【定番】コンテンポラリー・ミュージックの名曲
あなたはコンテンポラリー・ミュージックと聞いて、どんな曲をイメージしますか?
恐らく、多くの方が明確なイメージを持てないと思います。
簡単に説明するとコンテンポラリー・ミュージックはクラシック音楽の現代版で、クラシックよりも幅広い音楽性を持ちます。
抽象的なジャンルなので、現代クラシックという認識でも問題ないでしょう。
今回はそんなコンテンポラリーミュージックの名曲をピックアップしてみました。
クラシックが好きな方はぜひチェックしてみてください!
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もくじ
- 【定番】コンテンポラリー・ミュージックの名曲
- The TempestThomas Adès
- La CommediaLouis Andriessen
- The Importance of Being EarnestGerald Barry
- Cello ConcertoUnsuk Chin
- HashirigakiHeiner Goebbels
- String Quartet No 4Jonathan Harvey
- Written on SkinGeorge Benjamin
- Become OceanJohn Luther Adams
- The MinotaurHarrison Birtwistle
- Let Me Tell YouHans Abrahamsen
- Little Match Girl PassionDavid Lang
- The Blue NotebooksMax Richter
- WTC 9/11Steve Reich
- PartitaCaroline Shaw
- Duet for cello and orchestraCassandra Miller
- Stabat MaterJames MacMillan
- PassionPascal Dusapin
- SkinRebecca Saunders
- Lost HighwayOlga Neuwirth
- HamletBrett Dean
【定番】コンテンポラリー・ミュージックの名曲
WTC 9/11Steve Reich

コンテンポラリーミュージックにはミニマル・ミュージックという派生ジャンルがあります。
このミニマル・ミュージックというのは音の動きを最小限に抑えて、パターンをよく繰り返すというジャンルのことで、こちらのスティーブ・ライヒさんはミニマル・ミュージックの代表的な作曲家として知られています。
こちらの『WTC 9/11』はそんな彼の定番の曲として知られており、飛行機の機械音をイメージさせる、個性的な構成が印象的です。
PartitaCaroline Shaw

2013年にピューリッツァー音楽賞を20歳という若さで受賞し、話題を呼んだアメリカ出身の作曲家、キャロライン・ショーさん。
バロック音楽から強いインスパイアを受けており、彼女の作品ではバロック音楽をコンテンポラリー・ミュージックに落とし込んだ個性的な音楽性にまとめられています。
そんな彼女の作品のなかで、特にオススメしたい作品が、こちらの『Partita』。
アカペラ作品で、一般的なアカペラにはない、声の可能性を最大限にまで広げた表現が印象的です。
Duet for cello and orchestraCassandra Miller

ロンドンを拠点に活動しているカナダ出身の作曲家、カサンドラ・ミラーさん。
実験的な作風で知られている作曲家で、コンテンポラリー・ミュージックのなかでも、特に個性的な音楽性で仕上げられています。
そんな彼女の作品のなかで、定番として人気を集めているのが、こちらの『Duet for cello and orchestra』。
前半は和音を中心としたキャッチーな仕上がりですが、4分を超えてくると徐々に和音が乱れ、インパクトのある不協和音が鳴り響きます。
そして終盤に近づくにつれて、非常に自然な度合いで和音に戻っていくという挑戦的な試みが感じられる名曲です。
Stabat MaterJames MacMillan

スコットランド出身の作曲家、ジェームズ・マクミランさん。
基本的にはクラシックな作品を得意としてい作曲家ですが、コンテンポラリー・ミュージックの作品も多くリリースしており、そういった楽曲の多くに政治的なメッセージがこめられています。
そんな彼の名曲としてオススメしたい作品が、こちらの『Stabat Mater』。
不協和音などを積極的に用いるわけではないため、ガッツリとしたコンテンポラリー・ミュージックとして聴くのではなく、あくまでクラシックの延長として聴くと楽しめるかと思います。
PassionPascal Dusapin

インターナショナル・ロストラム・オブ・コンポーザーズという権威のある音楽賞を受賞した経歴を持つ、フランス出身の作曲家、パスカル・デュサパンさん。
初期はエクリチュールを主体とした切れ味の良い作風でしたが、舞台作品を取り上げるようになってからは、調性や既存のクリシェへの依存といった作風に変わっていました。
こちらの『Passion』は、そんな彼の名曲として名高い作品で、コンテンポラリー・ミュージックの定番として知られていますね。
ぜひチェックしてみてください。
SkinRebecca Saunders

電子楽器を用いた先進的な作曲で人気を集めるロンドン出身の作曲家、レベッカ・サンダースさん。
非常にアバンギャルドな音楽性で知られており、いくつものコンテンポラリー・ミュージックのなかで、特に聞き取りにくい複雑な構成で知られています。
そんな彼女の名曲として名高い作品が、こちらの『Skin』。
ドイツでは非常に根強い人気をほこる作品で、2019年にはその功績がたたえられ、シーケンス音楽賞を女性で初めて獲得しています。