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【イングランド民謡】ブリティッシュトラッドの名曲まとめ

イングランド民謡といえば、誰もが一度は耳にしたことがある心温まるメロディーと素朴であったりさまざまな意味や文化そのものが込められた歌詞が魅力ですよね。

ブリティッシュトラッドには、民衆の暮らしや自然、そして時には冒険心を揺さぶるような物語が詰まっています。

イギリスの文化を深く理解するためにも、またギターやフィドルなどの練習曲としても最適な音楽です。

今回の記事では伝統的なインランド民謡の名曲をまとめてご紹介、歴史を感じさせる調べと、現代にも通じる普遍的なメッセージを持つブリティッシュトラッドの世界を、一緒に楽しんでみませんか?

【イングランド民謡】ブリティッシュトラッドの名曲まとめ(1〜10)

The Lark In the Morningアイルランド民謡

こちら「The Lark In the Morning」は、イギリスのイングランド地方で長年親しまれているフォークソングです。

この曲は古くから歌い継がれており、たくさんのミュージシャンたちがレコードやCDにこの曲を収録しています。

歌詞はいくつかのバージョンがありますが、ほとんどは農村の少年が少女と恋に落ちるという内容です。

Dominion of the Swordイングランド民謡

法や言論よりも力が全てを支配するという、痛烈な風刺が印象的なイングランド民謡。

元々は17世紀の内戦の混乱期に生まれたバラッドですが、現代によみがえらせたのはイギリスのフォーク界の重鎮、マーティン・カーシーさんです。

ブレトンの伝統的な旋律に乗せた、硬質なギターの響きと語るような歌声が、時代を超えたメッセージ性を際立たせていますね。

この楽曲は1988年11月発売のアルバム『Right of Passage』で聴くことができます。

シェイクスピアの歴史劇『ヘンリー六世』で主題音楽に選ばれたことも、本作の持つ物語性の強さを証明しているようです。

社会の矛盾や歴史のうねりに思いを馳せたい時に、じっくりと向き合ってみたくなる一曲なのではないでしょうか。

Early One Morningイングランド民謡

Early One Morning – Nana Mouskouri with lyrics
Early One Morningイングランド民謡

イングランドの民謡には、心温まるメロディーとは裏腹に、実はかなり切実な物語が描かれた作品が少なくありません。

本作もその一つで、ある朝早く、恋人に心変わりされてしまった乙女の嘆きがテーマとなっています。

一聴すると明るい調べですが、その裏には愛を失った絶望とやるせなさが込められており、このギャップがなんとも言えませんね(笑)。

歌詞が初めて文献に登場したのは1787年頃と伝えられています。

サラ・ブライトマンさんがデビュー盤『The Trees They Grow So High』で取り上げたほか、1978年末からはBBCラジオのテーマ曲としても長年親しまれました。

物語性のある音楽や、英国文化の奥深さに触れたい方にぴったりな一曲です。

【イングランド民謡】ブリティッシュトラッドの名曲まとめ(11〜20)

The Trees They Grow So Highイングランド民謡

陽気なフォークソングとはまた違う、物悲しい物語が心を深く揺さぶるスコットランド起源のバラッドです。

『Long-A-Growing』や『Daily Growing』といった別名でも知られるこちらの楽曲は、父親によって歳の離れた若い少年と結婚させられた女性の悲痛な運命を歌っています。

14歳で夫となり、若くして父となり、そして16歳で戦死するという夫の短い生涯を、ただ見守ることしかできない女性の絶望と愛情が胸に迫りますね。

1907年に作曲家ラルフ・ヴォーン・ウィリアムズさんが採譜して以降、アメリカのジョーン・バエズさんやイギリスのペンタングルによる名演で聞き覚えのある方もいらっしゃるでしょう。

歴史の渦に飲まれた悲恋の物語に、静かに思いを馳せたい夜にぴったりな一曲です。

Molly Bawnアイルランド民謡

The Chieftains & Alison Krauss – Molly Ban
Molly Bawnアイルランド民謡

霧深いアイルランドの情景が目に浮かぶような、悲しくも美しいバラッドです。

本作が描くのは、猟に出た若者が、茂みに隠れた恋人を白鳥と誤って撃ってしまうという、あまりに痛ましい物語。

恋人を失った若者の絶望が胸に迫ります。

ですが、ただの悲劇で終わらないのがこの歌の奥深いところ。

いくつかの伝承では、恋人の霊が現れて若者の過ちを許し、彼を救うのです。

まるでケルト神話の変身物語のようでもあり、幻想的な雰囲気が漂いますね。

1799年頃に初めて印刷物として登場し、ザ・ダブリナーズがアルバム『At It Again』で取り上げるなど、多くの歌い手によって大切に歌い継がれてきました。

物語に浸りたい静かな夜に、じっくりと聴き入ってみてはいかがでしょう。

When the Boat Comes Inイングランド民謡

北イングランドの港町に古くから伝わる、心温まる調べを持つイングランド民謡です。

伝統的な歌詞は、漁から帰る父親を待つ家族の情景を歌っており、日々の暮らしの中にあるささやかな愛情が感じられます。

子守唄としても親しまれてきた歴史があり、その優しいメロディはどこか懐かしく、穏やかな気持ちにさせてくれますね。

この楽曲は1849年刊行の書物で初出が確認できるほど歴史が古く、1976年から放送が始まったBBCの同名テレビドラマ『When The Boat Comes In』でテーマ曲に起用されたことで、改めて広く知られるようになりました。

ブリティッシュトラッドの入門編として、また歴史に思いを馳せながらゆったりと過ごしたい時に聴いてほしい一曲です。

Brave Benbowイングランド民謡

海の男たちの勇壮さと悲哀が詰まった、イングランドの伝承歌です。

この歌は1702年に起きた実際の海戦がもとになっており、重傷を負いながらも最後まで戦い抜いた提督の物語なのですね。

脚を失うといった血なまぐさい描写も含まれていて、そういった部分にフォークソングならではの迫力を感じさせます。

本作は1820年代にはすでに印刷物として存在し、録音としてはダニー・スプーナーによる1968年のアルバム『Soldiers and Sailors (Folksingers of Australia Volume 2)』などがあります。

また、作曲家ラルフ・ヴォーン・ウィリアムズがこの旋律を用いて組曲『Sea Songs』を1923年に編曲したという逸話も興味深いですよね。

歴史的な背景を想像しながら聴くと、また違った味わいを感じられるでしょう。