【クラシックピアノ名曲】涙なしでは聴けない感動する曲を厳選
美しいメロディやハーモニーに心が震えた、そんな音楽経験をしたことはありますか?
本記事では、耳にするだけでうるっとしてしまう、そして自身で演奏することでよりその感動が深まる、クラシックピアノの名曲をご紹介します。
当然のことながら、ピアノのために作られた作品には歌詞がありません。
しかし、作曲家の思いや願いは一つひとつの音に確かに込められており、曲の背景や作曲家の生涯について知ることで、より深みのある演奏に仕上がります。
演奏に挑戦される際は、今回各曲の解説内でご紹介しているエピソードも含め、ぜひ作曲家や曲についての理解を深めてから練習に取り組んでみてくださいね。
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【クラシックピアノ名曲】涙なしでは聴けない感動する曲を厳選(1〜20)
歌曲集「3つのメロディ」Op.7 第1曲「夢のあとに」Gabriel Fauré

幻想的な作品を得意とするフランスの偉大な作曲家、ガブリエル・フォーレ。
彼の作品のなかでも、特に感動できるクラシックピアノとしてオススメしたいのが、こちらの『歌曲集「3つのメロディ」Op.7 第1曲「夢のあとに」』。
チェロの独奏としても演奏されることが多い本作ですが、ピアノ作品としても哀愁のただよう深みのある魅力を持っています。
それぞれに良さがあるので、歌曲、チェロ独奏、ピアノ独奏の3つを聴き比べてみてください。
メロディOp.4-2NEW!Fanny Mendelssohn

まるで歌曲のように歌う旋律が印象的な、嬰ハ短調の小品です。
この楽曲は、兄フェリックスとは異なる独自のピアノ様式を模索していたファニー・メンデルスゾーンのピアノ曲集『6 Melodies Op.4』に収録されています。
繊細な旋律に重なる濃密な和声は、ファニー・メンデルスゾーンならではの表現力。
感情の機微をただように描き出しており、少しでも表現を誤ると曲の持つ内省的な魅力が損なわれかねません。
1846年に自らの名で作品を出版したファニー・メンデルスゾーンの、静かながらも確固たる意志を感じさせます。
悲しみに深く沈みたい夜、一人でじっくりと味わいたい方にこそ聴いてほしいものです。
本作を弾く際は、旋律をどう歌わせるかが最大のカギとなるでしょう。
ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家フレデリック・ショパン。
彼が20歳の頃に作曲したこの楽曲は、姉ルドヴィカへの贈り物として書かれました。
情熱的でありながら哀愁を帯びたメロディーが特徴的で、聴く者の心を瞬時に掴みます。
右手の繊細な旋律と左手のアルペジオが織りなす幻想的な世界は、まるで作曲家の未来を思い描くかのよう。
ナチスの収容所で命を救われたピアニストや、第二次世界大戦中のポーランド放送最後の生演奏など、歴史的エピソードも豊富。
感動的な音楽体験を求める方におすすめの一曲です。
ヴォカリーズ Op.34-14Sergei Rachmaninov

ロシアを代表する偉大な作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。
彼の作品のなかでも特にオススメしたいのが、こちらの『ヴォカリーズ Op.34-14』。
本作のタイトルでもあるヴォカリーズというのは、母音のみで歌う唱法のことです。
胸が締め付けられるような哀愁のただようメロディーはピアノ作品としても非常に魅力的です。
深い悲しみや哀愁といったテーマ性が好きな方にとっては、ツボに入る作品と言えるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
亡き女王のためのパヴァーヌMaurice Ravel

ピアノ作品の名作を聞かれると、多くの方は『亡き女王のためのパヴァーヌ』をイメージするのではないでしょうか?
本作は前衛的な音楽性で現代音楽に多大な影響をもたらした作曲家、モーリス・ラヴェルの名作です。
モーリス・ラヴェルは生前、この楽曲に対する評価を明言してこなかったのですが、晩年になってからはこの楽曲に対する特別な思いを述べています。
そういった背景を知ることで、より一層感動できるので、ぜひチェックしてみてください。