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【定番】コンテンポラリー・ミュージックの名曲

あなたはコンテンポラリー・ミュージックと聞いて、どんな曲をイメージしますか?

恐らく、多くの方が明確なイメージを持てないと思います。

簡単に説明するとコンテンポラリー・ミュージックはクラシック音楽の現代版で、クラシックよりも幅広い音楽性を持ちます。

抽象的なジャンルなので、現代クラシックという認識でも問題ないでしょう。

今回はそんなコンテンポラリーミュージックの名曲をピックアップしてみました。

クラシックが好きな方はぜひチェックしてみてください!

【定番】コンテンポラリー・ミュージックの名曲(1〜10)

String Quartet No 4Jonathan Harvey

String Quartet No. 4 With Live Electronics (2003)
String Quartet No 4Jonathan Harvey

積極的に電子音響技術を取り入れた音楽性で知られているイギリス出身の作曲家、ジョナサン・ハーヴェイさん。

ケンブリッジ大学出身でエルヴィン・シュタインさんやハンス・ケラーさんを師匠に持ち、最終的にドクター・オブ・フィロソフィーという博士号に次ぐ学位を取得しています。

そんな彼の名曲である『String Quartet No 4』は、不協和音を多く用いた作品で、非常に個性的な音楽性に仕上げられています。

ノイズミュージックが好きな方はぜひチェックしてみてください。

Become OceanJohn Luther Adams

ピューリッツァー賞を受賞した経歴を持つアメリカ出身の作曲家、ジョン・ルーサー・アダムスさん。

もともとはロックバンドのドラマーとして活躍していたこともあるため、他のコンテンポラリー・ミュージックに比べるとキャッチーに仕上げられていることが多い印象です。

こちらの『Become Ocean』はそんな彼の名曲として有名な作品で、タイトルからも分かるように海をイメージした深くゆったりとしたコンテンポラリー・ミュージックに仕上げられています。

Written on SkinGeorge Benjamin

George Benjamin on composing Written on Skin (The Royal Opera)
Written on SkinGeorge Benjamin

ロンドン出身の作曲家、ジョージ・ベンジャミンさん。

オルヴィエ・メシアンさんの愛弟子で、幼い頃から神童として話題を集めていました。

作品の制作ペースが非常に早いことで知られており、今日までいくつもの名曲を作り出してきました。

そんな彼の名曲としてオススメしたい作品が、こちらの『Written on Skin』。

オペラの作品なのですが、古典的な作品に対するリスペクトを感じられる、コンテンポラリー・ミュージックに仕上げられています。

【定番】コンテンポラリー・ミュージックの名曲(11〜20)

Duet for cello and orchestraCassandra Miller

Cassandra Miller – ‘Duet for Cello and Orchestra’
Duet for cello and orchestraCassandra Miller

ロンドンを拠点に活動しているカナダ出身の作曲家、カサンドラ・ミラーさん。

実験的な作風で知られている作曲家で、コンテンポラリー・ミュージックのなかでも、特に個性的な音楽性で仕上げられています。

そんな彼女の作品のなかで、定番として人気を集めているのが、こちらの『Duet for cello and orchestra』。

前半は和音を中心としたキャッチーな仕上がりですが、4分を超えてくると徐々に和音が乱れ、インパクトのある不協和音が鳴り響きます。

そして終盤に近づくにつれて、非常に自然な度合いで和音に戻っていくという挑戦的な試みが感じられる名曲です。

SkinRebecca Saunders

電子楽器を用いた先進的な作曲で人気を集めるロンドン出身の作曲家、レベッカ・サンダースさん。

非常にアバンギャルドな音楽性で知られており、いくつものコンテンポラリー・ミュージックのなかで、特に聞き取りにくい複雑な構成で知られています。

そんな彼女の名曲として名高い作品が、こちらの『Skin』。

ドイツでは非常に根強い人気をほこる作品で、2019年にはその功績がたたえられ、シーケンス音楽賞を女性で初めて獲得しています。

WTC 9/11Steve Reich

コンテンポラリーミュージックにはミニマル・ミュージックという派生ジャンルがあります。

このミニマル・ミュージックというのは音の動きを最小限に抑えて、パターンをよく繰り返すというジャンルのことで、こちらのスティーブ・ライヒさんはミニマル・ミュージックの代表的な作曲家として知られています。

こちらの『WTC 9/11』はそんな彼の定番の曲として知られており、飛行機の機械音をイメージさせる、個性的な構成が印象的です。

PassionPascal Dusapin

インターナショナル・ロストラム・オブ・コンポーザーズという権威のある音楽賞を受賞した経歴を持つ、フランス出身の作曲家、パスカル・デュサパンさん。

初期はエクリチュールを主体とした切れ味の良い作風でしたが、舞台作品を取り上げるようになってからは、調性や既存のクリシェへの依存といった作風に変わっていました。

こちらの『Passion』は、そんな彼の名曲として名高い作品で、コンテンポラリー・ミュージックの定番として知られていますね。

ぜひチェックしてみてください。