【クラシック】ハロウィンにぴったりのオススメ曲をご紹介
肌寒くなったり日没が早くなったりと、冬の気配を感じ始めた頃。
少し怖いけれど楽しいイベント、ハロウィンがありますね。
仮装して非日常を楽しむハロウィンですが、そんな雰囲気をさらに盛り上げるのに効果的なのが、音楽!
その曲を聴いただけで異世界を感じたり、ゾッとしたり、音楽は一気に空間を演出してくれます。
そこで本記事では、そんな音楽の中でもクラシックにしぼり、ハロウィンにぴったりの曲をピックアップしました。
ぜひ音楽とともに、ハロウィンを楽しんでくださいね。
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【クラシック】ハロウィンにぴったりのオススメ曲をご紹介
組曲「くるみ割り人形」Op.71aより第3曲「こんぺい糖の踊り」Pyotr Tchaikovsky

ピョートル・チャイコフスキーがチェレスタという新楽器を使用して作曲した本作。
幻想的な音色が魅力的です。
1892年に初演されたバレエ『くるみ割り人形』の一場面を描いており、お菓子の国の女王である「こんぺい糖の精」の優雅な踊りを表現しています。
ゆっくりとした静かなテンポや繊細な音使いが、夢幻的な世界観を見事に演出。
映画『ファンタジア』などでも使用され、クラシックにあまり馴染みがない方でも親しみやすい曲として知られています。
ハロウィンの雰囲気作りにも最適なので、ぜひ幻想的な世界に浸りながら聴いてみてはいかがでしょうか。
カルミナ・ブラーナより「おお、運命の女神よ」Carl Orff

運命の無慈悲さを描く楽曲として、カール・オルフの作品が挙げられます。
13世紀の詩に基づき、1935年から1936年に作曲されたこの曲は、運命に翻弄される人々の苦悩を劇的に表現しています。
打楽器と重厚な合唱で始まり、徐々に緊張感を高めてクライマックスに達する曲調が特徴的。
1981年の映画『エクスカリバー』で使用されたことで広く知られるようになり、その後も映画やCMなどで多用されています。
ハロウィンの雰囲気を盛り上げたい方にぴったりの1曲。
異世界を感じさせる音楽とともに、非日常を楽しんでみてはいかがでしょうか。
死の舞踏Franz Liszt

ハロウィンの雰囲気にぴったりの曲をお探しの方に、フランツ・リストさんの作品をご紹介します。
中世の聖歌「怒りの日」を主題にした本作は、1838年に構想され、1849年に完成しました。
ピアノとオーケストラが生み出す壮大な音響が特徴的で、生と死のテーマを掘り下げています。
ピサのカンポサントで見た「死の勝利」というフレスコ画に触発されたという説もあり、その音楽は聴く人の心に強烈な印象を残します。
1865年4月にハーグで初演された本作は、その革新的なスタイルで高く評価されています。
ハロウィンパーティーのBGMとしてはもちろん、ゾクっとする雰囲気を味わいたい方にもおすすめです。
幻想交響曲より第5楽章「魔女の夜宴の夢」Hector Berlioz

エクトル・ベルリオーズが24歳のときに作曲した交響曲の最終楽章。
アヘンの影響下で見る恐ろしい幻覚を描いており、主人公の葬儀に魔女や亡霊、怪物たちが集まる狂乱の宴が繰り広げられます。
不気味で重厚な雰囲気の中、魔物たちの舞踏が描写されるさまは圧巻。
ヴァイオリンの特殊な奏法や重々しい鐘の音が、死と混沌の世界観を見事に表現しています。
ハロウィンパーティー や怖い話をする際の BGM としてぴったり。
ゾクゾクする音楽を楽しみたい方にオススメです。
交響詩「死の島」作品29Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフが1909年に発表した本作は、スイスの画家ベックリンの絵画にインスパイアされた作品。
孤島への神秘的な旅を、5/8拍子の独特なリズムで表現しています。
冒頭から船を漕ぐようなリズムが印象的で、水面を行く漕ぎ手の動きを思わせますね。
低音弦楽器や木管楽器が多用され、暗く深い感情を伴う曲調が特徴的。
死や運命への旅を象徴するかのように、徐々に感情が高まっていきます。
ハロウィンの夜に聴けば、まるで異世界への扉が開くような、神秘的な世界観を感じられるかもしれません。
おわりに
不思議な雰囲気の曲から恐怖を感じさせる曲まで、ハロウィンにぴったりのクラシック曲をご紹介しました。
お家で音楽を流すだけでも、ハロウィンの世界観を味わえそうですね。
ぜひ本記事で紹介した音楽とともに、ハロウィンを楽しんでください!