ピアノの難しい曲|プロでも弾けない!?超絶技巧を要するクラシック
世界には、演奏不可能とも思えるような難易度を誇るクラシックのピアノ曲が多数存在します。
その難しさはまさに悪魔的!
「プロのピアニストであっても、弾きこなせるのはほんの一握り」といわれている作品もあるんです。
今回は、そんな最難度のピアノ曲のなかから、超絶技巧を要することで有名な名曲たちをピックアップしました!
ピアニストの超人的な指さばきをご覧いただける動画とともにご紹介しますので、ぜひ耳と目の両方でお楽しみください。
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ピアノの難しい曲|プロでも弾けない!?超絶技巧を要するクラシック(31〜40)
12の超絶技巧練習曲 作品11-10 『レズギンカ』Sergey Lyapunov,

カフカス地方の民族舞踊をモチーフにした壮大な作品で、セルゲイ・リャプノフによって1897年に作曲されました。
リズミカルな躍動感と情熱的な旋律が特徴的で、聴衆を魅了する華やかさを持っています。
本作は、激しい躍動感と繊細な表現力を兼ね備え、ロシアの民族音楽の要素を巧みに織り込んだ芸術性の高い楽曲となっています。
高度な技巧を要する曲調ながら、聴く人には難しさを感じさせない心地よい音の流れが魅力です。
演奏時間約7分という比較的コンパクトな長さも、発表会での披露に適しています。
ピアノの表現力を存分に引き出せる本作は、豊かな音楽性と確かな技術を持つピアニストの方にぴったりの1曲といえるでしょう。
ピアノソナタ第1番 作品2-1 第4楽章Ludwig van Beethoven

力強く情熱的な演奏が魅力の一曲です。
2分の2拍子のプレスティッシモ(非常に速く)で書かれ、三連音符の分散和音と和音の刻みが織りなす躍動感があふれる展開が聴く人の心をつかみます。
ピアノとフォルテの強弱の対比が効果的に使われ、オクターヴの順次下降が印象的な副次主題も、会場全体を引き込む魅力に満ちています。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは1796年にウィーンのArtaria社からこの作品を出版し、師であるフランツ・ヨーゼフ・ハイドンに献呈しました。
テクニックに自信のある方にぴったりの、聴衆を魅了できる演奏会向けのレパートリーとしておすすめです。
春の祭典Igor Stravinsky

春の到来を祝う異教の儀式を描いたこの作品は、20世紀の音楽に革命をもたらしました。
複雑なリズムと不協和音の大胆な使用が特徴で、原始的で力強い音楽が展開されます。
オーケストラでは冒頭のファゴットの独奏は、楽器の高音域を使用し、独特の緊張感を生み出しています。
1913年5月の初演時には観客の間で大きな騒動を引き起こしましたが、オーケストラ版とは別に作曲者であるイーゴリ・ストラヴィンスキー2台ピアノ版も存在し、本人編曲であることから複調の仕組みや和声構造などの各楽曲の構造が非常に明確になって、現在では重要なピアノ曲のレパートリーとしても広く演奏されています。
クラシック音楽の常識を覆す革新性に興味がある方におすすめです。
おわりに
今回は、高度なテクニックを要するピアノ曲のなかでも、最難度に分類される作品たちをご紹介しました。
難しい曲は技巧面に注目が集まりがちですが、細部に作曲家の和声や表現へのこだわりが詰まっています。
演奏を見聞きするだけでなく、楽譜を見ながら聴いたりメロディラインだけをピアノで弾いてみたりなど、楽しみ方もいろいろ!
お好みの方法で、さまざまな角度から難曲を味わってみてはいかがでしょうか?





