【クラシックピアノ名曲】涙なしでは聴けない感動する曲を厳選
美しいメロディやハーモニーに心が震えた、そんな音楽経験をしたことはありますか?
本記事では、耳にするだけでうるっとしてしまう、そして自身で演奏することでよりその感動が深まる、クラシックピアノの名曲をご紹介します。
当然のことながら、ピアノのために作られた作品には歌詞がありません。
しかし、作曲家の思いや願いは一つひとつの音に確かに込められており、曲の背景や作曲家の生涯について知ることで、より深みのある演奏に仕上がります。
演奏に挑戦される際は、今回各曲の解説内でご紹介しているエピソードも含め、ぜひ作曲家や曲についての理解を深めてから練習に取り組んでみてくださいね。
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【クラシックピアノ名曲】涙なしでは聴けない感動する曲を厳選(1〜10)
愛の夢 第3番Franz Liszt

ロマン派を代表する作曲家フランツ・リストの名曲は、もともと歌曲として作曲され、のちにピアノ独奏版に編曲されました。
美しい旋律と豊かな感情表現が特徴的な本作。
愛することの大切さや、はかなさを描いた詩の世界観が、リストの繊細な音楽性によって見事に表現されています。
1850年に完成したこの曲は、リストの個人的な恋愛経験が反映されているとも言われ、聴く人の心に深く響きます。
ゆったりとした夜に、美しいメロディーを味わいながら演奏するのにぴったりの1曲です。
ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」第2楽章Ludwig van Beethoven

ドイツ古典派を代表する作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが生み出したピアノソナタの中でも、『月光』や『熱情』と並び称されるのがこの『悲愴』。
1798年から1799年にかけて作曲されたといわれており、発表当時から高い評価を得て、ベートーヴェンが作曲家としての地位を固めるきっかけとなった出世作でもあしります。
特に「第2楽章」は、テレビやCMなどでもアレンジを変えてBGMとしても頻繁に起用されており、広く親しまれています。
穏やかでいてどこか切ない響きや、メインのテーマからがらりと雰囲気を変える中盤の展開が非常に美しい作品です。
ヴォカリーズ Op.34-14Sergei Rachmaninov

ロシアを代表する偉大な作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。
彼の作品のなかでも特にオススメしたいのが、こちらの『ヴォカリーズ Op.34-14』。
本作のタイトルでもあるヴォカリーズというのは、母音のみで歌う唱法のことです。
胸が締め付けられるような哀愁のただようメロディーはピアノ作品としても非常に魅力的です。
深い悲しみや哀愁といったテーマ性が好きな方にとっては、ツボに入る作品と言えるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
【クラシックピアノ名曲】涙なしでは聴けない感動する曲を厳選(11〜20)
幻想的小品集 Op.3 第2曲 前奏曲「鐘」Sergei Rachmaninov

フィギュアスケーターの浅田真央さんが2009年から2010年のシーズンのフリープログラムで使用したことでクラシックファン以外にも広く知られることとなった、セルゲイ・ラフマニノフの名曲『幻想的小品集 Op.3 第2曲 前奏曲「鐘」』。
少ない音数で深い悲しみや苦しみを表す美しいメロディに、心を奪われた方も多いのではないでしょうか?
深い闇に包まれた冒頭部分と短調でありながらも躍動感のある中間部分の対比も、ドラマティックな印象を作り出す要素の一つ。
ただ強弱をつけるだけでなく、音色に感情を乗せるイメージを強く持ちながら深みのある演奏に仕上げたいですね。
夢想Claude Debussy

機能和声にとらわれることのない自由な和声法を代表するように、型破りな作曲で現代音楽に多大な影響をもたらしたフランスの作曲家、クロード・ドビュッシー。
美しい旋律の作品が多い彼ですが、その中でも特にオススメしたいのがこちらの『夢想』。
本作は経済的な苦境から必要に迫られて書いた曲なのですが、それらを感じさせない美しい旋律が特徴です。
晩年、ドビュッシーはこの作品に厳しい評価を下していましたが、それでもなお、多くの聴衆に愛されています。
「四季」-12の性格的描写 Op.37a 10月「秋の歌」Pyotr Tchaikovsky

近代音楽を代表する偉大な作曲家、ピョートル・チャイコフスキー。
多くの名作を作り出してきた彼ですが、その中でも特にオススメしたいのが、こちらの『「四季」-12の性格的描写 Op.37a 10月「秋の歌」』。
名作『四季』の秋を描いた作品なのですが、秋の物悲しさや哀愁を見事に表現しています。
決して暗いだけのメロディーではなく、あくまでもはかなさや憐れみに焦点を合わせた旋律が特徴ですね。
ぜひチェックしてみてください。
幻想的小品集 Op.3 第1曲 悲歌(エレジー)Sergei Rachmaninov

天才ピアニスト、作曲家として多くの名作をこの世に生み出してきたセルゲイ・ラフマニノフ。
悲壮感のただよう旋律は特に高い評価を集めていますね。
そんなラフマニノフの作品のなかでも特に涙を誘う作品として知られているのが、こちらの『幻想的小品集 Op.3 第1曲 悲歌(エレジー)』。
若かりし頃に作られた作品で、哀愁のただよう感情的な旋律が特徴です。
弾き手によって聴こえ方が特に変わりやすい作品なので、ぜひさまざまなピアニストによる演奏を聴き比べてみてください。





