【クラシック】ハロウィンにぴったりのオススメ曲をご紹介
肌寒くなったり日没が早くなったりと、冬の気配を感じ始めた頃。
少し怖いけれど楽しいイベント、ハロウィンがありますね。
仮装して非日常を楽しむハロウィンですが、そんな雰囲気をさらに盛り上げるのに効果的なのが、音楽!
その曲を聴いただけで異世界を感じたり、ゾッとしたり、音楽は一気に空間を演出してくれます。
そこで本記事では、そんな音楽の中でもクラシックにしぼり、ハロウィンにぴったりの曲をピックアップしました。
ぜひ音楽とともに、ハロウィンを楽しんでくださいね。
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【クラシック】ハロウィンにぴったりのオススメ曲をご紹介
死の舞踏Camille Saint-Saëns

シャルル=カミーユ・サン=サーンスが1874年に作曲した管弦楽曲。
中世ヨーロッパの死の舞踏の伝統に触発されたこの作品は、人間の生と死の普遍的なテーマを探求しています。
独奏ヴァイオリンと管弦楽のためのもので、ヴァイオリンは死を象徴し、その不気味で魅力的な旋律が作品全体を通じて表現されているのが特徴的。
強烈なリズムとダイナミックなオーケストレーションが、死の舞踏の無常さと緊迫感を強調しています。
本作がリリースされて以来、世界中のオーケストラによって演奏され、さまざまな録音が残されています。
ハロウィンの夜、不気味な雰囲気を楽しみたい方にぴったりの1曲です。
ペール・ギュント 第1組曲 作品46より「山の魔王の宮殿にて」Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグ書いた劇付随音楽の一部、『ペール・ギュント』。
そのなかの『山の魔王の宮殿にて』は、北欧の民話的な要素が詰まっています。
トロールの世界の不気味さを表現しており、まるで物語を聴いているよう。
ペール・ギュントという冒険者が、トロールたちに追われる様子を描いており、だんだんとテンポが速まり迫力を増していく展開は聴く人を引き込んでいきます。
1875年に初演されましたが、今でもコンサートの人気プログラムの一つ。
ハロウィンの夜に、不思議な世界へ旅立つ気分で楽しんでみてはいかがでしょうか。
レクイエムより「怒りの日」Giuseppe Verdi

ジュゼッペ・ヴェルディが作曲した壮大な宗教音楽作品『レクイエム』の一部。
キリスト教の終末思想を象徴する「最後の審判の日」を描いた楽曲です。
激しいオーケストラと合唱が特徴的で、冒頭の強烈な管弦楽の打撃音と合唱の叫び声は、恐怖と荘厳さを伴いながら聴衆を圧倒します。
ヴェルディは、オペラ的なリズムと強弱の対比を駆使し、終末の不安と威厳を音楽的に描き出しました。
1874年5月にミラノで初演された際には、劇的な表現力と宗教的荘厳さが評価され、今日でも世界中の合唱団やオーケストラによって頻繁に演奏されています。
ハロウィンの雰囲気を盛り上げたい方にオススメですよ。
夜のガスパールMaurice Ravel

モーリス・ラヴェルが1908年に作曲したピアノ組曲。
3つの楽章から成り、それぞれが超自然的な生き物を描いています。
第1楽章では水の精オンディーヌが男性を誘う様子を、第2楽章では夕日に照らされた絞首台の上の死体を、第3楽章では小さな悪魔スカルボの夜の悪戯を表現。
ラヴェルは、詩的なイメージを音楽で表すことに挑戦しました。
ピアニストにとって技術的難易度が高く、繊細なタッチや高度な表現力が求められます。
ゴシックな雰囲気が漂う曲なので、ハロウィンの夜に聴くのにぴったりですね。
バレエ「ロメオとジュリエット」より「モンターギュー家とキャピュレット家」Sergei Prokofiev

セルゲイ・プロコフィエフの代表作『ロメオとジュリエット』から、威圧的で荘厳なメロディが印象的な1曲。
1935年に作曲されたこの楽曲は、モンタギュー家とキャピュレット家の対立を象徴しています。
低音の弦楽器と金管楽器が織りなす重厚な響きが、両家の緊張感を見事に表現。
バレエ音楽として知られる本作ですが、コンサート用の組曲としても人気があり、映画やテレビでも多く使用されています。
日本では、テレビドラマ『のだめカンタービレ』で劇中音楽として使われたことで知られていますね。
少し怖くおどろおどろしい雰囲気は、ハロウィンにぴったりです。