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【高齢者】8月がテーマの俳句。有名な句をご紹介

皆さんは俳句を詠みますか?

高齢者の方の中にはお好きな方が多いかもしれませんね。

日差しが強く屋内で過ごすことが多い8月は、俳句にふれてみませんか?

俳句では「季語」と呼ばれる特定の季節を表す言葉を用い、五・七・五の17音で詠みのが基本。

8月を表す季語として、朝顔や西瓜、天の川や蝉などが有名でしょうか。

俳句の世界では8月8日頃から11月6日頃までを三秋としており「秋」と区分します。

そのため8月の季語には夏のイメージが強いものや、秋をイメージするものまで様々ありますよ。

どのような季語があるかなども話しながら、お好きなテーマで俳句を詠んでみてはいかがでしょうか。

【高齢者】8月がテーマの俳句。有名な句をご紹介(1〜10)

寺入りの 子の名書きたる 西瓜かな桜井梅室

寺入りの 子の名書きたる 西瓜かな桜井梅室

この一句は、子どもが寺子屋へ通い始めるいわば学びの門出を詠んでいます。

「寺入りの子」とあることで、その日が特別であることがわかりますね。

名を記した西瓜は、手土産か、あるいは通う証として持たせたのかもしれません。

子ども自身の名前が書かれた西瓜を抱える姿は、どこか誇らしくも可愛らしく、家族の期待と少しの緊張がにじみます。

夏の暑さとスイカの涼しさが絶妙な対比をなしており、昔の暮らしの中の一瞬が伝わってくるようです。

素朴な風習の中に、学びをはじまりを記す一句です。

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    送り火や 顔覗きあふ 川むかひ炭太祇

    送り火や 顔覗きあふ 川むかひ炭太祇

    8月の終わりを告げる「送り火」は、お盆の風習として多くの人に親しまれています。

    この句では、川を挟んで送り火を見つめあう人々の姿を描き、穏やかな交流と別れの情景を映し出します。

    「送り火」という季語が持つ郷愁と、向かい合う表情の温かさが、高齢者の方の記憶や思い出にそっと寄り添う一句です。

    世代をこえて受け継がれる夏の風習と、人と人との静かな絆。

    年齢を重ねた今だからこそ、深く味わえる風情があります。

    8月の夕暮れに、ふと心を静めて読みたい句です。

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      てのひらを かへさばすすむ 踊かな阿波野青畝

      てのひらを かへさばすすむ 踊かな阿波野青畝

      阿波野青畝が描いたのは、夏の夜に響く盆踊りの一場面。

      手のひらを返す、そのわずかな動きが踊りの流れを生み出し、人の輪がゆっくりと進んでいきます。

      大きな動きではなく、あくまで一つの所作に焦点を当てていることで、踊りの中にある静かな美しさが際立ちます。

      音頭や太鼓の音に導かれながら、踊り手たちはそれを迎え、見えないものとともにある時間を過ごします。

      その祈りにも似た雰囲気が、句の中からふわりと立ちのぼります。

      にぎわいの中にある、しんとした気配が心に残る一句です。

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        【高齢者】8月がテーマの俳句。有名な句をご紹介(11〜20)

        松葉牡丹 玄関勉強 腹這いに中村草田男

        松葉牡丹 玄関勉強 腹這いに中村草田男

        冷房設備がない時代の、夏の見慣れた光景を詠った一句です。

        おそらく開けっぱなしで風の入る玄関が一番涼しく、より暑さを凌ぐため板張りの床に腹這いになっているのでしょう。

        松葉牡丹は夏から秋にかけて咲く、非常に暑さに強い花です。

        茹る暑さの中で勉強する子供と意気揚々と咲く松葉牡丹、どちらからも夏の暑さが伝わってきますね。

        私も子供のころ、冷たさを求めて転々と床を転がった記憶があります。

        今では普通となりましたが、エアコンには感謝しなければいけませんね。

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          空蝉の ふんばつて居て 壊はれけり前田普羅

          空蝉の ふんばつて居て 壊はれけり前田普羅

          夏によく見かけるセミの抜け殻をテーマにした俳句です。

          羽化のためしっかりしがみついている姿、そしてそれが何かしらのタイミングについに壊れてしまった様子を表していますね。

          私も夏になると子供が喜ぶので抜け殻をよく探すのですが、意外にしっかり引っかかっていて、取れない場所にある抜け殻も長い間そこにあります。

          手にしてみると少し力を入れただけで壊れるのに、不思議ですよね。

          空蝉は生きている人を指す言葉でもあるため、そう考えると別の意味もあるのかな?

          と感じてしまいます。

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            旅なれば この炎天も 歩くなり星野立子

            旅なれば この炎天も 歩くなり星野立子

            炎天とは、暑さや太陽の日差しが厳しい夏の空のことですね。

            日常会話の中で炎天下という言葉を使う方も多いでしょう。

            この俳句は、そんな中であってもせっかくの旅なのだから、歩いていきましょうという内容です。

            現在の暑さは無理をすると人を死に至らしめる可能性があるのでオススメしませんが、実際に歩かなくても、旅を楽しもうという前向きな気持ちは大事だと思います。

            身の安全を確保しながら、思い出に残る工夫ができると良いですよね!

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              閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声松尾芭蕉

              閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声松尾芭蕉

              松尾芭蕉が奥の細道の道中で詠んだ、俳句の一つです。

              有名な俳句なので、高齢者の方も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

              夏の蝉の声が聞こえていても、その蝉の声も気づかない静寂の中にいる様子が伝わってきますね。

              夏の様子と、自分の心中を表現しているともいえるこの俳句ですが、高齢者の方も自分が感じていることや、思っていることを俳句にしてみましょう。

              俳句を通して、高齢者の方の意外な一面や知らなかったことがわかるかもしれませんね。

              新しい高齢者の方の情報は、会話の切り口にもなりますよ。

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