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【クラシックピアノ名曲】涙なしでは聴けない感動する曲を厳選

美しいメロディやハーモニーに心が震えた、そんな音楽経験をしたことはありますか?

本記事では、耳にするだけでうるっとしてしまう、そして自身で演奏することでよりその感動が深まる、クラシックピアノの名曲をご紹介します。

当然のことながら、ピアノのために作られた作品には歌詞がありません。

しかし、作曲家の思いや願いは一つひとつの音に確かに込められており、曲の背景や作曲家の生涯について知ることで、より深みのある演奏に仕上がります。

演奏に挑戦される際は、今回各曲の解説内でご紹介しているエピソードも含め、ぜひ作曲家や曲についての理解を深めてから練習に取り組んでみてくださいね。

【クラシックピアノ名曲】涙なしでは聴けない感動する曲を厳選(21〜30)

愛の悲しみKreisler=Rachmaninov

愛の悲しみ(クライスラー/ラフマニノフ編曲)Kreisler/Rachmaninoff – Liebesleid (Love’s Sorrow) – pianomaedaful
愛の悲しみKreisler=Rachmaninov

フリッツ・クライスラーの名作『愛の悲しみ』。

本作はヴァイオリンとピアノのための楽曲で、『愛の喜び』という作品と対をなす存在として作曲されました。

ピアノ独奏にしろ、ヴァイオリン独奏にしろ、難易度の高い作品というわけではありませんが、高い演奏効果をほこることで知られており、多くの演奏家によって、現在でも頻繁に演奏されています。

本作と『愛の喜び』『美しきロスマリン』は3部作ですので、合わせて聴いてみてください。

夜の海辺にてHeino Kasuki

ひんやりとしたピアノの音色で、夏の暑さを忘れてみませんか。

フィンランドの作曲家ヘイノ・カスキが手掛けた美しい小品です。

ピアノの一音一音がまるで夜の海辺にきらめく光の粒のように感じられ、北欧の静謐な自然へと心を誘うことでしょう。

穏やかで幻想的な旋律は、聴く人を優しく包み込むようで、内省的な気分にさせてくれます。

ピアニストの舘野泉が演奏し、1999年4月に録音されたアルバム『Kaski: Night By the Sea』に収録されたことで、この楽曲の魅力は広く知られるようになりました。

暑さでお疲れ気味の心にそっと寄り添い、涼やかな気分に浸りたい方に、ぜひおすすめしたい作品です。

ラ・カンパネラFranz Liszt

長富彩 / ラ・カンパネラ ~パガニーニによる大練習曲 第3番
ラ・カンパネラFranz Liszt

鐘の音を模した繊細な旋律が印象的で、高音域での跳躍や装飾音が美しく響き渡ります。

1851年に改訂されたピアノ曲は、ロマン派音楽の真髄を感じさせる情熱的な表現力と、技巧的な演奏が特徴です。

フランツ・リストは、1831年にパガニーニの演奏に感銘を受け、ヴァイオリン協奏曲の主題をピアノ用に編曲。

映画やテレビ番組のBGMとしても度々使用され、多くの人々の心を魅了してきました。

本作は、静かな環境で集中して勉強したい方にオススメです。

鐘の音のような透明感のある音色は、心を落ち着かせながらも適度な緊張感を保ってくれるでしょう。

おわりに

今回は、聴いて感動、弾いて感動のクラシックピアノの名曲をご紹介しました!

感動的と一口に言っても、「切ないメロディにグッとくる」「劇的な展開に圧倒される」など、感動するポイントはさまざま。

ぜひ自分の心をつかんで離さない魅力的な1曲を見つけて、演奏を楽しんでみてくださいね。