【クラシック】ハロウィンにぴったりのオススメのクラシック音楽
肌寒くなったり日没が早くなったりと、冬の気配を感じ始めた頃。
少し怖いけれど楽しいイベント、ハロウィンがありますね。
仮装して非日常を楽しむハロウィンですが、そんな雰囲気をさらに盛り上げるのに効果的なのが音楽です!
その曲を聴いただけで異世界を感じたり、ゾッとしたり、音楽は一気に空間を演出してくれます。
そこで本記事では、そんな音楽の中でもクラシック音楽にしぼり、ハロウィンにぴったりの曲をピックアップしました。
ぜひ音楽とともに、ハロウィンを楽しんでくださいね。
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【クラシック】ハロウィンにぴったりのオススメのクラシック音楽(21〜30)
組曲「惑星」より「火星」Gustav Holst

グスターヴ・ホルストが作曲した『組曲「惑星」』の第1楽章。
1914年から1916年にかけて作曲され、第一次世界大戦の影響を受けています。
戦争の神マルスを表現しており、強烈なリズムと力強いブラスが特徴的。
緊張感あふれる音楽は、戦争の恐怖や破壊を見事に描写し、聴く人の心に強い印象を残します。
ハロウィンパーティーで怖い雰囲気を演出したいときや、映画のサウンドトラックのように迫力ある音楽を楽しみたいときにぴったりですよ。
夜のガスパールMaurice Ravel

モーリス・ラヴェルが1908年に作曲したピアノ組曲。
3つの楽章から成り、それぞれが超自然的な生き物を描いています。
第1楽章では水の精オンディーヌが男性を誘う様子を、第2楽章では夕日に照らされた絞首台の上の死体を、第3楽章では小さな悪魔スカルボの夜の悪戯を表現。
ラヴェルは、詩的なイメージを音楽で表すことに挑戦しました。
ピアニストにとって技術的難易度が高く、繊細なタッチや高度な表現力が求められます。
ゴシックな雰囲気が漂う曲なので、ハロウィンの夜に聴くのにぴったりですね。
前奏曲 作品3-2「鐘」Sergei Rachmaninov

本作は、セルゲイ・ラフマニノフが19歳のときに作曲した『幻想的小品集』の中の第2曲目にあります。
頭の重厚な和音は、まるでロシアの教会の鐘が鳴り響くよう。
その響きからか、『鐘』や『モスクワの鐘』と呼ばれ親しまれています。
1892年9月、モスクワ電気博覧会で初演され、ラフマニノフの初期作品の中で最も有名な曲となりました。
中間部では一転して急速な音型が展開され、ラフマニノフの見た夢からインスパイアされたとも言われています。
不気味さと美しさが絶妙に調和した本作を、ぜひハロウィンの夜に聴いてみてはいかがでしょうか。
ペール・ギュント 第1組曲 作品46より「山の魔王の宮殿にて」Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグ書いた劇付随音楽の一部、『ペール・ギュント』。
そのなかの『山の魔王の宮殿にて』は、北欧の民話的な要素が詰まっています。
トロールの世界の不気味さを表現しており、まるで物語を聴いているよう。
ペール・ギュントという冒険者が、トロールたちに追われる様子を描いており、だんだんとテンポが速まり迫力を増していく展開は聴く人を引き込んでいきます。
1875年に初演されましたが、今でもコンサートの人気プログラムの一つ。
ハロウィンの夜に、不思議な世界へ旅立つ気分で楽しんでみてはいかがでしょうか。
バレエ「ロメオとジュリエット」より「モンターギュー家とキャピュレット家」Sergei Prokofiev

セルゲイ・プロコフィエフの代表作『ロメオとジュリエット』から、威圧的で荘厳なメロディが印象的な1曲。
1935年に作曲されたこの楽曲は、モンタギュー家とキャピュレット家の対立を象徴しています。
低音の弦楽器と金管楽器が織りなす重厚な響きが、両家の緊張感を見事に表現。
バレエ音楽として知られる本作ですが、コンサート用の組曲としても人気があり、映画やテレビでも多く使用されています。
日本では、テレビドラマ『のだめカンタービレ』で劇中音楽として使われたことで知られていますね。
少し怖くおどろおどろしい雰囲気は、ハロウィンにぴったりです。
カルミナ・ブラーナより「おお、運命の女神よ」Carl Orff

運命の無慈悲さを描く楽曲として、カール・オルフの作品が挙げられます。
13世紀の詩に基づき、1935年から1936年に作曲されたこの曲は、運命に翻弄される人々の苦悩を劇的に表現しています。
打楽器と重厚な合唱で始まり、徐々に緊張感を高めてクライマックスに達する曲調が特徴的。
1981年の映画『エクスカリバー』で使用されたことで広く知られるようになり、その後も映画やCMなどで多用されています。
ハロウィンの雰囲気を盛り上げたい方にぴったりの1曲。
異世界を感じさせる音楽とともに、非日常を楽しんでみてはいかがでしょうか。
死の舞踏Franz Liszt

ハロウィンの雰囲気にぴったりの曲をお探しの方に、フランツ・リストさんの作品をご紹介します。
中世の聖歌「怒りの日」を主題にした本作は、1838年に構想され、1849年に完成しました。
ピアノとオーケストラが生み出す壮大な音響が特徴的で、生と死のテーマを掘り下げています。
ピサのカンポサントで見た「死の勝利」というフレスコ画に触発されたという説もあり、その音楽は聴く人の心に強烈な印象を残します。
1865年4月にハーグで初演された本作は、その革新的なスタイルで高く評価されています。
ハロウィンパーティーのBGMとしてはもちろん、ゾクっとする雰囲気を味わいたい方にもおすすめです。