ストリートからクラシックまで。ダンスのジャンルをまとめて紹介
ダンスには、音楽と同じようにたくさんのジャンルが存在しています。
ダンスのジャンル分けは、どんな音楽に合わせて踊るかという音楽的な分け方のほかに、体の動かし方に注目して定義付けられたジャンルもあるんですよね。
この記事では、ストリートダンスからクラシックなダンスまで、アーティストのMVやダンサーによるパフォーマンスで見かけるダンスのジャンルを一挙に紹介していきますね!
それぞれのジャンルがどんな特徴なのかがわかる動画とともに紹介していきますので、ぜひ奥深いダンスの世界を味わってください。
ストリートからクラシックまで。ダンスのジャンルをまとめて紹介(1〜10)
ヒップホップダンス

あらゆるダンスジャンルのなかでも、特に体幹の強さが求められるポップダンス。
このジャンルは日本でも認知度の高いロボットダンスなどから自然に生まれたジャンルで、世界でも特に高い人気をほこります。
ポップというのはポップミュージックのことではなく、弾くという意味のポップで、その名の通り、筋肉を弾くようなスタイルを主体としています。
踊れるようになるにはブレイクダンスと同様に相当なセンスとトレーニングが必要です。
ただ、個性的なムーブが多いジャンルのため、見る専としても十分に楽しめると思います。
ポップダンス(ポッピン)

独特の表現が魅力のダンスジャンル、レゲエダンス。
名前だけなら誰しも一度は聞いたことがあると思います。
しかし、実際のどのようなダンスなのか知らない方は多いのではないでしょうか?
レゲエダンスは非常に変わったスタイルで、パッと見ではなかなかすごさを感じづらいかもしれません。
というのも、レゲエダンスはブレイクダンスやヒップホップダンスのように大きいムーブがありません。
地味なようにも思えるジャンルですが、実はさまざまなジャンルのなかでも特に表現力が求められるダンスとして知られています。
また、男性と女性でスタイルが大きく異なるので、レゲエダンスを知るには、まず男女のダンスを見比べてみると良いでしょう。
ロックダンス(ロッキン)

いくつものダンスジャンルのなかで、特に人口が多いヒップホップダンス。
他のジャンルに比べるとスタイルが非常に幅広く、一言で形容するのは難しいのですが、あえて言うならばヒップホップに乗りながらダンスするジャンルと言ったところでしょう。
比較的、新しいジャンルで難易度の高いニュー・スクールのステップが多く存在します。
ちなみに日本は、このヒップホップダンスにおいて、世界でもトップクラスの実力を持っていることで知られており、LEOさんやKAZANEさんといった世界大会の優勝者を何人か輩出しています。
ストリートからクラシックまで。ダンスのジャンルをまとめて紹介(11〜20)
ソウルダンス

古い映画のシーンで目にすることもある、ディスコなどで踊っているシーン。
あのように、みんなで音楽に合わせて体を動かしているうちにスタイルが確立されたのが、ソウルダンスです。
現代のストリートダンスの、原点ともされています。
50年代から60年代に大流行したソウルミュージックに合わせて、音楽のノリを強調するように踊るスタイルです。
ヒップホップダンスのようなハデさはありませんが、ソウルミュージックが好きな方には刺さるダンスです。
最近では、ブルーノ・マーズさんのパフォーマンスでも、ソウルダンスにあるようなステップを踏んでいるところが見られます。
日本で有名なソウルダンサーは、テディー・ダンさんとSETOさんです。
ベリーダンス

妖えんなラテンのリズムに合わせて、女性の体の美しさを存分に使って表現するベリーダンス。
古代エジプト発祥の伝統的なダンスで、世界最古のダンスとも言われています。
女神崇拝の儀式のためや、豊穣を祈る踊りとして踊られていました。
腰、おなかを揺らしながら踊ったり、体をくねらせたりと独特なスタイルで踊ります。
また、ベリーダンスの衣装はとても特徴的で、ビキニのような衣装に、動きに合わせて揺れる、やわらかいスカートがついています。
またジプシーの名残で全身にコインや、ビーズといった飾りが付いており、とてもきらびやかです。
日本では、ボディメイクを目的に始められる方も多いダンスです。
コンテンポラリーダンス

さまざまな種類のダンスがあり、それぞれの特色がありますが、中でも群を抜いて芸術性の高いダンスが、コンテンポラリーダンスです。
コンテンポラリーダンスは表現方法に決まりがない、自由なダンスとされています。
そのため、ジャズダンスや、ヒップホップダンスなどに比べると、理解が難しかったり、予測ができなかったりするところがあります。
ですが、表現が自由な分、自分自身が監督となりパフォーマンスを作り上げます。
そのため、息遣いのひとつでさえも作品の一部であるように見えます。
その人にしか表現できない世界に、いつの間にか引き込まれるという体験ができるダンスです。
特に、関典子さんの『瀕死の白鳥』のパフォーマンスでは、引き込まれるという感覚を味わえるので、ぜひ一度チェックしてみてください!
タップダンス

耳に心地いい、ご機嫌なリズムを足で奏でながら踊る、タップダンス。
ミュージカルやテレビ番組などで取り上げられることも多く、日本でもおなじみみのダンスですよね。
軽快なステップでポップなイメージがあるタップダンスですが、その歴史はけっして明るいものではありませんでした。
発祥は1980年代アメリカ、アフリカ大陸から移民として連れてこられた黒人たちが奴隷として働かされ、あらゆる自由を奪われた生活をしていたところで生まれたダンスです。
もともと、自由の少ない生活の中で、唯一の楽しみとしていたドラム缶を使った演奏を楽しんでいたのですが、それすらも禁止され、そこで自らの足でリズムを刻むことで自身を表現したのが、タップダンスの始まりと言われています。
初めは素足で踊っていましたが、それから足の裏にコインや、廃材をつけて踊るようになり、現在ではタップスと呼ばれる、靴裏に金属の板をつけた革靴で踊ることが主流になりました。
タップダンスをもっと知りたい方は、「タップの神様」と呼ばれるビル・ボージャングル・ロビンソンさんのパフォーマンスを、一度見てみてください!





