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【定番】コンテンポラリー・ミュージックの名曲

あなたはコンテンポラリー・ミュージックと聞いて、どんな曲をイメージしますか?

恐らく、多くの方が明確なイメージを持てないと思います。

簡単に説明するとコンテンポラリー・ミュージックはクラシック音楽の現代版で、クラシックよりも幅広い音楽性を持ちます。

抽象的なジャンルなので、現代クラシックという認識でも問題ないでしょう。

今回はそんなコンテンポラリーミュージックの名曲をピックアップしてみました。

クラシックが好きな方はぜひチェックしてみてください!

【定番】コンテンポラリー・ミュージックの名曲(11〜20)

PartitaCaroline Shaw

Partita for 8 Singers: No. 1. Allemande
PartitaCaroline Shaw

2013年にピューリッツァー音楽賞を20歳という若さで受賞し、話題を呼んだアメリカ出身の作曲家、キャロライン・ショーさん。

バロック音楽から強いインスパイアを受けており、彼女の作品ではバロック音楽をコンテンポラリー・ミュージックに落とし込んだ個性的な音楽性にまとめられています。

そんな彼女の作品のなかで、特にオススメしたい作品が、こちらの『Partita』。

アカペラ作品で、一般的なアカペラにはない、声の可能性を最大限にまで広げた表現が印象的です。

Little Match Girl PassionDavid Lang

David Lang – Little Match Girl Passion | Acht Brücken | Nicolas Fink | WDR Rundfunkchor
Little Match Girl PassionDavid Lang

世界的な知名度を持つニューヨーク出身の作曲家、デヴィッド・ラングさん。

スタンフォード大学で学士号を取得した後、アイオワ大学で作曲家のマーティン・ジェニーさんから音楽を学び、イェール大学で音楽の博士号を取得しています。

まさに音楽エリートですね。

こちらの『Little Match Girl Passion』はそんな彼の最も有名なコンテンポラリー・ミュージックで、『マッチ売りの少女』をテーマに作られ、現代的な声楽作品として高い評価を受け、ピューリッツァー音楽賞を受賞しています。

Stabat MaterJames MacMillan

Vatican premiere of Sir James MacMillan’s Stabat Mater, with Harry Christophers & The Sixteen
Stabat MaterJames MacMillan

スコットランド出身の作曲家、ジェームズ・マクミランさん。

基本的にはクラシックな作品を得意としてい作曲家ですが、コンテンポラリー・ミュージックの作品も多くリリースしており、そういった楽曲の多くに政治的なメッセージがこめられています。

そんな彼の名曲としてオススメしたい作品が、こちらの『Stabat Mater』。

不協和音などを積極的に用いるわけではないため、ガッツリとしたコンテンポラリー・ミュージックとして聴くのではなく、あくまでクラシックの延長として聴くと楽しめるかと思います。

The Blue NotebooksMax Richter

アバンギャルドなパフォーマンスで人気を集める6人組のピアニスト・グループ、ピアノ・サーカスのメンバーとして世界的な評価を受けている作曲家、マックス・リヒターさん。

同じくコンテンポラリーなピアニストとして注目されている。

ヨハン・ヨハンソンさんと並んで、非常に高い評価を受けているピアニストとして有名です。

こちらの『The Blue Notebooks』は、2004年にリリースされた作品で、反暴力のメッセージ性がこめられた感動的なコンテンポラリー・ミュージックです。

Lost HighwayOlga Neuwirth

Warszawska Jesień 2016 – Olga Neuwirth ‘Lost Highway’
Lost HighwayOlga Neuwirth

オーストリア出身の作曲家、オルガ・ノイヴィルトさん。

ウィーン国立音楽大学出身で在学していた際に、映画『L’amour à mort』の音楽について論文を発表しているなど、劇的な分野を得意としています。

作曲家として活動してからは、いくつかのオペラ作品を発表しています。

その中でも特に有名な作品が、こちらの『L’amour à mort』。

もともとはデヴィッド・リンチ監督の映画作品で、2003年に公演され話題を呼びました。

不協和音を多く用いた、恐怖をイメージさせるメロディーが印象的です。

HamletBrett Dean

Hamlet by Brett Dean – Act II – Ophelia
HamletBrett Dean

バイオリニストとしても高い評価を受けている、オーストラリア出身の作曲家、ブレット・ディーンさん。

クイーンズランド音楽院でエリザベス・モーガンさんやジョン・カーロさんといった音楽家から学び、1982年には音楽院で最高成績を収めています。

そんな彼の作品のなかで定番として知られている作品が、こちらの『Duet for cello and orchestra』。

コンテンポラリー・ミュージックのなかでは和音が多いため、聴き慣れていない方でも楽しみやすい作品です。

おわりに

クラシック音楽の流れから来ているコンテンポラリー・ミュージックですが、古典的な作品に比べると無音を強調していたり、あえて不協和音を取り入れたりと、表現の幅がクラシック音楽よりも広い印象を覚えました。

ラグミュージックでは、コンテンポラリー・ミュージックの他にも、コンテンポラリー・ジャズといったジャンルも特集しています。

マイナーなジャンルに興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね!