「高齢者の筋力低下や認知症を予防したい」と思う介護職員の方もいらっしゃるでしょう。
認知と運動を鍛えてくれる「コグニサイズ」というものをご存知でしょうか?
コグニサイズは認知(cognition)と運動(exercise)を混ぜた造語です。
体を動かしながら認知課題も行なっていくため、高齢者の方々にオススメしたいトレーニングのひとつです。
今回はコグニサイズを簡単なものから難しいものまでご紹介していきます。
道具を使ったものまであるため、さまざまなバリエーションが楽しめるでしょう。
ぜひご活用ください!
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もくじ
【高齢者向け】認知症予防コグニサイズをご紹介
椅子でできる簡単コグニサイズ

月曜日から日曜日まで、一週間の曜日を言いながらする体操です。
大半の高齢者の方が曜日を日常生活で使用していたことがありますよね。
知っている言葉なら挑戦しやすいですし、座ってできる体操なので高齢者の方も参加しやすいのではないでしょうか。
月曜日から座ったまま足踏みをして、「水曜日と日曜日」の二日間だけ足を上げたり手拍子を加えてみましょう。
慣れてきたら、テンポを速めてみてくださいね。
体操をしている曜日だけ、違う動きを加えるなどアレンジしてもいいですね。
時間の間隔を感じることが難しい高齢者の方も、曜日間隔を知るきっかけにもつながりますよ。
手足じゃんけんでコグニサイズ

足の運動量が減少気味な方にオススメなコグニサイズです。
手と足を使って「じゃんけん」をしていきますよ。
普通は指を、握ったり開いて「グー、チョキ、パー」の形を作っていきます。
足を使ったじゃんけんも要領は一緒で、足を前後にしたり横に開いてじゃんけんの形を作っていきますよ。
高齢者の方の中には、お子さんやお孫さんとご一緒に足じゃんけんを、したことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
足も動かすことで、血流もよくなり浮腫みの改善に効果が期待できます。
さらに足や指の筋肉を鍛えるので、ふらつきや転倒防止にも役立つそうですよ。
グーチョキパーの発声も加えて、体操してみてくださいね。
音楽に合わせてコグニサイズ

軽やかなテンポの音楽に合わせておこなう「コグニサイズ」です。
音楽が付くことで、楽しみながらリズムにのって、体を動かしたり発声がしやすくなる要素がありますよ。
高齢者の方のペースに合わせておこなうことが一番ですが、「体操が少し難しいな」と感じている高齢者の方にオススメです。
体操ができるようになったら、腕の体操や発声を多くするなど動きを加えていきましょう。
実は「できる」状態になると、頭を使っていない状態にもなってしまいます。
脳を活性化するためにも、難易度を上げながらおこなってくださいね。
あいうえおでコグニサイズ

椅子に座って、足踏みをしながら「あいうえお」の発声もしていきましょう。
あ行からな行まで発声していきますが、足踏みのほかにも動きを加えていきますよ。
例えば「う、く、す、つ、ぬ」のときに指を一本立てたり、「お、こ、そ、と、の」のときには手拍子を加えていきます。
さらに慣れてきたら体操のスピードもアップしたり違う動きを加えてみてくださいね。
高齢者の方に合わせてじょじょに、動きを加えていくことがポイントです。
少し体に負担がかかる方が、効果が期待できます。
もちろん高齢者の方に無理のない範囲で行うことが重要ですよ。
ぜひ、アレンジを加えて挑戦してみてくださいね。
しりとりでコグニサイズ

ゲーム感覚で気軽に楽しめる「しりとりコグニサイズ」です。
しりとりをしながら、椅子に座って足踏みをしていきましょう。
高齢者の方も一度は遊んだことがあるしりとりは、認知症予防にオススメなんですよ。
語尾の一文字から始まる単語を思い出すときに、記憶力や思考力を使うので脳を刺激します。
脳を鍛えるので、認知症予防につながりますよ。
普通のしりとりに慣れてきたら、答えるときに手拍子を加えるなどアレンジしてみてくださいね。
数人でできるので、ほかの方と交流も生まれそうな体操です。
数字を使ってコグニサイズ

数字を数えていき3の倍数のときに、手拍子をしていきましょう。
簡単そうに見えますが、意外に頭を使いますよ。
難しく思う高齢者の方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが「難しい」と思っているときに脳を使っているそうです。
間違えて「少し難しい」と思えるぐらいがちょうど良いそうですよ。
最初のうちはホワイトボードに3の倍数を書いておくなど、ヒントもあるとスムーズかもしれませんね。
3の倍数以外でも、できる体操なのでいろいろな倍数でお試しくださいね。