の特徴を強く持ち、技術的にも表現的にも高度な演奏が求められる意欲作です。

クロマティシズムやモジュレーションを巧みに用いた複雑な和声が特徴で、冒頭から力強いテーマが提示されます。

ロシア民謡の要素を取り入れつつ、バラキレフの革新的な作曲技法が随所に見られる、挑戦的な1曲。

高い演奏技術と豊かな表現力を備えたピアニストにぜひ取り組んでいただきたい作品です。

スペイン風序曲第1番「ホタ・アラゴネーサによる華麗な奇想曲」Glinka=Balakirev

ロシア音楽界に多大な影響を与えた作曲家、ミハイル・グリンカ。

彼の『スペイン風序曲第1番』は、作曲家自身のスペイン旅行の体験から生まれた、情熱あふれる作品です。

「ホタ・アラゴネーサ」という現地の民謡をモチーフに、華麗なオーケストレーションで彩られたこの曲をピアノ用にアレンジしたのが、同時代を生きた作曲家、ミリイ・バラキレフ。

情熱的なスペインの風景を思い浮かべながら、ぜひ本作の躍動感あふれる音楽をお楽しみください!

ソナティナ「スケッチ」ト長調Mily Balakirev

19世紀後半、ロシアを代表する国民楽派の一人ミリイ・バラキレフ。

「ロシア五人組」のまとめ役として同時代の作曲家たちをリードし、ロシア音楽の発展に大きく貢献しました。

そんな彼の遺作となる『ソナティナ「スケッチ」ト長調』は、3つの楽章で構成された、バラキレフならではの繊細かつ色彩豊かな表現力が光る1曲。

民族的な旋律とヨーロッパの音楽的潮流が融合した独自のスタイルは、聴き手の心をつかんで離しません。

演奏には高度な技術と表現力が求められますが、その音楽性の高さゆえに、今なお多くのピアニストたちを魅了し続けています。

クラシック音楽を愛するすべての人々にぜひ聴いていただきたい名曲です。

おわりに

民族主義的な作風でありながらも、自身が理想として掲げていたロマン派音楽の要素も感じさせるバラキレフの音楽。

超高難度の『イスラメイ』が注目されがちですが、なかには取り組みやすい作品も多数あります。

まずは、親しみやすく気軽にチャレンジできる曲の演奏を通して、バラキレフの世界に浸ってみてはいかがでしょうか?